アオムシコバチ?に卵を産み付けられたと思われるアゲハの蛹(2024/06/19のこのブログで紹介)のその後について紹介します。
庭に水遣りの際、蛹の様子を見ると、最初は薄緑色だったものが褐色に変色していました。近寄ってみると、穴が開いています。取り外してよく見ると、3箇所に穴が開いていました。アオムシコバチ?が羽化したのだと思います。
『アゲハの蛹寄生蜂としてのアオムシコバチの生態』(高木正見1976)によると、調査例ではアゲハ蛹1頭から、平均156.2頭が羽化したようなので、この蛹からもそうとう数のアオムシコバチ?が羽化したものと思います。
「アオムシコバチの発育零点は12.2°Cで、卵から羽化までに要する有効積算温量は213.7°C日」をもとに、6月17日産卵、平均気温23.2℃(2024年6月の平均気温)として計算すると、
213.7°C日÷(23.2℃ー12.2°C)やく≒19.4日
となり、6月17日の産卵から約20日後の7月7日ころに羽化することになります(6月の平均気温を用いたため、日数が少し長くなったと思います)。
《アオムシコバチ?が羽化していたアゲハの蛹 2024/07/07》
《アオムシコバチ?が羽化していたアゲハの蛹 2024/07/07》
《アオムシコバチ?が羽化していたアゲハの蛹 2024/07/07》
《アオムシコバチ?が羽化していたアゲハの蛹の内部 2024/07/07》
《フェンスの隅で蛹化していたアゲハ(赤丸内はアオムシコバチ?) 2024/06/17》
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