やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

エゾビタキ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2024-10-16 05:09:37 | 鳥類

ヒガンバナが咲き終わり、キンモクセイの香りが漂うこの時期は、鳥の渡りの季節。この公園でもあちこちで飛び回る鳥の影は見かけますが、素早くて遠いうえに双眼鏡がないので、何なのかよくわかりません。

そんな中、ソメイヨシノの梢近くであまり動かずにとまっている白っぽい鳥がいました。コンデジ手持ち撮影なので遠くの鳥は手振れがひどくて、あまり動かなくてもなかなか撮れません。

カメラの映像を見ると、サメビタキのなかまのようです。私の感じでは、近くを飛び回っているメジロより一回りほど大きく、ツグミほどの大きさに見えていたのですが…。

帰宅後、ウエブサイトなどと写真を比べると、「腹面に暗褐色の縦縞が並んでいる」ので、エゾビタキかなと思います。エゾビタキはスズメくらいの大きさの旅鳥で、春秋の渡りの時期にやってくるよです。


《ソメイヨシノの梢近くにとまっていたエゾビタキ 2024/10/12》


《ソメイヨシノの梢近くにとまっていたエゾビタキ(腹面に暗褐色の縦縞) 2024/10/12》


《ソメイヨシノの梢近くにとまっていたエゾビタキ 2024/10/12》

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オオカマキリ♂(被食)(富山市布市)

2024-10-15 03:55:42 | 昆虫類

朝、北陸自動車道に沿った道を自転車で散歩していると、道路上にカマキリが落ちて(?)いました。この時期、このあたりの路上では、車に轢かれたカマキリをよく見かけるので、このカマキリも車に轢かれたのだろうと思いました。

しかし、近寄ってみると、車に轢かれた様子はなく、生きています。生きてはいますが、昨日投稿した「交尾途中に食べられた♂」のように、頭部から前胸の半分ほどがありません。

周辺を少し探しましたが、カマキリの♀は見当たらず、誰に食べられたのか(または傷つけられた)のかは、わからないままです。


《路上に落ちていた頭部などのないオオカマキリ♂ 2024/10/12》


《路上に落ちていた頭部などのないオオカマキリ♂ 2024/10/12》


《頭部などのないオオカマキリ♂(生きていて、刺激するとまだ動く) 2024/10/12》

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オオカマキリ(交尾)(共食い)(富山市堀)

2024-10-14 06:36:37 | 昆虫類

朝、自転車で散歩していると、大きな民家(農家?)の塀にカマキリがとまっているのが目に入りました。腹部の膨らみが大きいので、産卵前の♀かなと思いました。

写真を撮ろうと自転車を停め、少し大きめの用水をはさんでよく見ると、オオカマキリで、2匹いました。交尾中だったのです。

しかも驚いたことに、♂の頭部と首?(前胸)の3/4ほどがありません。頭と鎌(前脚)がないのです。それでも動いています。交尾中に♀に食べられたのだと思います。交尾中に♂が食べられたのを見たのは、初めてです。


《塀にとまっていた交尾中のオオカマキリ♀♂ 2024/10/06》


《交尾中のオオカマキリ(♂の頭部と前胸の3/4ほどがない) 2024/10/06》


《交尾中のオオカマキリ(♂の頭部と前胸の3/4ほどがない) 2024/10/06》


《交尾中のオオカマキリ(♂の頭部と前胸の3/4ほどがない) 2024/10/06》

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キタキチョウ(睡眠)(富山市)

2024-10-13 05:19:46 | 昆虫類

前日(2024/10/11)の夕方、薄暗くなってきたころ、庭のゲッケイジュの葉裏にじっととまっているキタキチョウに気づきました。翅を閉じ、触覚を翅の間に入れています。

