高学年女子に対応するシリーズを4回連続で書きます。
今回の攻略法は,これまで3回のものに比べてちょっと視点が変わってしまい,見る人によっては納得いかない部分があるかもしれません。
しかし,私はこのシリーズの最後にこれを声を大にして言いたいです。
確かに,この頃の女の子は扱いにくいものです。
学級経営上,大きな影響力があります。
この子たちのために先生もあの手この手を工夫することが必要だと思います。
とはいえ,やはり,私たちは教師です。
この女の子たちは教え子です。
その基本姿勢だけは絶対に崩したくない。
特徴的なものを多く持っているこの子たちでも,子どもが秘める成長への大きな可能性を信じて,それを引き出していってあげたい。
それが自分の一番の役割であると,再度胸に強く誓います。
攻略法とは言えないかもしれませんが,今回言いたいことは…
高学年女子をも巻き込む,強いリーダーシップをもつ!
ということです。
教師としての力を上げるために,
魅力ある人間性を磨くこと
授業力を高めること
これらのことに全力を注ぎ,担任としてのリーダーシップをより強くすることです。
そのことをいつも心掛けていくことが,やはり基本だと思います。
高学年女子への対応の仕方に苦労するあまり,その子たちへの,場当たり的な対処に終始してしまい,知らぬうちに担任としての存在,魅力そのものが弱くなっていることもあるのです。
もちろんそういった工夫も必要です。
学級に点在するいろいろなトラブルに個別に対応する技術を教師は持たなければいけません。
しかし,それらの技術は,担任としての強力なリーダーシップを土台とした上に,行われるべきものだと思います。
海を航海する船が,トラブルが起きるたびにその場に立ち止まっていてはダイナミックな旅にはなりません。
船はなんとか目的地を目指して進み続けながら,そのトラブルに対処していきたい。なぜなら,旅をできる時間は限られているからです。
乗組員だって,ゴールに向かって進み続ける船に乗りたいはずです。
学級(船)では,担任(船長)としての魅力,リーダーシップをいつも高めることに努めることで,子どもたち(乗組員)がまとまります。
そんな担任には,気難しい高学年の女の子たちだって,ついてくるものだと思います。
グチグチと口をとがらせたり,ふてぶてしい態度をとりながらも,本心は担任の先生のリーダーシップに憧れています。
ぜひ,そんな教師になりたいものです。
↓いつも見てくださって,ありがとうございます!