Kelly Blue/Wynton Kelly
(Riverside RLP12-298 jp. reissue)
(Riverside RLP12-298 jp. reissue)
自分のブログに去来するジャズファンにはおそらく最も人気のあるピアニストはウィントン・ケリーかソニー・クラークにちがいないと思っています(間違いだったらごめん!)。事実、自分はジャズピアノ収集はこの2人の”朝日のようにさわやかに”で始まったわけで、本日アップのケリー・ブルーはケリーの中で最も最初にライブラリに加わったものです。開店当時の新潟ジャズフラッシュでさんざん耳にしたことは言うまでもありません。本日は、このジャズ史上に残る最も楽しめるジャズアルバムと言っても間違いがないこのケリー・ブルーをアップします。
メンバーは今更ですが、Nat Adderley(cor), Bobby Jaspar(fl), Benny Golson(ts), Wynton Kelly(p), Paul Chambers(b), Jimmy Cobb(ds)ですよね。トリオと管楽器入りのトラックが絶妙な配置で収録されています。B面もいいのですが、何と言ってもA-1のタイトル曲とA-2の”朝日”です。完全にソロを鼻歌でそらんじてしまったアルバム、いやA面です。チェンバースのピチカートに導かれてジャスパーのフルートがでてくるところの爽快感、キラキラしたケリーのソロ、ゴルソンのソロへの入りかた等、カッコイイところ満載です。そして冒頭に述べた“朝日”のすばらしいアドリブ、抜群のスウィング感とコードを連弾するフレーズは特に印象に残ってますね。ソニクラのやや朴訥で丸みのある音色のスルメのようなトリオとは対称的な豪華絢爛なトリオプレイです。続く"Green Dolphin"もこの曲の名バージョンですよね。何度聴いても感動できるアルバム、やはり最右翼かなぁ・・・????
所有盤は、もちろん国内盤、ビクター音産の再発盤です。何度もオリジナルを欲しいと思いましたが、とても普通に買える値段では見つかりませんよね(笑い)。もうオリジはあきらめです。一回聴いてみたい気もするのは事実ですが。