やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

キアゲハ(吸蜜)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2024-10-11 05:37:02 | 昆虫類

公園の中に点々と咲いているヒガンバナの花で、キアゲハが蜜を吸っていました。ヒガンバナの花は盛りを過ぎかけていたせいなのか?、アゲハやモンキアゲハの吸蜜する姿は見えず、このとき見かけたのはこのキアゲハ1匹だけでした。


《ヒガンバナの花の蜜を吸うキアゲハ 2024/10/05》


《ヒガンバナの花の蜜を吸うキアゲハ 2024/10/05》


《ヒガンバナの花の蜜を吸うキアゲハ 2024/10/05》

ヒガンバナを見ると、いつも疑問に思うことがあります。ヒガンバナは「3倍体」で「種子ができない」と言われているのに、種子で広がるように離れた所に広がっていっているように見えることです。

この疑問は多くの人が持つようで、日本植物生理学会のHP(みんなのひろば/植物Q&A/彼岸花に関する質問)では、次のように回答されていました。
当然球根は自分では移動しません。しかし、受動的に移動することはあるでしょう。例えば、イヌとかカラスがくわえていったとか、ヒトが運んで植えたとか、何かにくっついて他へ移ったとか、水に流されたとかなどなどです。川べり等に生えているヒガンバナは雨で水かさが増え、球根が洗われて、他へ運ばれることは大いにあり得ることです。ヒガンバナは毎年分球して球根が増え、土壌が固かったり、浅いところに球根がある場合などは、地表に球根がせり上がってきます。だから露出した球根は外れ易く、何かの拍子で別の場所へ転がってそこで根ずくと言うことが考えられます。…」
「日本産のヒガンバナは3倍体ですので、種子はできません。まれにできても、発芽力はないようです。私も家の庭にヒガンバナを育てており、毎年花を咲かせますが、果実ができることもあります。しかし、残念ながら種子ができているどうかは確かめてみたことはありません。今度、また果実ができたら調べてみましょう。」

上のような説明では、なかなか納得できません。こんな簡単なことを、植物の研究者たちはどうして実証しないのでしょうか?「種子ができるのか?」「できた種子に発芽能力があるのか?」くらいはすぐに確かめられると思うのですが…。
(日本産か日本産でないのかは、どうして見分けるのでしょうか?発芽能力のある種子ができるヒガンバナは日本産ではないのか?)

コメント
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