ブラームス
ピアノ協奏曲第2番
ピアノ…ギレリス
指揮…ヨッフム
演奏…ベルリンフィル
好み度…5(5点満点)
およそ普通の「ピアノ協奏曲」という響きから連想される華麗軽やかなものではない。
第1楽章なんてシンフォニーだってこれくらい重厚な演奏はなかなかないのではなかろうか、と思うほどの力漲る緊張感と重みに満ちている。
ギレリスの力強い打鍵が響き、オケもまた力に満ちた重厚な音を奏でる。
ギレリスの力強い打鍵はときに空回りに聞こえるときもあるがこの演奏では気に満ちている。弱音もしかり、第3楽章の零れるような静かな一音一音もしっかり気が乗って美しい(第3楽章ではチェロも美しいがそれにかぶさる木管なんかも美しい)。第1楽章の剛毅な力強さに比べると第2楽章は叙情味を加える。
終楽章はそれまでの楽章に比べると少しさらりと流れる感もあるがこの曲はそんなところがあるように思うし、とにかくこれだけの迫力を感じる演奏はそうはないだろうし、こういう演奏はこの曲ならではの醍醐味ではないだろうか。
これはすごい演奏だと思う。
ピアノ協奏曲第2番
ピアノ…ギレリス
指揮…ヨッフム
演奏…ベルリンフィル
好み度…5(5点満点)
およそ普通の「ピアノ協奏曲」という響きから連想される華麗軽やかなものではない。
第1楽章なんてシンフォニーだってこれくらい重厚な演奏はなかなかないのではなかろうか、と思うほどの力漲る緊張感と重みに満ちている。
ギレリスの力強い打鍵が響き、オケもまた力に満ちた重厚な音を奏でる。
ギレリスの力強い打鍵はときに空回りに聞こえるときもあるがこの演奏では気に満ちている。弱音もしかり、第3楽章の零れるような静かな一音一音もしっかり気が乗って美しい(第3楽章ではチェロも美しいがそれにかぶさる木管なんかも美しい)。第1楽章の剛毅な力強さに比べると第2楽章は叙情味を加える。
終楽章はそれまでの楽章に比べると少しさらりと流れる感もあるがこの曲はそんなところがあるように思うし、とにかくこれだけの迫力を感じる演奏はそうはないだろうし、こういう演奏はこの曲ならではの醍醐味ではないだろうか。
これはすごい演奏だと思う。