黒鉄重工

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【アカデミー】1/24ヒュンダイ・ポニー【プラモデル製作】

2025-01-30 22:26:09 | スケール模型製作記
今回は韓国のアカデミーから発売されている1/24ヒュンダイ・ポニーのプラモデルを作ります。
普通の4ドアセダンだけなように見えますが、これは韓国が初めて量産した国産車として韓国自動車史の画期的車両なのです。日本で言うところのトヨダAA型です。


 
 

ハッチバックのようにも見えますが、セダンなんだそうです。
成形品はパッケージと同じ赤で着色されています。形状が似ているとかは分かりませんが、プラモデルとしてみるとカッチリとしたシャープな造形でいい感じです。ボディの艶も十分ですね。


車体はジウジアーロが設計していることもあって結構イケたデザインです。


風防部品です。ウィンカーとテールは透明赤と透明オレンジで成形されているので、組み立てが楽です。
タクシーの行灯みたいな部品が付いていますが、今回は使えなさそうです。バリエーション展開を見越した部品なんでしょう。韓国映画にポニーに乗ったタクシー運転手を題材にしたものがあったはずです。


シャーシと内装です。多すぎず少なすぎず、最適な分割だと思います。


1970年代の車なのでクローム部品が多めです。ホイールは鉄チンむき出しとホイールキャップ付きの2種類あります。


その他、細々した部品です。


ゴム製タイヤとホイールと車軸を繋ぐポリキャップです。
それと、コンパニオン風女性フィギュアが付属します。ポニーが出展されたモーターショーかなにかでそばに立っていたコンパニオンらしいです。

射出成形品ですがかなり微細な造形をしています。ちょっとおどろき。
スカートの内側までしっかり再現している凝りようで、お兄さんは今から何色に塗ろうか想像して鼻息を荒くしています。


デカールです。ナンバープレートとインパネとバッジだけ。


テールとグリルから作っていきます。組み立て精度は高いです。
比較的低グレードのモデルを作ろうかと思い、テールのウィンカーは赤成形品を使いました。
接着はセメダインのハイグレード模型用を使えば怖いものなしです。

 


簡単にできました。バンパー先端のウレタン部分も部品が分割されているので、メッキ部品に色を乗せる必要がなく助かります。
前照灯のレンズカットがもっさりしているのは少し減点です。これは日本製キットでも時々見られるものです。金型製作方法の違いによるものでしょうか?レンズカットは昔のキットの物の方が実感的でした。


私はシャーシは原則無塗装で作りますので、今回もそのように。排気管は銀で塗装しました。
シャーシもカチッとした造形とピタッと決まる組み立てです。


ぼちぼちボディを塗ります。赤はケバいので塗り替えます。白いサーフェイサーとベースホワイトを駆使してボディを白くします。成形品の顔料の染み出しを防ぐためにいつもより厚めに塗っておきます。

 

内装を作りました。低グレード車設定なので地味めに塗りました。。


お姉ちゃんも並行して作ります。こういうおまけは本体よりも先に完成させるに限ります。先に本体を完成させるとおまけは別に作らなくてもいいや・・・とやる気が続かないことがあるからです。
クレオスのラスキウスという人形の塗装用のブランドの塗料を初めて使ってみました。重ね塗り前提の設計なので普段の塗装とは勝手が違います。慣れるのは楽じゃないですが、艶っぽいおみ足が塗れてニッコリです。

 
 


胴体は、先に肌色を塗ってから白ワイシャツを上塗りします。このとき肌色を少し透けるように残すのがコツじゃ


ボディが塗り上がりました。ラスキウス・アウラの空色を使いました。パステル調の色がほしい時にこのブランドは重宝します。なかなか大衆車っぽい色でしょう。

 


光沢クリアを吹いて研ぎ出しをしました。ボディラインが比較的単純なので作業は楽ちんでした。


ホイールは鉄チンを選びました。鉄チンのくせにクロームなのは生意気なのでつや消しクリアを吹いてグレードを下げました。


お姉ちゃんの顔を塗ります。漢の筆塗り一本勝負です!


