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時間が無いの抗弁

2012-07-31 16:07:55 | 司法試験関連

ロースクール現役生の定番のお悩み,「ロールクールの勉強が忙しくて時間が無い」。

まぁ,実際に時間がないというのは事実だと思うんですが,問題はこれにどう対応するかです。受講相談においても最近は「講座を受講したいが時間がない・・・」というものが増えているそうです。結論を言えば,「時間は自分で作るもの」であって,余裕ができたらやる,なんて言っていたら,「余裕」なんてできないまま,卒業してしまいます。

ローの予習復習はやり始めたらキリがありません。時間制限を設けず,ただやり続けるような態度では,気がついたら1日が終わっていた,1週間が過ぎた,試験対策は何もしていない(できない),という最悪の状態に陥ります。

発想として,今日は,今週は,こういう試験対策勉強をしたい,そのためにはこれだけの時間を捻出したい,では,この授業科目の予習はこの時間帯で・・・というように,目的意識を持った上で,自分の時間をコントロールをしなければいけません。この発想が欠如していると,2年ないし3年,悪戯に忙殺されて気がついたら本試験,という悪夢を見ることになります。

2012年吉野クラスでは,現役のロー生(未修生も)が生講義を受けに来ています。平日の14時から17時と言う一番来にくい時間帯だと思うのですが,時間を作って来ているのです。「たまたま空いていた」,「偶然暇だった」ということはありえないでしょう。自分で時間を捻出しているのです。WEB受講も含めれば,ローに行きながら受講している人が非常に多いのは事実であり,となると「自分はロー生だから時間がない」というのは「主張自体失当」だと思うのです。

時間は自分で作るものです。これを実践できるかどうかで大きく明暗が分かれます。

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商法投了

2012-07-31 14:59:03 | 司法試験関連

商法の補講4時間が終わりました。朝から本当にお疲れ様でした!どうせ補講やるならという事で,ちょいと張り切りまして(笑),組織再編の部分は手続や制度の概要のみならず,事例問題の際の検討すべき論点,重要な事実関係等についてかなり詳細にお話をしたので,シッカリまとめてモノにしてください。しかし,実質3科目の商法はシンドイッスネ~(苦笑)

こ3年,商法がさり気に難化しつつあり,しかも事例慣れしていないせいか,「何を書けば良いのか分からない」というご相談をよくうけます。そこで,講義では,論点の説明等はもちろんですが,「問題文に○○という事情が出てきたら,この論点を書いて下さい」「言及するようにしてください」というい指摘をかなりしてきました。なので,復習の際にその点も確認してください。

今日で文月も終わりですね。論文突破も5科目目民事訴訟法に突入いたしました。暑い夏に負けずに頑張っていきましょう==☆

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さらば習志野市

2012-07-30 17:30:29 | 雑感

昨日18年振りに引越しをした。前回のは,銀行の独身寮から戻ってきただけだったので,実際に自分で場所を決めて,手続云々と言うのは事実上初めてである。

しかし,大変ですねー,引越しって。今回は,地主さんが不動産会社に土地ごと売って,業者が分譲住宅にする,という事で「立ち退き」でした。初めての引越しが立ち退きと言うのも中々である。4月中旬頃,通知が来たらしいのだが,内容証明郵便が来たのに気付かず,返送されてしまい,業者さんが」「ごねてる!?」と勘違いする,という波乱のスタートでした(笑)しかも「どうも司法試験に受かった人らしい」という情報も掴んで,尚更ビビッテいたそうです(笑)

