ここ数年(というより、この家に越してきてからずっと)、夜の間に玄関前に落とされる糞に悩まされてきました。
十分に腑には落ちないものの、状況証拠などからアマガエルの仕業ではないかと結論付け、このブログでも紹介してきました。この犯人とされたアマガエルが冤罪であった(と思われること)が、昨晩わかりました。
昨晩(午後10時過ぎ)、玄関の糞を確かめにいくと、いつものように糞が少し落ちていました。見上げると、これまでには気づかなかった何か20cmほどの黒っぽい塊が壁の上のほうに見えます。急いで懐中電灯(とカメラ)を持ってきて確かめると、コウモリでした。それも、少なくとも6頭が身を寄せ合って一塊になっていたのです。糞の主だと思います。
正確なことはわかりませんが、イエコウモリとも呼ばれるアブラコウモリです。休憩場所にしていたのでしょうか?
コウモリが学習してくれるかどうかわかりませんが、二度と来ないように虫取り網で突っついて追い払いました。
《朝になると玄関に落ちている糞 2024/06/12》
《朝になると玄関に落ちている糞 2024/06/12》
《玄関の壁にとまっていたアブラコウモリ?の群れ 20240621》
《玄関の壁にとまっていたアブラコウモリ?の群れ 20240621》
※ 参考までに、過去の「玄関の糞」に関するブログの抄録を再掲します。
『アマガエル(糞)(富山市)』2018/09/06ブログ
「玄関などの壁際に長さ1㎝に満たない黒っぽい糞が落ちていて、「見た目がよくない」と家族から対応を迫られていました。見たところアマガエルの糞のようですが、アマガエルの姿が見当たりません。夜にも何度か探しましたが、糞の落とし主は見つかりませんでした。
ひょっとしてネズミの糞かも?と、粘着式 ネズミ捕りを買ってきて置いてみましたが、かかりませんでした。では、コウモリか?あきらめて、水遣りについでに糞をホースで洗い流していました。
ところが、台風の後始末の掃除をしているとき、壁の水切り金物(赤矢印)の裏側にはいりこんだ落ち葉などをかきだしていると、なんとアマガエルが出てきたのです。水切りの裏側に隠れていたのです。やっと犯人がわかり、ネズミでなくて一安心。アマガエルの糞対策は、餌となる虫が集まらないようにするほかないようです。
ウェブサイトには、同じような悩みの投稿(質問)がいくつもありました。
《壁際に落ちていたアマガエルの糞(赤矢印) 2018/09/05》
《壁の水切り金物(赤矢印)の中に潜んでいたアマガエル 2018/09/05》
『アマガエル(脱糞)(富山市)』2018/09/14
前庭の草むしりをしていて、家族からアマガエルが糞をしているよと教えてられました。アマガエルは、支柱の杭の上に腹ばいとなり、のんびりと大きな糞を出している最中です。写真を撮ろうと近づきすぎたため、用便途中(?)で逃げてしまいました。糞からは、未消化の昆虫の一部分らしきものが突き出していました。
《杭の上で糞をしていたアマガエル 2018/09/13》
※ 『哺乳類のフィールドサイン観察ガイド』には、「アブラコウモリの糞」についての説明がありました。
「昆虫食の生きものには、アブラコウモリと大きさや形の似たフンをするものがいるが、よく見ると、アブラコウモリのフンはねじれがあるので、慣れると見分けることができる。」
※ 追記 2024/07/02
その後、玄関に糞は落ちていません。コウモリたちが、ここを安全な休憩場所ではないと思ってくれたのならいいのですが…。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます