拘束と制約と自由度
入れ子構造とレベル構造
鍵語句文:
・制御における自由度と物的構造(=単位体間の空間的配置関係。ただし万物流転であるから、この空間的配置は時間とともに変化するのがふつうである)
・上位からの(作用的などの)制限 limitまたは条件づけ conditioningとしての制約 consraints
・(質料性あるいは下位の組織的性質などの)下位からの条件づけとしての拘束
・上位構築物が成立することの可能性、必要条件と十分条件
・山元皓二.1985.6.階層理論に基づく生物の進化:前進的進化へのアプローチ.リサイクルジャーナル社.[ISBN無し]
まず、山元『階層理論に基づく生物の進化』から、いくつかを引用する。
「要素が集合して一つの新しい準位〔英語ではたぶんlevelだろう〕を作るときに要素の間に働きあい空間的・時間的に互いを制限しつつ結びあう相互の作用を拘束(constraint)と表現する。」(山元皓二 1985: 61-62頁)。
「入籠型構造は一つの準位が再び要素となり上位の準位を形成するものである以上、要素間に存在する拘束にとどまらず上位の準位の含まれることが原因となって要素の存在様式に影響(効果)が生じてくることも考えに入れなければならない。」(山元 1985: 62-63頁)。
〔上位の要素や直近下位の拘束を〕「破壊することなくその〔=直近下位の存在者の〕存在様式に変化を加える効果を……限定(Determinant)と呼ぶことにする」(山元 1985: 62-63頁)。
入れ子構造とレベル構造
鍵語句文:
・制御における自由度と物的構造(=単位体間の空間的配置関係。ただし万物流転であるから、この空間的配置は時間とともに変化するのがふつうである)
・上位からの(作用的などの)制限 limitまたは条件づけ conditioningとしての制約 consraints
・(質料性あるいは下位の組織的性質などの)下位からの条件づけとしての拘束
・上位構築物が成立することの可能性、必要条件と十分条件
・山元皓二.1985.6.階層理論に基づく生物の進化:前進的進化へのアプローチ.リサイクルジャーナル社.[ISBN無し]
まず、山元『階層理論に基づく生物の進化』から、いくつかを引用する。
「要素が集合して一つの新しい準位〔英語ではたぶんlevelだろう〕を作るときに要素の間に働きあい空間的・時間的に互いを制限しつつ結びあう相互の作用を拘束(constraint)と表現する。」(山元皓二 1985: 61-62頁)。
「入籠型構造は一つの準位が再び要素となり上位の準位を形成するものである以上、要素間に存在する拘束にとどまらず上位の準位の含まれることが原因となって要素の存在様式に影響(効果)が生じてくることも考えに入れなければならない。」(山元 1985: 62-63頁)。
〔上位の要素や直近下位の拘束を〕「破壊することなくその〔=直近下位の存在者の〕存在様式に変化を加える効果を……限定(Determinant)と呼ぶことにする」(山元 1985: 62-63頁)。