67camper's Blog

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「東洋のマチュピチュ」別子銅山産業遺構と最高潮を迎えた紅葉

2014-11-23 00:00:06 | Weblog

最近は、産業遺構って言うのがちょっとしたブームですよね。昨年世界遺産に認定された群馬の富岡製糸工場やちょっと前の島根の石見銀山などもそうですが、哀愁を感じる廃墟とレトロな雰囲気はその昔の繁栄に思いを巡らせるには格好です。高知には今も昔も大きな産業がないので、必然的に産業遺構などというものはありません。お隣の愛媛県には別子銅山という凄い産業遺構があるのです。先週の黒尊渓谷の紅葉に続き、今度の連休もどこかに出かけようと考えていた67camperは紅葉前線のwebをネットサーフィンしていて、別子が愛媛の紅葉名所であることを知りました。折しも女房の別子の産業遺構見学の思いと重なり出かけることにしました。前日にマイントピア別子にTELして紅葉が見頃であることは確認済みです。

 

 少しリサーチすると、新居浜ICから県道47号に入り、ここから狭い崖ぞいの山岳ドライブです。「運転に自信のない者はマイクロバスツアーを利用してね!」などと書かれています。紅葉見頃と連休が重なった今日は狭い道での上下からの頻回の行き違いが予想されたため端出場(はでば)地区のマイントピアにGOLF Variantを置いていくことにしました。運転していかなくてよかったです。待避所90mなんてところがザラです。メインの東平(とうなる)地区まで5-6Kmの山道ですが神経すり減らすのも嫌でバス利用としました。

 紅葉は本当に見頃で、新居浜市内から1時間もかからないところにこんな紅葉名所があるのも凄いですね。四国山脈が褶曲山脈で瀬戸内海から急峻に立ち上がっているからこそです。まずは端出場地区の水力発電所、マイントピアの紅葉です。観光坑道が再現されていて鉱山鉄道もあったりでバス出発までの時間つぶしに丁度でした。

さて、東洋の”マチュピチュ”と呼ばれる東平の産業遺構はかなり凄かったです。1690年に鉱山が発見され昭和48年まで採掘された銅山の中心部が標高750mに位置する東平です。動力をなるべく使わず鉱石を重力で運搬・識別する微妙な傾斜が付いているのが凄い知恵だと思います。かつてここには5000人規模の街があり、学校、病院、芝居小屋まであったというのには驚きです。住友財閥の力って凄いですね。

バスからみた清滝の紅葉です。(自走ならまず撮影できなかったでしょう!)

眼下の新居浜市街と瀬戸内海

 山には色づく木々が多いんでしょうね。なかなか高知ではお目にかかれない大パノラマもありますよ。お寺の紅葉は毎年よく見るのですが、産業遺構と紅葉のコラボは出かけるまで考えても見なかったのですがなかなかのものでした。ちょっと早起きして11:00のバスに乗れればそんなに混雑しないで観光できますよ!この連休のお出かけスポットとしてもおすすめです。