67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

シグペン唯一のリーダー盤?!

2010-07-05 23:05:29 | jazz & vocal

Out Of The Storm/Ed Thigpen
(Verve V-8683)


 オスカー・ピーターソン・トリオは親分オスカーがグイグイと引っ張るピアノトリオの代表的存在で、親分以外のレイ・ブラウンのベースとエド・シグペンのドラムと言う心憎いサポートが聴けるトリオです。このトリオのアルバムに「プリーズ・リクエスト」という超有名盤がありますが、恐らくこのアルバムがシグペンのトラムに触れた最初の一枚であったと記憶しています。記憶が間違っていなければですが、オーディオチェックレコードとして有名で高音部はこのシグペンのシンバル音でチェックするのがよいとされていたように思います。

 本日はこのシグペンのリーダーアルバムです。主役に回るとしつこい出来になるドラマーのリーダーアルバムですが、脇を固めるClark Terry(tp), Kenny Burrell(g), Herbie Hancock(p), Ron Carter(b)とリーダーを食いそうな人選が功を奏したのかシグペンがさほど前面に出ず、メンバーの個性的なソロを楽しめるアルバムに仕上がっています。特に、フリー的に始まり各人の最高のソロが聴けるA-3のタイトル曲"Out Of The Storm"が最高ですね。

 所有盤はT字VerveのMGM、モノラル盤です。サイドメンとしてはオスカー・ピーターソン・トリオで膨大なアルバムがありますし、ビリー・テイラー・トリオでもレギュラードラマーを務めた事があり録音自体は多いですよね。リーダー盤となるとこれしか知らないのですが(知らないだけかなぁ・・・)名手の数少ないリーダー盤なので貴重ですね。

コロンビア時代のシナトラの希少盤

2010-07-04 04:24:30 | jazz & vocal

Reflections/Frank Sinatra
(Columbia CL1448)


 最も偉大な男性ボーカリストは誰か?もちろんジャズの領域での話ですが・・・?

 ある人はサッチモと言うだろうし、ナットキングコールの名前をあげる方も多いと思います。その偉業が大き過ぎてジャズでくくるには少し無理があるかも知れませんがシナトラをあげる人も相当にいると思います。1956年の話なのですが、「誰が最も偉大か?」と言う質問でジャズミュージシャンに投票させた"Encyclopedia Year Book of Jazz"の結果ではサッチモ9票、ナットキングコール13票、シナトラ56票という結果でジャズメンの中ではシナトラの人気が群を抜いていた事が示されています。とくにインストプレイヤーのなかでもマイルスは、そのバラードプレイに対してシナトラからの影響が大きかった事を語っていたようです。

 本日はシナトラのコロンビア盤です。シナトラのコロンビア12インチは彼自身がこのレーベルから移籍した後にリリースされています。年代的には最も重要なキャピトル時代の前になりますね。リリースが遅いせいかカバーの美しさもその魅力であろうと思います。この”Reflections"は60年のリリースですが、早期に廃盤になったようでコロンビア時代のシナトラでは元も希少と考えられているようです。スィートなバラードをしっかりとした独特なディクションで唄って行く40年代のシナトラの歌唱が聴けます。個人的にはA1~5の"Stella By Starlight", "But Beautiful", "Body And Soul", "Where Or When", "When Your Love Has Gone"のくだりが好きで愛聴している一枚です

 所有盤はコロンビア、6eyeのオリジナルモノラル盤です。白とブルーの色調でロゴを絶妙に配したカバーの美しさも最高に気に入っています。

モノクロ現像って結構楽しいよね! 

2010-07-03 06:40:19 | フォトライフ


 最近はローソンのDPE撤退やモノクロ自家現像を行うようになって、銀塩カメラの写真は殆ど自家現像になってしまいました。それもプリント(焼き付け)をせずにネガからいきなりPCに取り込んでしまうのでプリント写真がどんどんたまる事もありません。PCに取り込んで保存して行くので劣化もないですし、プリントしたくなればPCから簡単にプリントできてデジタルとさほど変わりません。画像処理もフォトショップでできますがほとんど加工する事はありません。上の写真も切り取っただけです。結構いい感じでしょ!?



 薬品とモノクロフィルムの購入がランニングコストとして必要ですので、コストパフォーマンスではデジにはかないませんが、自分でネガを作成する楽しみやソフトな仕上がり、何よりもアンティークな銀塩カメラを実用で使用する楽しみは銀塩を完全に否定するわけには行かない魅力があります。これが管理人の現像道具です。ビーカー類、現像タンク、ダークバッグ、水温計、撹拌棒、薬品(D76、コダフィックス、酢酸、ドライウェルなど)一括して収納しています。今の温度なら現像5分、定着9分、水洗20分、乾燥30分程度で全行程1時間ちょいでネガができます。後は、フィルムスキャナーに取り込んでPCに入れるだけなんです。



 カラーの現像も出来ればいいですが現像の温度管理がややこしそうなので、カラーはファミリーマートさんの同時プリント788円にお願いする事にしています。期間が1週間かかるのと隣町まで行かなくてはなりませんが高速がただになっちゃったのでちょっとはマシかなぁ・・・。

オリンパス・ペンのオリジナルフード

2010-07-01 21:39:17 | フォトライフ
 銀塩カメラは多くは金属性で作りがしっかりしておりモノとしての美しさが際立っています。デジの安っぽいプラケースのような質感とは全く違っています。もちろん機械ですから作動しなければ意味がないですが、作動しないオリンパス・ペンをオブジェとして観賞用に飾っている方もおられるようです。幸い自分が所有しているペンとペンSは作動も良好で今回オリジナルのフードを入手し取り付けてみました。ピョコンとレンズの前に飛び出したフード、恐らく金属製でしょうか?ちゃんとOLYMPUSのロゴがみられます。これでフレアやコーストが本当に防げるかどうかは眉唾ですが、これを装着したペンSの精悍な容姿にはホレボレです。またペンでは絞りリングがひっこんでいて動かし難いですが、フードを付けると一緒に絞りリングが回転してくれるため操作は格段に容易になりますね。

 こんな古いカメラにとんでもない愛情を注いでいる自分は病気というのはわかっています。このペンやペンSにはご存知のように露出計がないですから、この2台のためにフォクトレンダーのメーターも装着してやりました。ネガレベルですが満足できるシャープな写真がとれるので、ガンガン実用機として使って行きたいものですね。