気になって、翌日の早朝に確かめると、同じ場所に同じ姿勢でとまっていました。眠っていたのだと思います。日が昇って暖かくなると、飛んでいきました。


《ゲッケイジュの葉裏で眠っていたキタキチョウ 2024/10/12 5:52》


《ゲッケイジュの葉裏で眠っていたキタキチョウ 2024/10/12 5:57》

ウェブサイト『大阪市とその周辺の蝶、大阪の蝶/蝶の生態用語解説図鑑』に、チョウの睡眠について解説がありました。
「蝶も夜は活動を止め、静止して過ごします。これを睡眠と呼びます。しかしながら、人でさえ睡眠の生理的意味がまだ完全には分かっていないのですから、蝶の睡眠が生理的にどのような意味を持つかはまだ分かっていないのではないでしょうか。睡眠の場所も葉先であったり草むらの中であったり、必ずしも決まっていないように思います。」

 

※ 市立図書館から10月12日(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています。借りた本を返却期限内に読み切れるのかどうか…)
   1 『ただいまを生きるー禅の生き方ー』(水上勉・著)
   2 『30日de源氏物語』(三宅香帆・著)
   3 『完本 神坐す山の物語』(浅田次郎・著)
   4 『ミチクサ先生(上)』(伊集院静・著)
   5 『犬婿入り』(多和田葉子・著)
   6 『刑務所なう。ーホリエモン獄中日記195日ー』(堀江貴文・著)

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アオマツムシ(産卵痕)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2024-10-12 05:00:57 | 昆虫類

我が家の庭の木から、アオマツムシの産卵痕が見つからないので、この夏(2024/08/11)に幼虫を見つけていたアカメガシワの木で探しました。

穴は確認できませんでしたが、4~5か所で樹液が垂れていました。アオマツムシは4方向へ浅く卵を産むらしいようで、四方向に広がった古い産卵痕のようなものもありました。(ウェブサイト『街の木コレクション/アオマツムシの産卵痕4年』参照)

樹液が乾いてから、その後の経過を見ていきたいと思います。

アカメガシワの木を揺すると、アオマツムシの♀が1匹落ちてきました。用の終わった♂は、もう死んでしまったのかも知れません。


《樹液が垂れているアオマツムシの産卵痕 2024/10/05》


《樹液が垂れているアオマツムシの産卵痕 2024/10/05》


《樹液が垂れているアオマツムシの産卵痕(黄枠内は古い産卵痕?) 2024/10/05》


《枝を揺すると落ちてきたアオマツムシ♀ 2024/10/05》

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キアゲハ(吸蜜)(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2024-10-11 05:37:02 | 昆虫類

公園の中に点々と咲いているヒガンバナの花で、キアゲハが蜜を吸っていました。ヒガンバナの花は盛りを過ぎかけていたせいなのか?、アゲハやモンキアゲハの吸蜜する姿は見えず、このとき見かけたのはこのキアゲハ1匹だけでした。


《ヒガンバナの花の蜜を吸うキアゲハ 2024/10/05》


《ヒガンバナの花の蜜を吸うキアゲハ 2024/10/05》


《ヒガンバナの花の蜜を吸うキアゲハ 2024/10/05》

ヒガンバナを見ると、いつも疑問に思うことがあります。ヒガンバナは「3倍体」で「種子ができない」と言われているのに、種子で広がるように離れた所に広がっていっているように見えることです。

この疑問は多くの人が持つようで、日本植物生理学会のHP(みんなのひろば/植物Q&A/彼岸花に関する質問)では、次のように回答されていました。
当然球根は自分では移動しません。しかし、受動的に移動することはあるでしょう。例えば、イヌとかカラスがくわえていったとか、ヒトが運んで植えたとか、何かにくっついて他へ移ったとか、水に流されたとかなどなどです。川べり等に生えているヒガンバナは雨で水かさが増え、球根が洗われて、他へ運ばれることは大いにあり得ることです。ヒガンバナは毎年分球して球根が増え、土壌が固かったり、浅いところに球根がある場合などは、地表に球根がせり上がってきます。だから露出した球根は外れ易く、何かの拍子で別の場所へ転がってそこで根ずくと言うことが考えられます。…」
「日本産のヒガンバナは3倍体ですので、種子はできません。まれにできても、発芽力はないようです。私も家の庭にヒガンバナを育てており、毎年花を咲かせますが、果実ができることもあります。しかし、残念ながら種子ができているどうかは確かめてみたことはありません。今度、また果実ができたら調べてみましょう。」

上のような説明では、なかなか納得できません。こんな簡単なことを、植物の研究者たちはどうして実証しないのでしょうか?「種子ができるのか?」「できた種子に発芽能力があるのか?」くらいはすぐに確かめられると思うのですが…。
(日本産か日本産でないのかは、どうして見分けるのでしょうか?発芽能力のある種子ができるヒガンバナは日本産ではないのか?)