各パーツが出来上がりました。
各四肢は無垢で成形されていて、ほぼレジンキットみたいな分割になっています。よーやるわ。


魅惑の生足。なかなかお色気ある造形ですね。おまけにするにはもったいないよ。
おぱんつは厳正な審議の結果、青に決まりました(ゲス顔)


最後に目入れです。これはもうガンダムマーカーで点付けしました。とりあえずごく軽くペン先を当てて当たりをつけた後に、黒目を塗り拡げる具合です。


各部を組み立てて完成です。
アカデミーがカーモデルを作らせるとこうなるのかと驚きました。とても堅実な造りで、ストレスが出ません。前にヒュンダイ・サンタフェを作ったときはちょっと微妙と思ったところもありましたが、ポニーにはそれがありませんでした。アカデミーやるなあ。
おすすめのキットですが中々日本の市場には再入荷してくれないみたい。かなしい。


お姉ちゃんとともに。


後ろ。トランクリッドがややさみしいのでダックテールとか付けたらかっこよさそう。


ヒュンダイ新旧車withお姉ちゃん。
キットの品質が高かったし、組み立てと塗装も楽しめたので実に充実した製作になりました。ありがたや。

完成品はギャラリーにて。


<使用塗料>
ボディ:CL111空色
インパネ:H55ミッドナイトブルー
ダッシュボード:H22グレー
座席:H32ダークグレー
人形肌色下地:CL01ホワイトピーチ
人形肌色上塗1:CL03クリアーペールレッド
人形肌色上塗2:CL06クリアーホワイト
人形靴:C100マルーン
人形髪:C40ジャーマングレー
人形スカート:H79サンディイエロー
人形シャツ:HC07ブルースター
人形スカーフ:ガンダムマーカーイエロー
人形地面:C11ガルグレー


 
 
 

大井川鉄道で日帰り温泉 後編【2018/10/16】

2025-01-26 22:35:55 | 鉄道撮影記
寸又峡温泉の公衆浴場に浸かってさっぱりしてきました。
そろそろ帰りのSL急行が出発する時間なので、今日のところは帰ります。


例の激推しバス乗り場で待ちます。至福のひととき・・・!


このやたら折れ曲がっているバスへと続く階段もまた良いものです。きっと繁忙期は観光客で行列ができるのでしょうね。
帰りもあの狭い県道を通って千頭駅へ戻ります。


千頭駅からはSL急行かわね路に乗り換えます。編成はC11形190号機+客車5両+E101号でした。


このときの190号機は期間限定で門鉄デフという特殊な形状の除煙板を装着していました。これも今日の目当てのひとつです。
門鉄デフは九州の門司鉄道管理局小倉工場で考案された除煙板の形態です。除煙板は通常機関車のランボードから直接板が取り付けられているんですが、門鉄デフは下半分をステーにすることで整備時の作業性向上を企図したものです。見た目にもかっこいいのでファンに人気のある形態です。


ステーの形状から除煙板が前に飛び出たような格好になっており、かっこいいのです。190号機は九州で働いていた機関車なので門鉄デフが付けられたのです。
さらにランボードの側面などがステンレス板で装飾されています。これは190号機がお召し列車牽引機に指定された経歴を持っているためです。


特別装飾の190号機を堪能しました。


午前に見たヒロとパーシーはなんということでしょう、囲いに覆われてしまって見えなくなってしまいました・・・。版元との契約の絡みであーなっちゃうんでしょうね。


SL急行は指定席で、適当に席を取ってもらいましたがたまたまニス塗り座席の客車に当たりました。大井川鐵道の客車の中でも古めの方なので乗れたらラッキーです。


終点の新金谷駅で降りました。この後転車台で190号機の向きを変えるのでそれを見学していきます。
普段転車台に乗っているC12形164号機を外へ引っ張り出します。自走できないので190号機が動かします。SLでも入れ替えの雑用につかせるのが大井川鐵道です。他のSL保存鉄道にはない表情を見れるので好きです。


まわるまわる~。


期間限定のお姿なので目に焼き付けておきます。


お決まりの構図でも1枚。


転回を見終えたところで今日はおしまいです。お家に帰りました。

おしまい


 
 
 

大井川鉄道で日帰り温泉 前編【2018/10/16】

2025-01-23 20:10:32 | 鉄道撮影記
2018年10月16日。
静岡県榛原郡川根本町にある寸又峡温泉へ温泉に入りに行くべく、大井川鉄道は新金谷駅におります。単純に大井川鐵道に乗りたかったのと、寸又峡温泉への狭い道路を自家用車で通り抜ける自信が無かったのです。今思うと可愛らしい理由ですね。
フリーきっぷを買って乗り場へ。E10形1号機と21001系がいました。


この16000系に乗って千頭駅まで乗ります。7200系に乗りたいと思えどなかなか当たりません。


千頭駅に着くとトーマス軍団のヒロとパーシーの周りに足場が組まれつつありました。もうこの年のトーマスフェアは終わっています。この後どうなってしまうのか、後編をお楽しみに。


寸又峡温泉へは千頭駅で路線バスに乗り換えます。この古そうな三菱ふそうエアロスターが連れて行ってくれます。エアロスターだけどトップドアで観光マスクなのよ。


一番前のかぶりつき席を取れたのでそこに座ります。観光マスクなので前がよく見えますね~。
奥泉駅まではダム工事により整備された立派な片側2車線道路を走りますが、そこから先は本格的な山道です。路線バスが通行するのが精一杯の道幅だけです。こんなところで対向車と鉢合わせしてしまったらイヤだね。


あっ!!
いわんこっちゃない・・・。


すれ違い不可能な位置での鉢合わせ、対向の乗用車が下がって譲るしかありません。こっちは路線バスなんだ。この道幅ですれ違えられるバスもすごいテクだ。


終点の一つ手前の温泉入口で下車します。ここにはかつて千頭の山に根を張るごとく線路を伸ばしていた千頭森林鉄道の車両が静態保存されています。
機関車、客車、運材車*2の計4台です。前にも見たことあったんですが、その後化粧直しされたという情報を入手したので自分でも見てきた次第。


ペンキを上塗りしただけだと思いますが、それでも見た目がきれいならほとんどの素人は騙せるのでこれでもいいのです。


公衆浴場を目指して寸又峡温泉の道路を歩いて進みます。千頭林鉄のあった時代は大間という名前の集落で、千頭林鉄の基地にもなっていました。


さっき乗ってきたバスが折り返して戻ってきました。バス停で帰りの登山客を拾うようです。なかなか風情があると思います。紅葉にはまだ早いですね。


二宮尊徳像が建っているということは、この辺に学校がある/あったということです。


ニノさんの像のある場所は旧大間小学校の敷地です。1886(明治19)年千頭学校の分校として創立し、1965(昭和40)年奥泉小学校と統合されて廃止されています。今は温泉のイベント広場になっているようです。
青い建物が当時の校舎だったものです。廃校になって50年以上経っているとは思えぬ外観をしています。まあ外観は改修されているように見えますけど。玄関がオフセットされていますが、後者の向かって左半分は解体されたようにも見えます。実際のところどうなのかは調べればわかるかもしれませんが今回は割愛(手抜き)



集落の奥の方、終点のバス停まで来ました。うおー、バス停にお土産屋さんが入っている!これはエモい。


いやー、これいいですよ。高低差のある地形が良い。簡単に行ってしまえば旅情です。温泉地のバス停としては100点満点です。


なんと切符売り場もある!しかも有人窓口付き(現役)!
お土産屋に販売を委託しているのでしょう。ただのお土産屋ではなくちゃんと交通機関としての役目も果たしておられます。その隣ではソフトクリームやかき氷を売っているんだから商魂たくましい。バスの待ち時間にはぴったりです。


路線図と運賃表。列車乗り換えで金谷や井川までのきっぷも窓口で買えます。
ここまでフリーきっぷで来てしまったことを少し後悔。せっかくなら窓口で買ってみたかった!


出発するエアロスターを見送ります。いい眺めだ~。
当時はほぼ通年ここまでバスが乗り入れていたんですが、執筆時現在は押し寄せた観光客が狭い道路を歩くようになってバスの通行に支障が起きているので、冬の閑散期を除いて機関車が保存してある手前の温泉入口までしか来ません。
このバス停もお土産屋としては営業していますが、ぜひバス停として使っている冬にここを訪ねて乗り降りをしてほしいものです。


さて温泉です。掘っ立て小屋のような公衆浴場ですが泉質は本物です。露天風呂しかないです。

というところで今日はここまで。




 
 
 

北米project 5 ~How do you like Canada? その60【2016/6/15~22】

2025-01-20 23:20:15 | 海外旅行記
路線バスに乗って場所を移して、リドー運河の8連閘門のところから6kmくらい上流にきました。ここにも9番目と10番目の閘門があります。この閘門を抜けて少し遡上すると、人工の運河は一旦途切れて、天然のリドー川に合流します。