そんなこんなで5月に立ち退きを知り,色々あった3ヶ月。遂に無事引っ越しました。今のところに18年,通算では習志野市に35年ほど鎮座しておりました。「長く居すぎたな」という感じがしています。立ち退きのお蔭で,強制の契機ができて良かったと思います。しかも立ち退きなので,全部出してもらえました。敷金,礼金,仲介料,保証費用で,新家賃の5.5ヶ月分,鍵取換費用,火災保険で4.5万円,引越し費用(実は,荷物の一部を新小岩に置いて,更に新居に持っていくという変則方式,かつ,荷造りまで頼んだので,なんと26万円もしたそうです!),新家賃の1.5月分先払い負担,旧家賃の日割り返還,敷金の全額返還,更に更に粗大ゴミの処分全部お任せ(正直,物凄い量の残置物です。処分費用は半端なく物凄いと思います)等など,夢のような好条件でありました。幾らかかるもんだろうか,と試算してみるに,凄い金額でした(笑)これ,任意の引越しだったた洒落にならんかったなぁ,と経済的にもラッキーでした。

とは言うものの,移転先を探すのも,軸となる要素を見つけるのに時間がかかり,2ヶ月ほど徹底的にリサーチしました(性格が出た)。お蔭で完全に文句なしの好条件の移転先にめぐり合いました(しかし,住居との出会いは恋愛と全く同じなんてよく言われますが,よく分かる気がします)。

20年分のゴミが蓄積した,文字通りの「ゴミ屋敷」だったので,とにかくゴミを捨て捲くりました!冗談なく凄まじい量です。1人暮らしなのに,3Kという家族世帯向けのアパートだったので,無駄に収納やらスペースがあり,加えて怠惰すぎる性格が災いし(本当にだらしないと実感),見事なゴミ博物館となっていたのです。毎晩数時間に及ぶゴミ処理作業に何日も明け暮れておりました。それでも前日は22時から開始して,当日6時半まで奮闘,それでも当日作業中にガンガン捨てると言う体たらくでしたけど(笑)なので昨日は寝不足,猛暑,慣れない引越しと言う3重苦でありました。

これを機会に,持ち物の少ない住まいを目指しまして現段階では目標クリアーです。これからはシンプルな生活を目指したいと思います!

しかし7月に入ってから,何だかしらんのですが仕事のやる気が俄然出てきています。かなり良い気分転換,刺激になったみたいです。8月は仕事が激ハードなので丁度良いです(笑)

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論文突破実践力完成講義 商法編:予習課題その1

2012-07-27 18:38:41 | 司法試験関連

大変遅くなりましたが,商法編の検討予定問題をアップ致します。

問題研究 会社法の

第7問,第16問,第19問,第21問,第22問,第29問,第43問,第46問,第47問,第53問,第54問,第55問,第56問,第58問,第62問,第69問,第70問,第73問,第76問,第77問

です。講義では,会社法と手形小切手法+総則・商行為を2対1程度の比率で扱いたいと考えています。

手形法以下については,またアップ致します。

なお,塾ネットの方で本日より,課題をアップしておりますので,今後は適宜,塾ネットの方をご参照下さい。フォーラム名は,「2012年開講_司法試験・吉野未修本科生」で,トピック名は,「【予習範囲】論文突破実践力完成講義」,投稿者名は,「ドナルド」です。

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ライパチくん

2012-07-27 12:07:40 | 雑感

イチローが我が帝国軍に電撃移籍してきた。7月末日のトレード期限前には駆け込みで大型トレードがまま起きる。ポストシーズン進出が見えてきたチームは補強を,来季を見据えたチームはチーム再建に動き出す時期なのです。特に今オフにFAになる予定の大物選手の場合,選手側が所属球団と大型契約を望まないケースでは,トレード要員になります。FAになられると見返り無しでその選手を失うだけですが,トレードであればドラフト上位指名権やプロスペクト級の若手,金銭などを見返りに要求できるからです。

しかしイチローのケースは,残念ながらそういう大型トレードケースではありません。ヤンキースは,昨季ブレイクしたガードナー(盗塁王)が今季絶望となり,ポストシーズンに向けて,スピードのある外野手を探していました。そこへ,イチローと言う商品が,大バーゲンプライスで市場に出てきたのですから飛びつきました。ヤンキースの年俸負担は220万ドル。イチローの今季年俸は1700万ドルですからただみたいなものです。しかも放出した選手は,普通のマイナーリーガー2人ですから,こんなに美味しい話は早々ありません。しかもイチローサイドがヤンキース側の要求を丸呑みした(打順は下位,ポジションはレフトにコンバート,左投手の時は控えもあり)ので,ちょっとビックリするくらいの幸運に恵まれました。

