ブラームス
交響曲第1番
指揮…ボールト
演奏…BBC響
好み度…4(5点満点)
ライブ盤。録音はまずまず、ロイヤルアルバートホールというホールの特質もあるかもしれないがやや残響は多め。
以前聴いたロンドンフィルとの演奏ががっちり隙のない演奏だった印象と比べると全体的にやや大味な印象を受けるが、かえって野性味だったり勢いを感じさせるところはある。ライブというところもあるかもしれないしBBCというオケの性質もあるかもしれない。
全体的に細かな配慮が効いた感じではないし、第2楽章なんかは深みも情緒も感じられないが、特に両端楽章での豪快な金管はじめ思い切り良く鳴るオケとフィナーレ凱歌の重量感ある力強さなんかはなかなか捨て難い。演奏後の聴衆もかなり盛り上がっている(イギリスあるいはこのホールでの演奏会ではこういう盛り上がり多いかな…)。
ちょっとがさつな感は受けるが重い勢いある雰囲気がなかなか他にありそうでない、それなりの魅力は感じさせる盤。
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