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チュウゴクアミガサハゴロモ(富山市)

2024-10-10 05:24:15 | 昆虫類

早朝に収穫できるオクラの実を探していると、葉の裏に黒っぽいものがとまっているのに気づきました。明るくなってから見直すと、はじめは蛾かなと思っていましたが、ハゴロモの仲間です。

アミガサハゴロモかなと思いましたが、前翅縁の白色紋の形が「低い山型」で「四角っぽい」アミガサハゴロモとは少し違うようで、2018年頃から日本国内でも見られるようになったという外来のハゴロモ、チュウゴクアミガサハゴロモのようです。

このところ、この「チュウゴクアミガサハゴロモ」をはじめ、「シタベニハゴロモ」や「キマダラカメムシ」「マツヘリカメムシ」など新たな外来種の昆虫が増えたような気がします。やはり気候が温暖化したことと関係があるのでしょうか?


《オクラの葉裏にとまっていたチュウゴクアミガサハゴロモ 2024/10/09》


《オクラの葉裏にとまっていたチュウゴクアミガサハゴロモ 2024/10/09》


《オクラの葉裏にとまっていたチュウゴクアミガサハゴロモ 2024/10/09》

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オオタバコガ?(幼虫)(富山市)

2024-10-09 06:36:00 | 昆虫類

苗を買ってきてプランターに植えたサンチュ(リーフレタスの仲間)を、イモムシが食べていました。

「レタス」「食害する青虫」で検索して出てきた写真と照合すると、オオタバコガの幼虫があてはまるようですが、どうでしょうか?


《サンチュの葉を食べるオオタバコガ?の幼虫 2024/10/06》


《サンチュの葉を食べるオオタバコガ?の幼虫 2024/10/06》


《サンチュの葉を食べるオオタバコガ?の幼虫 2024/10/06》

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エリマキツチグリ?(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2024-10-08 04:52:29 | キノコ

落ち葉の積もった地面に、小さなキノコがいくつか出ていました。以前に見たことがあるヒナツチガキに似ていますが、少し違います。

帰宅後、『カラー版きのこ図鑑』の写真と比べていくと、「外皮の内側がエリマキ状に残」っているように見え、エリマキツチグリとそっくりです。でも、エリマキツチグリの「幼菌は頂部が嘴状に突出したクワイ形」と説明されていますが、突出がほとんどないなど、はっきりエリマキツチグリだろうとも言い切れません。

見た目が似たキノコとしてヤブレツチガキ(ヤブレツチグリ)などもあるようなので、エリマキツチグリです(また、エリマキツチグリは系統の異なる9種に分かれていることが明らかになっているようです)。


《落ち葉の積もった地面に経ていたエリマキツチグリ? 2024/10/05》


《落ち葉の積もった地面に経ていたエリマキツチグリ? 2024/10/05》


《落ち葉の積もった地面に経ていたエリマキツチグリ? 2024/10/05》


《エリマキツチグリ?の幼菌(頂部は嘴状に突出していない) 2024/10/05》

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テングイラガ?(幼虫)(富山市)

2024-10-07 04:46:45 | 昆虫類

庭のジューンベリーの葉が何ものかに食べられていました。食痕のある葉の裏を見ると、テングイラガ?の幼虫がついていました。

これまでテングイラガとされてきたものの中に「キマダラテングイラガ」と「ウスイロテングイラガ」が混在していることがわかり、これまでのテングイラガは「クロフテングイラガ」に改称されたそうですが、こうなると私にはお手上げです。


《ジューンベリーの葉を食べていたテングイラガの幼虫 2024/09/29》


《ジューンベリーの葉を食べていたテングイラガの幼虫 2024/09/29》


《ジューンベリーの葉を食べていたテングイラガの幼虫 2024/09/29》

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マダラスズ♀(富山市)