閘門扉はさっき見たのと同じですね。ここの扉はその上を歩けるようになっています。ちょうど渡っている人が写っていますね。私も渡りました。


巻き上げ機でチェーンを巻いて扉を開閉します。


中々の流量です。ちょっと氾濫寸前でおっかないくらいです。


閘室です。今は水位が下がっている状態です。さっき見た船はここまでは来ていないんでしょうか。


ここまで来た目的は実は運河じゃなくて鉄道です。ここにはOトレイン (O-Train) という旅客鉄道が走っているのです。ここはカールトン駅 (Carleton) です。
線路際で待っていると、赤い気動車がやってきました。ライトレールと言うにはやや大柄な車体です。このOトレインは貨物線を転用して運営している路線なのです。なので車両もヘビーレールサイズです。


カールトン駅に入線する気動車。車両はアルストム製のコラディア・リント41 (Alstom Coradia LINT 41)。全長41mの2車体連接式低床車体ディーゼル気動車です。肩が広いのが好印象ですね。これはC9編成で、全部でC4~C9の6編成がありにけり。


反対側からもC4編成が来ました。Oトレインは単線で、カールトン駅は列車交換可能な駅なのでちょうどここですれ違いするんですね。
ちなみに撮り鉄しているワイに気づいたのか、運転手がノリノリでダブルサムズアップ👍️👍️をしてくれました。たまにこういう主張の強い運転手さんがいるんですよね。
これに乗ってベイビュー駅 (Bayview) へ移動します。


ベイビューを折り返し出発するC4編成の後追い。まあヨーロッパ的気動車ですわな。


OCトランスポの路線バスとの立体交差。


もう1本待って到着する列車も撮影します。C9編成でした。2本で回しているようで。ちなみに列車は12分間隔です。
これを見終えたら今日の行動は終了して、黒鉄重工オタワ前線駐屯地(監獄ホステル)へと戻ることにします。
ベイビューは路線バスとの乗換駅なので、適当に最初にやってきたバスに乗ってダウンタウンへ戻りました。余談ですが執筆現在ではライトレールが新規開業していて、今はバスじゃなくてそれに乗り換えて移動できます。


監獄ホステルの様子をお届けしましょう。寝室もとい独房のある廊下はこんな感じ。みっちり詰め込まれていて、レオパレスよりも密度が高いです。
それでも基本的に相部屋住まいとなるユースホステルにおいて個室主体ですので、プライバシーやセキュリティ上は有利です。そういう点で実は気に入っているホステルです。


鉄格子の扉にはテキトーに鉄板が貼られています。一応プライバシー配慮なんでしょうか。上か下から覗き放題なんですけどね。


廊下。レンガむき出しの薄暗いアーチ屋根とか、雰囲気出てます。


共用スペースです。ホステルとして必要なものは揃っていて、普通に快適です。ホステルに泊まれる人は全然楽しめるでしょう。話の種に泊まってみるのはアリですね。


もう20時前ですが、ようやく夕ご飯です。こんな時間でもまだ明るいのが夏のカナダです。
ホステルの近くにあるハイランダーパブで一杯引っ掛けようという趣向です。パブだとぼっちでも比較的入りやすいんですよ。


ぐえーうまい!カナダではペールエールやIPAを飲みましょう!おいしいです。


食べ物はこの、豚スペアリブセット。甘い味付けのソースは正直ビールに合うとは思えませんが、カナダ人はこういうのが好きなんだろうね。付け合せが丸のとうもろこし1本という雑さもむしろ好きです。

いい感じに酔っ払ったら4日目は終了です。歩き回ったので疲れたー。明日の予定も目白押しなので、夜ふかしせずに独房で眠りにつきました。
5日目へ続く。


その61へ→



 
 
 

北米project 5 ~How do you like Canada? その59【2016/6/15~22】

2025-01-19 21:30:31 | 海外旅行記
オタワのリドー運河に来ています。ここには運河とオタワ川との高低差を解消するための8連閘門があります。リドー運河の閘門をもう少しよく見てみましょう。
閘門というのは高低差のある水位を船が移動するための設備です。水位の異なる閘門の上流下流の間にあって、その中で水位を変化できるようになっています。水上エレベーターのような感じです。つまりはパナマ運河と同じ方式なんですね。


