今回からしばらく、今年の2月に見かけた生きものなどを紹介します。
最初は、クリオオアブラムシの越冬卵です。
2月も半ばというのに春のような暖かい晴天の日が続いたので、2時間ほど寺家公園から猿倉山森林公園のあたりで冬の生きものたちを探してきました。
雪の残る狭い谷間の休耕田に植えられたクリの若木の高さ2mほどのところの枝に、黒ゴマのような黒光りするクリオオアブラムシの越冬卵がびっしりと産みつけられていました。
クリオオアブラムシは、クリ、クヌギ、カシ類に集まる大型のアブラムシ。越冬卵が4月下旬~5月上旬にふ化、5月末に成虫になります。以後胎生によって数世代くりかえし、6月下旬には有翅胎生雌虫が現われ、分散します。10月上旬になると無翅の雌虫と有翅の雄虫が現われ、10月末に交尾後幹や枝に多数の卵を産みます。卵は秋には赤褐色をしていますが,越冬後の春には黒くなります。(ウェブサイト『北海道樹木害虫図鑑/半翅目/クリオオアブラムシ』などより)
《クリの高さ2mほどの枝に産みつけられていたクリオオアブラムシの越冬卵 2024/02/14》
《クリの高さ2mほどの枝に産みつけられていたクリオオアブラムシの越冬卵 2024/02/14》
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