ゴーヤの緑のカーテンの下に、8月ころから小さな糞が落ちてくるようになりましたが、ゴーヤの葉でも食べているんだろうと、そのままにしていました。8月下旬ころからは、その糞の量がたいへん多くなり、ゴーヤの実がところどころ食べられるようになってきました。
収穫したゴーヤの実から見つけた青虫は、縦に二本の白線が入っています。
『イモムシハンドブック』で確かめると、ワタヘリクロノメイガ、昨日成虫を紹介した蛾の幼虫です。別名ウリノメイガとも呼ばれるウリ科植物の害虫で、本州中部以北の分布は毎年の南からの移動拡大によるものとされています。
《ゴーヤの緑のカーテンの下に落ちていた糞 2020/09/04》
《ワタヘリクロノメイガの幼虫に食べられたゴーヤ 2020/09/03》
《ゴーヤを食べていたワタヘリクロノメイガの幼虫 2020/09/03》
《ゴーヤを食べていたワタヘリクロノメイガの幼虫 2020/09/03》
《ゴーヤの表面についていたワタヘリクロノメイガの幼虫 2020/09/03》
※『わくわく昆虫記ー憧れの虫たちー』(丸山宗利著・山口進写真)の虫たち 24/56 アブラゼミ(夏)
「アブラゼミ」の副題は、「色つきの翅がなかなか渋い」です。セミほど子供たちにとって身近な遊び相手となる虫はなく、丸山さんも夏になるとせみ採りをして遊んだ虫。アブラゼミは身近な遊び相手とはいえ、身近すぎてあまりありがたみがなかった。しかし、海外に昆虫調査に出かけるようになると、翅が透明なセミが圧倒的に多く、色つき翅のセミは非常に少ないことを経験。改めて日本のアブラゼミを「なかなか渋くていいセミ」と思うようになったとのことです。
アブラゼミのように、身近で、どこでも見られる虫でも、感銘を受けるのが羽化などの瞬間です。引っ越す前の庭で、午後5時15分ころ、庭のハナミズキの幹をアブラゼミの幼虫が登っているのに気づきました。やがて、2mほどの高さのひこばえの小枝の先で止まり、しばらくして羽化を始め、7時15分ころには、翅が伸びきりましたがまだ真っ白で、これからアブラゼミ特有の色がでてきます。
《羽化場所を探すアブラゼミの幼虫 2011/07/30 富山市》
《羽化し始めたアブラゼミの幼虫 2011/07/30 富山市》
《から抜け出て翅を伸ばし終わったアブラゼミ 2011/07/30 富山市》
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