閘門の前後にある扉が閘門扉です。上から見た時に上流側が山形となる形の門扉をしています。こうすると上流側からの水圧で門が自動的に閉じるようになるからですね。閘門扉は大人4人がかりで人力で開閉します。
門扉の間にある船が待機する場所は閘室と言います。


この穴の下に給排水装置があります。これで船が上流へ移動したい時は閘室へ上流から水を満たし、下流へ移動したい時は下流へ排水するようにしています。門扉を開けて給排水するのは色々大変なのでやりません。


なんとタイミングの良いことに、船が運河を上流へ向けて通過してきました。閘門の動きをその目で見る絶好の機会です。
いまちょうど4段目の閘門に入ったところです。いま管理事務所の職員がチェーンを回して門扉を閉めているところです。


下流側の扉が閉められていきます。3段目の閘門と水位が同じなのが分かりますね。こうしないと船は進めないわけです。一番奥に見える水面が低地のオタワ川の水面ですが、高低差があるのが分かりますね。1段あたりの高低差はだいたい3mくらいですかねえ。


下流側の扉が閉まると、上流側の給排水装置から水が供給されて閘室の水位が上昇します。


みるみるうちに水位が上がります。上の写真と見比べてくださいね。


閘門を管理する職員です。なんと短パン。もちろん制服です。


閘室の水位が上流側と同じになるまで満たされたら、上流側の扉を開けます。この通り人力ですね。


船が前進します。一連の作業時間は約10分です。8連あるので、前部通過するのに80分くらいかかる計算ですね。高低差を攻略するのは大変なのだ。


扉を通過します。
ちなみに、パナマ運河のパナマックス同様、リドー運河にもリドーマックスが設定されています。長さ 27.4m (89ft 11in)、幅 7.9m (25ft 11in)、高さ 6.7m (22ft)、喫水 1.5m (4ft 11in)です。


また同じことの繰り返し。給排水装置から給水されます。


個人のボートっぽいですね。まあ金持ちっすわ。


護岸に付いている水汚れの痕を見ると、普通に門から溢れて流れている、しかも結構な流量で、というのが分かりますね。増水した時はそうなることもあるってことでしょうか。


いい景色だなー。古都という趣だ。
奥の趣のある城のような建物はフェアモントホテルのシャトーローリエです。

というところで今日はここまで。

【1/72】三菱F1M1零式水上観測機一一型 日本海軍【ギャラリー】

2025-01-17 23:22:00 | 模型ギャラリー
キット:C23 零観11型「海軍基地航空隊」(フジミ)
仕 様:日本海軍佐世保海軍基地航空隊

瑞雲と同時に作った零式水上観測機のプラモデルです。
水上機でその上複葉機なので作るのは少し大変ですが、独特なフォルムは完成させたときの満足度を爆上げさせてくれます。


海軍の複葉機としては最後発の機体です。戦艦の艦載機として運用され、主に戦艦砲撃時の着弾観測などを任務とするつもりでした。結局艦隊決戦は到来しなかったのでそれで使われることはなかったみたいですが、潰しの効く機種だったので哨戒、偵察、船団護衛、迎撃、艦船攻撃など何でもこなしていたようです。


複葉機らしからぬ洗練された外観が好きですね。機体の大きさも手頃で良いです。


主翼間の張り線はなんとなくでやってみました。





フジミの航空機はこれと瑞雲しか完成させたことないですが、零観はいい感じですね。他のキットもこんな感じだと良いな。瑞雲は正直イマイチでしたな・・・。






上の主翼の支柱の取り付けはちょっと苦労した痕が見えますね。





「サ」は佐世保を表しています。


風防は付いていますが、密閉式の操縦席ではなかったようですね。


腹面。





以上、零式水上観測機一一型でした。

【1/72】愛知E16A瑞雲一一型 日本海軍第634航空隊【ギャラリー】

2025-01-15 22:42:00 | 模型ギャラリー
キット:C15 愛知水上偵察機 瑞雲11型 第634航空隊(フジミ)、呉式二号五型射出機(フジミ)
仕 様:日本海軍 第634航空隊


瑞雲は速くて遠くまで飛べて空中戦と急降下爆撃ができる、といういつもの海軍の無茶苦茶な要求により生まれました。結果、水上機にしては結構良いところまで仕上がったみたいです。ただ所詮は水上機なので、まともな戦闘機相手には太刀打ちできなかったんだと思います。
主に艦これ方面でカルト的人気を誇る水上機として一部に知られています。



