池のそばのコナラの幹に、1cmほどの白いものが1個だけついていました。何かな?と近づいてみると、白い綿のようなものを身にまとった生きものです。
よくわからないものなのでパスしようとしたのですが、よく見ると、アリが数匹集まっています。一瞬、シジミチョウの仲間の幼虫だったのか?と思いましたが、違います。とりあえず写真だけ撮って帰宅。
帰宅後、『ポケット図鑑日本の昆虫1400②』の写真ををパラパラ見ていると、似たものがいました。ワタフキカイガラムシ科のオオワラジカイガラムシです。図鑑の説明は簡単なので、ウエブサイトで調べました。
「メスはワラジ型で、褐色だが白粉で覆われている。オスは、赤みを帯びた黒褐色で、黒い翅をもつ。カシ類、シイ類、ケヤキなどにつく。アリ類と共生関係にあり、甘露を出してアリに与えるかわりにテントウムシなどの天敵から身を守ってもらう。」(ウェブサイト『昆虫エクスプローラ/オオワラジカイガラムシ』)
初めて(意識して)見た種です。似た種もあるようなので、(?)です。次は、気をつけて黒い翅のある♂を見つけたいと思います。
《コナラの幹にいたオオワラジカイガラムシ♀ 2024/06/19》
《コナラの幹にいたオオワラジカイガラムシ♀ 2024/06/19》
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