ベートーヴェン
交響曲第9番「合唱」
指揮…ライナー
演奏…シカゴ響&合唱団 他
好み度…4(5点満点)
雄大とかスケール感とかというよりはドライヴ感を感じる。
激しさとも感じるが感情は伴わない激しさと聴こえる。
何か精神的な感銘や柔らかさや深みは感じないが、引き締まった響きは機能的に力強く、叙情的な美しさは排除されているようであるが、ときに無機的で力強い緊張感に支えられた美しさを感じさせる。
シカゴ響の響きは特別な重みは伴わないが確固たるアンサンブルを持って、ショルティの頃のようなエンターテイナー的な華麗さというよりはひたむきな力強さを感じるようである。
ティンパニを抑えて入る終楽章は特に前半はちょっと爆発力不足かな、という感もあるが、声楽が加わって独唱もいい感じだし合唱は包まれるような広がりを感じさせて力感もあり美しい。合唱はちょっと遠いようで、でもその分なのか、広がりをもって響全体としては力感に不足なく、オケとのからみを聴かせるならこれくらいかな、とも思うし、合唱に頼らないバランスもライナーらしいのかもしれない。
情や感銘はあまり感じられないが、ちょっとアクを感じる表現意欲と、しかし終楽章の広がりをもった美しさはちょっと印象的な、そんな盤のように思う。
交響曲第9番「合唱」
指揮…ライナー
演奏…シカゴ響&合唱団 他
好み度…4(5点満点)
雄大とかスケール感とかというよりはドライヴ感を感じる。
激しさとも感じるが感情は伴わない激しさと聴こえる。
何か精神的な感銘や柔らかさや深みは感じないが、引き締まった響きは機能的に力強く、叙情的な美しさは排除されているようであるが、ときに無機的で力強い緊張感に支えられた美しさを感じさせる。
シカゴ響の響きは特別な重みは伴わないが確固たるアンサンブルを持って、ショルティの頃のようなエンターテイナー的な華麗さというよりはひたむきな力強さを感じるようである。
ティンパニを抑えて入る終楽章は特に前半はちょっと爆発力不足かな、という感もあるが、声楽が加わって独唱もいい感じだし合唱は包まれるような広がりを感じさせて力感もあり美しい。合唱はちょっと遠いようで、でもその分なのか、広がりをもって響全体としては力感に不足なく、オケとのからみを聴かせるならこれくらいかな、とも思うし、合唱に頼らないバランスもライナーらしいのかもしれない。
情や感銘はあまり感じられないが、ちょっとアクを感じる表現意欲と、しかし終楽章の広がりをもった美しさはちょっと印象的な、そんな盤のように思う。
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