カタパルト付きで作りました。カタパルトはウォーターラインでおなじみの部品ですが、1/72飛行機の部品となると構造物として大きくなり歯ごたえがあります。


主翼には60kg爆弾2発を吊り下げています。


組立は素組みで仕上げています。


凹線がもっさりしていること以外は良いキットなんですけどね。


634航空隊は戦艦伊勢、日向の艦載機部隊として編成されたものですね。伊勢日向は海軍の空母戦力を補うための水上機母艦としての側面もありましたが、結局そのように運用されることはなかったそうな。


胴体に関しちゃ特に特徴っぽいものも見られないかなという印象です。


尾部もそんな印象。強風よりは工夫が凝らされていそう、知らんけど。


なんとなくウェザリング塗装もしています。


主翼には機関銃付き。


おなか側。


カタパルト単体で。


以上、瑞雲一一型でした。

【フジミ】1/72愛知・瑞雲 1/72零式水上観測機【プラモデル製作】

2025-01-14 22:42:31 | 航空機模型製作記
今回は、日本海軍の水上機を2つ同時に作ってしまいますよ。
同系統の塗装のプラモデルを同時に作ってしまえば、工程が効率化されるんじゃないかという考えのもとです。ただ結局、組み立てを始めすべての工程を人間一人がやることに変わりはないので、効率的になったのは塗装するときの準備片付けの回数が半分に減ったくらいなのかも・・・。とはいえキット2個を一編に作れてしまうのは積みプラ消化的にはいいマインドなので、この後も時々やります。


今回作るのは、愛知・瑞雲11型と零式水上観測機です。瑞雲にはカタパルトも一緒に付けてやります。いずれもフジミのキットです。フジミが航空機に力を入れていた頃に発売されたキット(の再販品)ですね。他メーカーが出さないニッチ戦略で一部からは未だに支持を集めるシリーズです。特に瑞雲なんかはフジミ製が事実上唯一のキットなのです。艦これで認知度も人気も上がりましたし。

 
 
 


キットの出来としては、瑞雲はまあまあ、ゼロ観は結構細密という感じ。コックピットもそんな感じです。
部品単位で塗装してから組み立てていきます。


瑞雲の浮き。錘をもりもり仕込んでおきます。


瑞雲のカウリングはエンジンと一体化しています。カウリングの裏側にヒケを通り越してエクボができているので、さすがにこれはラッカーパテで埋めておきました。
瑞雲の凹線彫刻はゼロ観よりもだいぶ太くもっさりしているのが減点なんですよね・・・。


機体は明灰白色で塗ってからマスキングして暗緑色で塗ります。


緑を混ぜた黒のエナメル塗料でフィルタリングをしておきました。


瑞雲を乗せるためのカタパルトは軍艦色で塗ってから錆色で軽くウェザリングします。


デカールを貼り付けた状態です。この後つや消しトップコートを吹いてから組み立てます。


瑞雲できました。水上機特有の工程はありますが1/72飛行機模型の組み立てから大きく外れるところはないので作るのは問題ないですねー。
カタパルトも付けると全体的に結構大きくなりますね。


私も瑞雲は艦これで知ったクチなので一度は作ってみたかった機体です。今回作れてよかったです。


零式水上観測機もできました。地味に複葉機なので主翼の組み立てはちょっと大変でした。一部省略していますが張り線もやっておきました。
やっぱり瑞雲と比べて仕上がりがカッチリしている印象。

複葉機にしては近代的な見た目なのが好きです。



先に作った紅の豚の2機の水上機と合わせて、一時棚の中に水上機が4機も揃う時期がありました。
というわけで完成品はギャラリーにて。

<使用塗料>
機体上面:XF70暗緑色2
機体下面:XF12明灰白色
コックピット:XF71コックピット色(日本海軍)
プロペラ:C131赤褐色
ピトー管:H8シルバー
カタパルト:TS66呉海軍工廠グレイ

 
 
 

九州project 2 ~Phantom in Kyushu. 最終回【2018/9/19~23】

2025-01-12 22:10:43 | 旅行・イベント記
2018年9月23日(日)14時2分
鹿児島県霧島市 鹿児島空港
鹿児島中央駅から空港バスに乗って鹿児島空港へ来ました。あとはここから飛行機に乗って静岡へ帰るだけです。まだちょっと早い時間ですが、飛行機がこれしかないので仕方ないですね。
飛行機の出発時刻まで1時間くらいあることですし、屋上の展望台から飛行機を見ていようと思います。
日本エアコミューターの新鋭機、ATR42-600 (JA04JC) が駐機していました。今世界中で幅を利かせているターボプロップのコミューター機ですね。JACでもボンバルディアの置き換えで順次投入中です。


奥にはJACから退役して無垢になったボンバルディアDHC-8-Q400 (JA846C) がいました。いずれ砂漠送りにされるはずです。
この頃日本の民間機からはDHC-8が次々にATRに更新されてしまっている時期で、カナダ機ファンとしては歯がゆい思いをしていました。最終的にJAL系と民間のコミューター機からはボンバルディア機は一掃されてしまいました。ANA系と海保ぐらいですかね、今も使っているのは。
DHC-8は同規模のジェット機に食らいつける高速性能が魅力の機材ですがその分価格が高いです。リージョナルジェット相手には優位かもしれませんが、ターボプロップ機同士だと競合相手のATRは性能ではDHC-8に及ばない代わりに価格が安いことから航空会社からの支持を集めてシェアを伸ばしている状況です。それ以前に、DHC-8は生産休止中なのでターボプロップ機市場はいまのところATRのやりたい放題です。DHC-8の生産再開が待ち遠しいです。


J-AIRのエンブラエルE170 (JA221J)。J-AIRのエンブラエルは初めて見たかも。J-AIR事態に馴染みが薄いですしね。


スカイマークのボーイングB737-800 (JA73NU)。


日本エアコミューターのDHC-8-Q400 (JA851C)。


着陸するANAウィングスのDHC-8-Q400 (JA856A)。


駐機場へ向かう日本エアコミューターのサーブ340B (JA8900)。今どきサンアーク塗装が残っていると思わず。しかしサーブもATRに置き換えられる運命なので、塗り替えを省略されてしまったのかも。


海上保安庁のサーブ340B (JA8952)。海保機が見れてラッキーです。
ところで滑走路の奥に広がっているのは茶畑なのですが、なんだか静岡空港の風景と被るな・・・。


着陸した日本エアコミューターのATR42-600 (JA05JC)。鹿児島空港見ていて飽きませんね。


そして我らがFDAのエンブラエルE175 (JA10FJ) が着陸しました。あれの折り返し便に乗るのです。
しかしこの機材と背景の入った画は、まるで静岡空港・・・。


10号機はシルバーです。落ち着いていていいですね。


大韓航空のB737-800 (HL7704) が着陸。


日本エアコミューターのATR42-600 (JA04JC) が離陸したのを見送ったところで、保安検査所の方へ向かいます。
ところでATR42のプロペラスピナーって、離陸時に水平を向くような角度で主翼にくっついているんですね。地上にいるときのスピナーを見てみると、たしかにちょっと下を向いていました。短距離離着陸性能に関係ありそうですがよく知りません。

保安検査所は問題なく通れましたが、ここで食べるつもりだったお昼ごはんの機会を逃してしまいました。鹿児島空港に飛来する飛行機の本数が思っていたよりも多く、また機材の種類も豊富だったためにその場を離れられなかったのです・・・。


最終(第45)走者:フジドリームエアラインズJH134便(エンブラエルE175)鹿児島15:15→静岡16:45
機上の人となり、これで九州ともバイバイです。いやいや、なかなかの充実感でしたよ。狙い通りにいかないところもありましたが、それはまた来ればいいや程度のものでした。
福岡から熊本経由で鹿児島まで鉄道旅は良い選択でした。いつかは大分宮崎経由での旅行もやってみたいですね。


暑苦しい夏空ももう終わりという季節です。
静岡空港に着陸後は、まっすぐお家へ帰りましたとさ。
おしまい。


 
 
 

九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その27【2018/9/19~23】

2025-01-10 22:54:00 | 旅行・イベント記
鹿児島市電の観光電車「かごでん」に乗っているところです。鹿児島駅前電停で折り返して、1系統の経路で郡元方面へ走ります。


観光案内の放送を聞きながら鹿児島市街地を走っていたところ、怪しい引込線の跡を見つけました。よく分からないまま流してしまい今になって調べてみると、この分岐の先は鹿児島市電の車庫であり鹿児島市交通局の本局があった敷地だったのです。
車庫と本局は2015(平成27)年にこの高麗町から神田に移転していたのです。撮影時はすっかり更地となってしまいました。執筆時では商業施設が建っています。市電の資料館もあるみたいですね。