2024-10-05 18:41:31 | 昆虫類

庭の除草をしていると、小さなコオロギが出てきました。ちょっと近づくと、すぐにジャンプして逃げます。

後脚腿節の黒褐色の帯が目立つので、マダラスズ(ヒバリモドキ科)だと思います。

マダラスズは、昼も夜も、「ジージー」と短く区切って鳴きます。


《マダラスズ♀ 2024/09/30》


《マダラスズ♀ 2024/09/30》


《マダラスズ♀ 2024/09/30》

 

※ 市立図書館から10月5日(土曜日)に借り出してきた本です(妻の借りた本が含まれています。借りた本を返却期限内に読み切れるのかどうか…)
   1 『わたしのスズメ研究』(佐野昌男・著)
   2 『タマムシの翅はなぜ輝いているのかー自然への感性を育む生物学!ー』(針山孝彦・著)
   3 『生きのびるヒント』(鴻上尚史・著)
   4 『「般若心経」を読む』(水上勉・著)
   5 『風の中に立てー伊集院静のことばー』(伊集院静・著)
   6 『もう一度、歩きだすために(大人の流儀11)』(伊集院静・著)
   7 『朝星夜星』(朝井まかて・著)

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ハリカメムシ(幼虫)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2024-10-05 03:46:42 | 昆虫類

ヨウシュヤマゴボウの葉に、カメムシの幼虫がとまっていました。触角の2か所が軍配のように扁平になっています。

「カメムシ幼虫」「触角」「扁平」で検索して、ハリカメムシの幼虫であることがわかりました。よく見ると、下(上)の写真の右下隅に成虫?が写っていました(黄丸内)。


《ヨウシュヤマゴボウの葉にとまるハリカメムシの幼虫(赤丸内) 2024/0913》


《ヨウシュヤマゴボウの葉にとまるハリカメムシの幼虫 2024/0913》

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オオアヤシャク(猿倉山森林公園/富山市[大沢野町]舟倉)

2024-10-04 03:15:24 | 昆虫類

キャンプ場炊事棟の梁に、見覚えのあるシャクガがとまっていました。写真で確認すると、オオアヤシャクです。

オオアヤシャクの越冬幼虫は冬芽そっくりだそうで、いちど見てみたいと思っています。


《キャンプ場炊事棟の梁にとまっていたオオアヤシャク 2024/09/13》


《キャンプ場炊事棟の梁にとまっていたオオアヤシャク 2024/09/13》

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クビキリギス(富山市小杉)

2024-10-03 05:00:29 | 昆虫類

地鉄上滝線と交差する県道アンダーパス・トンネル入り口付近の壁に、茶色の頭の尖ったキリギリスの仲間がとまっていました。頭頂が尖り、大あごが朱赤色をしており、クビキリギスです。

クビキリギスの体色は緑色、褐色、赤色とさまざま。成虫で越冬し、春先から「ジーーー」と鳴きます(『ポケット図鑑日本の昆虫1400②』参照)。

このアンダーパスでは、これまでにも何度かクビキリギスを見かけています。


《トンネル入り口付近の壁にとまっていたクビキリギス 2024/09/28》


《トンネル入り口付近の壁にとまっていたクビキリギス 2024/09/28》


《クビキリギス(頭頂が尖り、大あごが朱赤色) 2024/09/28》


《トンネル入り口付近の壁にとまっていたクビキリギス 2024/09/28》

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ナカグロクチバ(富山市布市)

2024-10-02 05:05:45 | 昆虫類

北陸自動車道と交差する道路のトンネルの壁に、ナカグロクチバがとまっていました。

ナカグロクチバは、黒褐色でと白色の直線的な模様が特徴のクチバの仲間(ヤガ科シタバガ亜科)で、夏から秋にかけて発生します。

南方系の蛾で、分布を北に広げているようです。


《トンネルの壁にとまっていたナカグロクチバ 2024/09/28》


《トンネルの壁にとまっていたナカグロクチバ 2024/09/28》


《トンネルの壁にとまっていたナカグロクチバ 2024/09/28》

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