マダラギンポのオスが卵から孵化したばかりの仔魚を 口にくわえて プッ!とはき出している瞬間
マダラギンポや ナベカはイソギンポ科の小さな魚で オスが卵を護り 孵化と同時に口にくわえて
海に放つ 不思議で面白い習性があると とある会で再会した拓朗先生が教えてくださり
ちょうど 夏休みのタイミングでその生態行動が見られるというので 出かけてみる事にしました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/c9/cce3e4576bfd54f24df2243e27ab1148.jpg)
眼だけ 何とか見えほぼ透明の仔魚 2~3mmの長さ
口にくわえているのは 勿論見ても分かりません・・・・・・・
そわそわと落ち着きない様子で 胸ビレをせわしなく動かしている時が 放出のタイミングだそうですが
一瞬で スイカの種を飛ばすような感じで 結構離れたところまで 飛ばしています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/89/8e0fa87389188318573833d6bb3a2858.jpg)
ナベカは 普段潜っている海より 浅い岩場やタイドプールにいて 何度も見かけた事がある
馴染みのある魚で 色がキレイで ひょうきんな顔つきが 可愛らしい子です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/54/4ae4b06657a85c3f6108ec06b1571143.jpg)
オスが オオヘビ貝の殻に入って 中に産み付けられた卵を護っているところ
時々 メスを狙っているのか 穴から出て行くので そのすきにライトで見ると
眼が はっきりと確認できる卵が見えました
こちらは とても見辛くて カメラでとらえる事すらできなくて・・・・・・・
何となく その瞬間はわかるのですが 小さくて早くて 撃沈 (泣)
大村湾の閉ざされた広大な海の奥の方の隠れた浅場に こんなにも面白いドラマがあるって驚き!!
猛暑でしたが 海に入ってしまえば 20℃後半の海水で 太陽の光がキラキラして
小さな生物にも沢山あえて 1時間を大幅にオーバーしても
全くストレスの無い のんびり ゆったりダイビングでした
ちっぽけな魚の 凄いドラマを間近で見せてもらい 大きな感動をもらった気がします