ヤンキースは7月末によく補強で,元ビッグネームを取りますが,ほとんどの場合,オフに契約をしないでリリースしてしまいます。あまり活躍しないケースが多いというのもありますが,ベテランが多いのでそこそこ活躍してもリリースするのが一般的なのです。最初からあくまでも「臨時補強」の意味合いが強いからでしょう。もちろん,予想外の活躍をすれば再契約しますが,それでも来季以降の契約条件はあまりよいものではないでしょう。打率が3割に届かない場合,再契約しない可能性の方が高いです。

イチローは,仮に打撃が駄目でも守備力とスピードがまだメジャー・トップクラスなので,最悪でも守備固め,代走要員として使える,しかも安い,というのがヤンキースサイドの本音です。なので実はかなり厳しい状況に置かれているのは間違いありません。あとは世界最凶のNYのメディア,世界一地元選手に厳しいNYのファンとどう折り合いをつけるか,という難題もあります。ヤンキースで成功するためには,実力があるだけでは無理で,NYに適応できるかどうかが極めて重要です。NYの水に合わず,実力を出せずに終わった大物は数知れません。そもそも自分は向いていないとしてNY行きを拒む選手がいるくらいです。

西海岸のスモール・マーケットのシアトルから,リーグ優勝してもワールドシリーズで敗退すれば,「チーム再建」という言葉がすぐ踊り始めるNYへ,というのは本当にキツイものがあります。しかし,イチローはやってくれるんじゃないか,と密かに期待しています。まだまだやれる選手のはず。大打者イチローにとって「最後のワンピース」である,ワールド・シリーズのチャンピオン・リングに一番近い球団にやってきたのですからモチベーションは絶対上がるはずです。是非,今オフにヤンキースの方から長期契約をオファーするような大活躍をして欲しいと思います。

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本当の「試験対策」が始まるのは・・・。

2012-07-25 17:29:34 | 司法試験関連

一生懸命インプットして問題解いたのに,解けません,どうすればよいですか,という悩み相談が非常に多いのですが,ある意味,当たり前の悩みなのです。インプット作業を一回やって,過去問題解いたらできちゃった,という人も居るには居るのでしょうが,大多数は「・・・・できん」なのではないでしょうか。これはインプット段階でいくら丁寧にやってもあまり結果は変らないと思います。

これは過去の受験体験でもあったことだと思います。例えば,山川の世界史の教科書をいくら精読しても,問題を解いたら解けないなんてざらだと思います(笑)。「嗚呼,そこは軽く飛ばしてしまった」,「嗚呼,注釈も大事なのね」,とか。このような経験を踏まえ,「教科書の読み方・インプットの仕方」を修整してきたのが受験勉強かと。同様に,司法試験では条文や判例の読み方を修整して行く事になるのです。

実は,ここからが本当の意味での試験勉強なんです。どうすれば解けるようになるか,どう修整すれば良いのか,勉強の仕方に問題がないか等。また,「こういう聞かれ方をするならインプットする際にもこういう視点で」など日々,演習を通じて勉強方法そのものをセットアップしてくのです。それが自力ではシンドイ,非効率だ,と感じる人も多いので,「未修吉野クラス」が誕生しました(笑)

ちょっと宣伝入りましたね(笑)

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「判例だけをやれば良い」の盲点

2012-07-25 14:42:21 | 司法試験関連

「判例を自説にすればよい」。司法試験の世界ではもはや定説と言っても良い。もちろん全然間違いではない。規範は基本的に判例で。

しかも,作成者が問題を作る時に頭に浮かぶのは著名な判例の事案であり,それをベースに事例を変え「本件事案の特殊性」を出してくるから,特殊性を発見するためにも「軸」は判例にすべきと言う意味でもより重要である。

