学級設営に関して3つ目の話題。
ここでは設営に関する「センス」について考えてみよう。
やはり学級設営に関しても,上手な設営の学級と,そうでない設営の学級とがある。
その違いはなにか。
配置のバランスがよいか・縦横がきれいに真っ直ぐ並んでいるか・設営物の中身が充実しているか・子どもの発達段階に合っているか・季節に合っているか・・・
などいろいろあると思う。
ここには担任の設営,というか「空間デザイン」とでもいうか,そのセンスが表れるように思う。
その際に,特に気をつけてみたいことがある。
学級設営第3弾の攻略法はこれだ!
設営の色に統一感をもたせる!
である。
これがなされている学級とそうでない学級では,一歩教室に足を踏み入れた瞬間に,雰囲気が違うのが分かる。
こう質問されたら,なんと答えるだろうか。
「あなたの学級は,主に何色ですか?」
私は,できれば学級内の設営には,色の統一感をもたせるのがよいと思う。
何より,第一にその「部屋」の中で過ごす者の快適さのために。
普段何気に利用している,外のお店やホテルなどの建物内というのは,もちろん色を考えていて,そこには,意図的な色の統一感がある。(これはプロのデザイナー・建築家の腕によるものだから)
そして,そのセンスが良ければ,やはり居心地がいいものだ。無意識であっても,そこにいる者にとって色の印象というのは大きいのだろう。
逆に,センスが悪く,色がガチャガチャした部屋では落ち着かない。
こういった考え方は,ぜひ学級設営でも取り入れたいものだ。
一つの部屋を「デザイン」する。教師という仕事からは慣れないことかもしれない。だから,まずは色に統一感をもたせることを考えてみよう。
壁紙の色,掲示物を囲う線の色,クラス目標の字の色,飾る写真の背景の色・・・
こういったところに統一感をもたせると,非常にクラス(部屋)の雰囲気が落ち着き,まとまる。
ちなみに,子どもの中には,混じり合い過ぎた多くの色が苦手な子もいる。そういった子のためにも,色を統一させることは効果的だ。
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