4日前に積もった雪が半分ほど消え残っている公園を散歩しました。
ウスバフユシャクをよく見かけるソメイヨシノの木には、その姿がありませんでした。蘖や枯れ枝がきれいに整理され、病害虫防除のための薬散が行われるなど管理のきちんとされた公園ほど生きものの姿は少なくなります。この公園も、最近、きれいに管理されるようになってきたような気がします。
気を取り直して、そばにあるカリンの木を覗くと、3本のうち2本の幹に、ウスバフユシャクの♂がとまっていました。♀は見つかりませんでした。ウスバフユシャクの幼虫は、ソメイヨシノやリンゴなどバラ科植物の葉を食べるので、このカリンで発生したのだと思います。
《カリンの幹にとまっていたウスバフユシャク♂ 2021/12/29》
《カリンの幹にとまっていたウスバフユシャク♂ 2021/12/29》
《カリンの幹にとまっていたウスバフユシャク♂ 2021/12/29》
※ 雪の中、公園で目についた植物などを紹介します。
「葉書の木」、「郵便局」などとも呼ばれることのあるタラヨウは、赤い実を鈴なりにつけていました。
「ジュウガツザクラ」の名札が付けられたサクラは、数輪が寂しげに咲いていました。桜は、やっぱりこれから季節がよくなる春に満開に咲くのが元気をもらえていいのかな…。
マテバシイの根元近くに生えたサルノコシカケ(コフキサルノコシカケ?)には雪が積もっていました。