しかし,指導する側にも問題があると思うのだが,「判例だけやれば良い」を誤解している節がある。「学説はゴミとか屑」とか言い放つ輩である。

規範そのものを有力説にする必要は基本的にはないし,講義でもそんなことは言っていない。しかし,そのことと「学説に全く無関心」は似て非なるものである。法学は判例と学説の相克である。両者は実は表裏の関係にある。「有力説」は判例の弱点,脆弱な部分をついて来ている。この「判例のネガティブな分析」部分は,実は「判例を理解する」「使いこなす(=いわゆる射程の問題も含む)」に相当する部分なのである。

本試験では,判例が答えていない部分(争点にならなかったから,とか色々な理由がある)を突いてきたり,実は判例の射程が及ばない事案ではないか,という「似て非なる事案」にしたり,実際の事件そのものは上手く解決できたとしても判例だと妙な結論になりそうな事案にしたりする。これは全て「判例の理解」を問うものである。しかも,これらについては学説サイドから鋭い切込みがなされることが多いのである。

そういう意味でが「学説サイドからの鋭い指摘,学説の視点観点」は極めて有益である。「判例が全て」を「規範を判例にすればよい,学説はいらない」という風に形式的に捉えているのであれば,随分効率の悪い,しかも実力も伸びない勉強をしているという事実を認識すべきである。

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950000Hits!!!!!!!

2012-07-25 03:12:40 | 雑感

IPベースで95万アクセス突破です==☆ 

本試験以後、一段と多くの方に閲覧して頂けています!感謝感激!これからも宜しくお願い致します。遂に100万アクセスが見えてきましたっ♪♪♪

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「原発のウソ」

2012-07-24 20:20:22 | 雑感

「原発のウソ」という本を読んでいる。非常に分かりやすい本で,2011年原発関連書籍年間ランキング1位というのも肯ける。「安全な被爆量などは存在しない」というのはインパクトがある。

著者は,小出裕章氏である。40年間,専門家としての目線から原発反対を主張してきた「戦士」である。ところが気になったのが,氏は,京都大学原子炉実験所の「助教」なのである。御年は63歳。で,助教というのは何事かと言う話なので,ちょいと調べたが,小出氏の「原発のウソ」については専門家からの批判も強いようである。「大学と電力業界による陰謀により、小出が昇進を阻まれてきた」という意見も反原発支持者の間では,根強いようだが,実際はそうでもないようである。

中々判断が難しい話である。改めて思ったのだが,やはり両サイドの意見をまず読むということだなと。反対派であれ,賛成派であれ,どちらかの考え,主張が正しいのだ,という所与の前提で見てはいけない。ただ,原発支持者からの氏の著作物への批判は,素人目からも「言われてみればそうだな」という部分もあるが,かといって氏が指摘している問題点全てが間違っているわけではないし,現にそのような批判はない,という点を注意しなければならない。一つ間違えがあれば言っていることは全て間違い,となるわけではない。かなり重要な問題提起をしており,やはり一読すべき書物のように思える。

しかし「原発のウソ」の中で驚いたのは,広島原爆で燃えたウランの量が800ミリグラムで,この時炸裂させたエネルギーで10万人の尊い命を奪った。これに対し,100万キロワットの原子力発電所は,1年間に1トンものウランを燃焼するというのである。これは10億ミリグラムだそうだ。東京電力の電力供給量は,5500万キロワット前後であるから,これを全部原発で賄うと,ウランを1年間で55トン燃焼させることになる。当然,ウラン55トン分の「死の灰」が生じるわけだが,放射能汚染物を安全にかつ完全にコントロールできる科学力を人類はまだ持っていない。推計によると,これまで日本の原発が生み出してきた総電力量は,7兆キロワットだそうで,放射能の減衰分を含めても,広島型原爆80万発分の死の灰が日本の何処かに貯まっていることになる。

これで本当に大丈夫なのか,と考えさせられてしまう。放射能の影響は,長いスパンで出てくることは広島・長崎の被爆者データからも明らかである。今は何事も無くても,10年後20年後にどうなるか,誰にも分からない。「神の火」とも言われる原子力。人間が神をコントロールすることなど最初から無理なのではないか,と改めて感じた次第である。原発について,もっと勉強しようと思う。

