Cubop/Art Blakey and The Jazz Messengers (Jubilee JGM-1049)
夜勤明けで午後からOFFとなり、久々に自宅でアンプに火をいれJAZZを聴いています。こういう状況を至福の時間とでも言うのでしょうか?ライブラリーから取り出したのはブレイキー、それも原点回帰とも言えるSabu Martinezを加えて彼をフィーチャーしたJubilee盤です。ブラックラベルですから、オリジナル、2nd?そんな感じのアルバムですがさして人気のある盤でもないので比較的安価で入手できると思います。
なんで不人気?まずはコンガです。極端にこのチャカポコサウンドを嫌う硬派ジャズファンは多いですよね。自分は全くのノンアレルギーですので、チャカポコは大歓迎です。また、JMのメンバーが端境期の線が細いと揶揄されるメンバーです。このページを覗くジャズファンには釈迦に説法かもしれませんがメンバーをあえて書きますと、Blakey(ds), Bill Hardman(tp), Johnny Griffin(ts), Sam Dockery(p), Sapnky DeBrest(b)のクインテット+1でSabu Martinez(conga)です。やはりBill Hardmanの線の細さがグループの人気を落としめている気がしてなりません。ブラウニー、ドーハム、モーガン、フレディの4人に比べるとやっぱり見劣りするのは否めませんね。
でもコンガ好きには堪えられないですよ!ブレイキーの原点回帰というかパーカッションへの熱い思いは一つ芯となって貫かれていると思います。A-1"Woodyn' You"のグリフィンはパワフルだし、決して聞き所がないアルバムではありません。A-2"Sakeena"のSabuのソロは最高です。B-1の"Shorty"のDockery, Hardmanのメロディックなソロラインは十分に楽しめますね。このメンバーのJMももう少し評価されてもいいような気がします。