前回の「学級PTAを区切りに,年間の設営計画を立てる」に加えて,学級設営の攻略法2つ目。
今回は,実際に設営する中身について。
学級設営でよく見られるのは,一人一人の顔写真と目標カード,理科の観察カード,習字の作品,図工の絵画,国語の作文,社会・総合の壁新聞 ・・・など。
もちろん,「これを必ず設営すべき」というものはないと思う。
その担任の授業や,学級のカラーに応じて設営すべきであろう。
ただ,コツがあるのは,「何を設営するか」ではなく,「どのように設営するか」にある。
設営の方法だ。
年間に何度か更新される設営物だが,そのたびに完全にリセットされるような設営では効率が悪い。(リセットされるとは,すべて外し,寸法を測り直すところからやり直すということ)
今回の攻略法はこれだ!
シンプルに「入れ替える」だけの学級設営にする!
である。
これは多くの学級でも実践されていることだと思う。
まず,設営物を2つに分ける。
1「年間を通して常時設営していくもの」
→個人写真・目標カード・習字の作品・理科の観察カード など
2「メインとなる,その時期の授業でつくられた作品」
→図工の絵画・国語の作文・社会,総合の壁新聞 など
そして,1「年間を通して常時設営していくもの」たちは,掲示板の上か下,左か右の端にしきつめて並べる。
ここは一年間はずすことはない。写真を入れ替えたり,習字を入れ替えたりするだけである。だから,B5~B4くらいのクリアファイルそれぞれ入れて,そこに抜き差しする形にすると楽である。画びょうを取り外さなくてよい。
次に2「メインとなる,その時期の授業でつくられた作品」は,掲示板の中央に広々とスペースをとる。
ここでお勧めなのが,クリップの活用である。掲示板に,B4幅ぐらいの間隔で,クリップを張り付けておくのである。このクリップは,洗濯バサミでもいいし,専用の透明なクリップもある。普通の針金クリップを画びょうで付けてもいける。
そして,メインとなる掲示物を,このクリップにはめこんでいくのだ。クリップだから,取り外しも簡単だし,作品に画びょうの穴をあけることもない。クリップが等間隔に並んでいるから,寸法を測り直すことなく,作品もきれいに並べられる。
コツとしては,少しサイズの違う作品にも対応できるように,クリップは多めに貼り付けておくとよい。
こうすることで,学級設営は,シンプルに「入れ替える」だけのものとなる。とても簡単だし,すぐに済む作業となる。
高学年であれば,(もちろん危険がなければ!)子どもに,自分の作品は自分で掲示させるようにすることだってできる。
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