好曲好盤探訪

名曲か、名盤か、というより、個人的好みで好きな曲の好きな演奏との出会いを求めてボチボチと。同じような方の参考になれば

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 コワセヴィッチ/デイヴィス/ロンドン響

2020-04-19 08:09:25 | ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」&第4番
ベートーヴェン 
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 

ピアノ…コワセヴィッチ
指揮…デイヴィス
演奏…ロンドン響
好み度…4(5点満点)
 
ロンドン響は結構好きなオケだがこの盤ではどこかスッキリしない感があり今ひとつ感銘を受けない感を受けるのが第一印象。
ピアノは、ちょっと若さが先走っているようなところが感じられたり、また、優雅な美しさとか、といった感じではないが、力強さを感じさせつつ濁ることなく情感も込めて頑張っているように思う。
悪い盤とは思わないが、皇帝を聴こうと思ったときに特にこの盤を選ぶこともないかなぁ、という気がする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブラームス ピアノ協奏曲第1番 ダグラス/スクロヴァチェフスキ/ロンドン響

2020-04-19 08:04:06 | ブラームス ピアノ協奏曲(1番・2番)
ブラームス 
ピアノ協奏曲第1番 

ピアノ…ダグラス
指揮…スクロヴァチェフスキ
演奏…ロンドン響
好み度…4.5(5点満点)

重厚というのとはちょっとちがうが厚く重なる層をクリアに聴かせるスクロヴァらしい実直な響きでこの演奏では大きさも適度な情も感じられる。
ダグラスのピアノは十分な力強さもありつつ、しかし低い大きな音でもなぜか透明感を感じさせるのはこの人らしく思う。音の質はやや単調のような印象も受けなくはないが、ダイナミックで大きく清楚で透明感というちょっと不思議な感覚の音色。大きなガラスの彫刻でも見るような感じだろうか。第2楽章でもうちょっと深みが感じられれば、との印象を受けるのもこのあたりの音質と関係するかもしれない。
とはいえ、透明感を感じさせるダイナミックさは結構この人ならではを感じさせ心地よいし、スクロヴァとオケにもしっかりゆったり抒情性を伴った大きさが感じられ、フィナーレなんかも明るく力強いし、印象としてはオーソドックスに厚く爽やかに聴かせどころはしっかり聴かせて、この曲を心地よく聴ける盤のように思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする