Improvisations/Stephane Grappelly
(EmArcy MG36120)
(EmArcy MG36120)
あの孤高のギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトとの共演で知られるバイオリニストが本日の主役、ステファン・グラッペリです。1908年、フランス、パリの生まれで1997年に他界していますので20世紀をフルに生きた音楽家と言えますね。ジャズだけではくくれない幅広い領域で活躍しており、ジャズ・バイオリニストと言う言葉で彼のプレイを片付けられません。やはり音楽家ですね。ジャズではオスカー・ピーターソンとの共演が知られていますよね。黒人では、以前アップしたスタッフ・スミスなどが知られていますが、ヨーロッパの香りがする白人のプレイヤーではやはりステファンははずせませんね。本日は、彼のパリ録音のEmArcy盤をアップいたします。
メンバーはMaurice Vander(p, harpsicode), Pierre Michelot(b), Baptiste "Mac Kac" Reilles(d)のトリオとステファンのカルテットです。ジャケにはQuintetと表記されていますがどう聴いてもQuartetにしか聴こえませんね。この辺りのいきさつに詳しい方がおられましたらご教示ください。選曲もアメリカのスタンダードばかりになってます。A-1の“The Lady Is a Tramp"からAラスの"S'Wondeful"まで一気に聴きとおせます。とくにA-4の"A Nightingale Sang In Berkeley Square"の哀愁に満ちたプレイが好きですね。B面も"Body And Soul"などスタンダードのオンパレードですが、やはり個人的にはA面ですね。
所有盤はラージドラマーのEmArcyのプルーラベル、オリジナルです。勿論、モノラルです。この辺りをアップするとなると、いよいよネタ切れかな・・・。