かごでんは鹿児島中央駅を起終点とする周回運転をしますが、どこでも乗り降りできる自由度の高い観光列車です。なので私は神田(交通局前)電停でかごでんを乗り捨てました。鹿児島市電の車庫と資料館を見学するためです。ちなみに神田(しんでん)と読みます。「かんだ」ではありませんよ。でも「かんだ」の方が難読だよねえ。


ちょうど出庫していく9500形 (#9503) が横切っていきました。


これが車庫です。なんかやけに真新しいなと思ったんですが、移転してまだ数年しか経っていない建屋とは考えもせず。ピットが11番線まであるのは立派ですね。


交通局庁舎の一室にある交通局の資料展示室です。路面電車以外にも路線バスの資料もあります。狭い部屋ですが現物展示が多く見応えがあります。


路線バスの部品展示ですね。柿の種テールや日野のエンブレムなんかは昔のバス感があってよいものです。


電車内で見た高麗町の旧車庫のジオラマです。これを見てあの引込線と結びつけられないのでは、頭が鈍いですね・・・。
車庫の引込線と奥のピットとの間をトラバーサで行き交うとは、なかなかおもしろい構造をしています。


ふーん同じ敷地の中でずいぶん大掛かりな配線変更をしたんだネ、などと呑気なことを考えていました。ぜんぜん違うやんけ。


路線バスの整理券発行機の内部は初めて見ました。これはスタンプで整理番号を印字する方式の発行機ですね。
ちなみに、バスの整理券って客がすぐに取れるように初めから口から整理券が出ているじゃないですか。するとどうしても客に取られない整理券が各停留所で発生するわけで、あれってバスが出発すると券が引っ込んじゃうけどその後どうなるか不思議だったんですね。印字し直して再利用するのかなとか思ったんですけどね、普通に引っ込んだ後奥に詰め込まれて廃棄されるんだそうな。というのをここで理解しました。廃棄する整理券はまあまあな経費になりそうですね。


主幹制御器、つまりマスコンの内部図解までありました。本当は直接制御器という方が正しいですがマスコンのほうが通りがいいので・・・。
運転手がハンドルを回してカム軸を操作して、力行や中断を制御します。

当時は日曜日でも入れましたが、今は平日と特定の土曜日だけ開いているようなので、気をつけてくださいね~。


外に出て、車庫で寝ている電車を見物します。
600形 (#605) の「カフェトラム鹿児島C6」です。貸し切り車両ですね。
その隣りにいる黄色いヤツは、噂の芝刈り電車だと思いますがよく見えず。


本当は本線上で見てみたかった旧型車の500形 (#501) と600形 (#612) 。とはいえ車庫の外から見やすい位置に止めておいてくれただけありがたいですな。


501号は500形最後の1台にして市電最古参の車両です。一応、512号が事業用の芝刈り電車の動力車になっているので、それを含めるかどうかは皆さんにお任せします。


613号です。なんと台車にエアサスを使っている高性能車です。1960年代の製造ですよ?先進的でした。


2100形 (#2102) です。JR九州鹿児島車両所が新造した地産地消系路面電車です。鹿児島駅前で見た2110形~2140形に続くものです。大きい1枚窓の風防が特徴的で、軽快感にあふれています。

とりあえず鹿児島市電で見たいものは一通り見られました。満足したところで車庫から去ります。というか、そろそろ帰宅のために鹿児島空港へ行くことを考えないといけません。


電停で路面電車を待っていると、9500形 (#9511) が入庫していきました。正午過ぎですが、出入庫あるんですねえ。


第43走者:鹿児島市交通局市電2系統(9500形)神田12:52→鹿児島中央駅前12:59
やってきた市電に乗って鹿児島中央駅へ。


第44走者:鹿児島交通空港連絡バス鹿児島空港行き(ヒュンダイ・ユニバース)鹿児島中央BT13:10→鹿児島空港13:50
九州旅行ももう終りが近づいていますね。空港連絡バスに乗って鹿児島市街地を離れます。
赤字補てんを受けずに民営で頑張っている鹿児島交通の便に乗ります。ユニバース初めて乗ったよ。

というところで今日はここまで。


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