オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

田舎なればこそ!

2020-02-20 | 弁当

2/20(木) 今宵も酒を飲み、愉しい歓談の時を過ごした。ひと休みして風呂に浸かり、CDを聴きながらBLOGを記す時間となった。

CDは同じものをここ二週間も聴き、そして眠る。懐かしい歌い手が、懐かしの歌を唄う。冒頭の曲は菅原洋一の「今日でお別れ」、西田佐知子の「女の意地」につづく。今流れているのは日野てる子の唄う「夏の日の想い出」・・・。

かくも、のんびりとした時を過ごす日々である。漸く酔いが覚めてきたようだ。

朝の日常を済ませてから、昼前に安芸市まで買い物に出ようと老に言った直後、従姉のサッチャンからの電話。何かと思いきや、従弟のISAOが飲みたいと言っているがいいか?とのこと。否応はないさと応える。更に、従兄が大根を引けと言っているとのこと。

冬大根も収穫期を過ぎようとしている。全部抜いて切干にしろと云うことらしいが、そんなには要らない。始末に困るので、従兄の畑から六本ばかり抜いてきた。

買い物に出るのを遅らせて、先ずは大根の始末と切干用に大根を切ったが、どの程度に切ればいいか?。適当に切り、箙(エビラ)に広げた。上手く出来るかは神のみぞしるだ!。

               

そんなことをしているうち、ISAOが猪鍋用の一式、猪肉に豆腐・ネギ・蒟蒻を持ってきた。ISAOは猪の罠猟をしており、猪肉を地場産店に出している。持参した猪肉をスキ焼にしてくれとのこと。

そんな一幕があってから買い物に出掛けた。すっかり遅くなってしまったが。先ずは、安芸市の地場産店にて野菜(ニラ葉・チンゲン菜・漬物)を買い、スーパーにて肉類を。そこから何時もの寺尾鮮魚店で、今夜のために刺身とウルメイワシを仕込んだ次第。

帰宅してから早速に夕餉の準備に入った。大根のオデン煮、ウルメイワシの酢締め、鮎の甘露煮。メインの猪肉のスキ焼を仕込んだ。

すっかり準備を整え、ISAO夫妻を待つが遅い!。老と先に始めようと、今日買ってきたウイスキーをソーダ割にしてやり始めたのである。

テーブルの上に前記に加えて白菜の甘酢漬け、鯵の南蛮漬けも並べて待った。

                 

やがてISAO夫妻が来て、従姉も姿を見せて賑やかに食事となった。ビールに燗酒と進み、猪猟のことなど訊くと、今年は13頭とのこと。数年前には36頭も獲ったことがあるが、最近は猪が減っているとか。

車の運転手役となるISAOの奥さんには、炊き立ての「ウニ飯」を出した。札幌のTAKASHIMA女史から先日届いたウニ飯の素で炊いた代物だ。

ほろ酔いのISAOから本業の茄子の値段や、鹿の捕獲など聞いているうちに、昨年の今時分に来高して罠猟に同行したTUGAWAさんの話になり、電話をした。早くおいでよと!。

 

こんな夜を過ごせるのも田舎なればこそである。長い間留守にしていた郷里であるが、従兄・従姉・従弟や妹夫妻があればこそ、こうした時が過ごせる。感謝するしかない。

切干大根を干しに出た庭先の池に、アヤメが一輪咲いている。一月に咲いた一輪のアヤメが枯れ、その後に咲いた一輪が紫の花弁が綺麗だ。母が好きだったアヤメの花だ。

                 

冬の庭に咲き続けるのは母の魂魄か。思いを残して至らぬ息子を見守りつづけようとしているのか。嬉しい限り。今夜も貴女が大好きだった兄の息子が来てくれたよ・・・。

 

 

 

 

 

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