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『タテジマキンチャクダイ』
以前 撮影していた海中の写真を元にして制作した日本画です
制作時間が全くなくて 絵を描くココロのゆとりも 描きたい物も
浮かんでこない時期が長く続き
教室に通うのも辞めようかと考えたりしていましたが
今年に入って ようやく自分の時間を取り戻し 少しずつ描こうという意欲が湧いてきました
コロナ禍が始まる直前に行っていたモルディブの画像を 懐かしく見返している時に
2年前に大好きなアデヤッコを描いていたので 5番目くらいに好きな(笑) タテキン(省略形)を描いてみたくなり
地味なナンヨウキサンゴに寄り添うペアを想定して構成しました
実際のシーンではありませんが コガネスズメダイを 衝動的に描き込みました
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こちらは 同時制作した 『ミノカサゴの幼魚』 厳密に言うと キリンミノカサゴの幼魚だと思うのですが・・・
ずっと前に 八丈島で出逢ったbabyちゃん 本当はペアでは泳いでいませんが・・・
ペアのさかなをシリーズで描いてみようと思い付いたわけで
S6号 と小さめ 寒い時期でも暖かいリビングルームで描き進めることができました
気温が低いと 膠(ニカワ)がゼリー状に固まってしまい進まない・・・
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保温ヒーターにニカワ鍋をのせて溶かしますが 溶けた時点でスイッチoff しないと 水が蒸発してしまうし
岩絵の具を溶いた皿も 冷えるとニカワがゼリーに
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ペットヒーターがちょうどいい保温と思い 上に皿をのせていると水分が蒸発
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冬の日本画制作は なかなか大変です
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背景の海は どちらも もみ紙の技法
偶然の面白さ狙いなのですが これが楽しくて 次のペアシリーズも
この方法で作戦を練っているところです
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