これまで山歩きをしていて、周辺でもひときわ高い山の尾根沿いや分水嶺が県境だったりすることがたびたびありました。
それはおそらくむか〜しは目に見える自然のさまを利用するほうが、人々がいろいろな意味での利便性を図るのに一番都合が良かったからなのでしょう。
ある地域と隣り合う地域を線引きするということは、むかしから決していい加減には出来なかったわけでして、全てに意味があるはずっ。
そんな例を先日の宇田川散歩から取り上げてみたいと思います。
こちらは昭和16年の渋谷区地図ですが、よく見ると、、👀
それぞれ町の境が破線で示されていますが、赤矢印の3箇所がなんだかおかしなカタチで線引きされていますよね。
そして、お次はもうひと昔前で大正末期の古地図からその場所を見てみると、この3箇所はピッタリ宇田川源流部に当てはまりそうです。
つまり、これらの境界線は、宇田川の谷頭部分までを町の区分としたからなんですね❗️
川の源は自分らのものだっ👆、、みたいな諍いが、もしやこの不自然な波線の裏には隠されていたりして❗️❓
というわけで、地図に描かれた線って、自然に対するヒトの思惑が面白いほど反映していたりするんですよねー。