2/16(日) 昨夜から降り出したであろう雨が、今朝も降りつづいていた。そして、その雨は一日中降りつづき、午後には風も強くなった。
そんな一日の夕、室戸まで出掛ける用があった。室戸港の直ぐ上で化粧品など扱う店を親の代からやっているYAGI先輩が市の市民賞を受賞し、そのお祝い会に出席するため。
五時、妹と出掛けた。行は私が運転をし、帰りは妹の運転である。妹を同伴するのは、お酒を飲んだあとの運転手としてだけではない。YAGIさん一家とは、親同士が親友で親戚同様の付き合いであった。そんな関係から妹も一緒に行くことになった次第。
室戸市の老舗料亭「花月」がお祝い会の会場。室戸も他の地方都市と同様に昔の面影はないが、それでも老舗の料亭が残っている。
料亭の二階、大広間に大勢祝い客が集まつていた、。座敷のテーブルには室戸らしく大鯛の生け作りや、大金目の煮付け、握り寿司やクジラの煮物、大ぶりに切ったカツオ叩きなどが並んで豪勢である。
会の発起人の挨拶で功績の紹介に始まり、市長や商工会長の祝辞、地元選出の県会議員による乾杯の発声とつづき宴となった。
YAGIさんは商工会長や観光協会副会長と長年にわたり市の繁栄に寄与されての受賞。ご両親が存命であればどんなに喜ばれたことであろうか・・・。
YAGIさんは大学では一級上で、学生時代の東京でも行き来をした仲である。ご両親が上京すると、いつもご馳走になっていた。室戸に行けば地元の海産物を馳走になりと、感謝するばかり。その一人息子のお祝い会、なにがあろうと出席をさせて頂く。
上座の諸兄に酒を注いで挨拶をし、改めて伺う旨を伝えて、ちょっと早めに失礼をさせて頂いた。祝宴は佳境に向かっていた。