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お知らせなど

2012-07-23 19:51:09 | 司法試験関連

「論文突破基礎力完成講義」の商法編ですが,3,4時間程度の補講を行います。民法に続いてすいません。基礎マスターテキストの情報量が多かったですね。ご迷惑をおかけ致します。7月31日の午前中からを予定しています。

「論文突破実践力完成講義 講義編」で扱う問題リストは,「伊藤塾ネット」の「2012年開講_司法試験・吉野未修本科生」というフォーラム内で掲示することにします。塾ネットに早めに登録しておいて下さい。まだ,情報自体はアップしていませんが(苦笑)

経済法=独占禁止法に身悶えております(笑)。

8月の予定が今から笑えて来て困まってますb^^b 

8月20日以降は1日も休み無く4講座が同時に走るのと,8月末に「名京阪遠征:疾風怒濤の夏の陣」を行うので,その準備でお盆休みは無くなりましたー♪ お盆休みの前は,論文突破が民訴法,論文突破実践力が商法,そして経済法が集中開講するのでこれはこれで死にますー。仕事的には暑い夏になりそうでーす♪ 皆さんも頑張りましょう==☆

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折り返し地点通過

2012-07-23 17:47:21 | 司法試験関連

どっこい梅雨明けとは到底思えない中途半端振りが目に付く今年の夏子である。うーん,うーん。

さて,早いもので合格発表まで50日を切る頃合となった。過酷な本試験な日々も,はや2ヶ月以上前の話である。短答基準点クリアー組は,「運命の日」を「俎板の上の恋」状態で待つだけの話であるが,来季捲土重来組は話が別である。合格発表まで,ないしは9月一杯を目処に,「基礎体力作り」をしなければならない。本試験から合格発表までの折り返し地点を過ぎたのであるから,自分の「サマーキャンプ計画」の進捗状況を確認しなければならない。何となく漠然と,はご法度。自分のことなのでもっと興味をもつこと

この夏は来季合格を考えた場合,本当に重要である。夏の間にL1L2レベルをガッチリ固めたい。この点はロー現役組も異なるところは無い。10月以降のL3対策に特化できる体制作りが今の時期の目的なのである。

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土用の丑の日の前に

2012-07-22 14:13:56 | 雑感

うなぎ業界、価格急騰で夏バテ、だそうです。

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目を覚ませ!!

2012-07-21 19:27:14 | 雑感

NPB選手会が,WBC不参加の決議をした。色々な意見があるとは思うが,個人的には正気の沙汰ではないと考える。「金の問題」と言う目先の利益に目を奪われて,長期的な展望がまるで無い証拠である。しかもその分配利益も数億円単位であり,数十億レベルならともかく,参加ボイコットするほどの利益なのか,とさえ思う。

野球が五輪競技から外された今,WBCの存在意義は非常に大きい。特に最近の日本人は,愛国心は無いが,何故か日本代表戦が好き,という状況にある。とにかく「代表戦」が好きなのである。別にサッカーが好きなわけではなく,代表戦が好き,という人は多い。数ある代表戦の中で一番ブランド力があるのがサッカー日本代表である。侍ジャパンはサッカー日本代表に匹敵するブランド力を持ちうる素材である。それを自ら放棄する暴挙としか言いようが無い。

そもそもWBCはMLBとMLB選手会による「招待試合」である。そのため,世界選手権,五輪,ワールドカップとは性格が大分異なる。おまけに,「アメリカ」主導であり,野球におけるアメリカ市場は絶対的な存在である。世界中の全てのプロリーグ(チャンピオンズリーグ,欧州選手権も含む)と比較しても,NFLとMLBの儲けのでかさは突出している。そんなMLBが日本の要望なんてまともに相手にするわけが無い。最初から公平でもなんでもないのである。分配金につき交渉するにしても,ボイコットは最悪の手段であり,出場しつつ交渉するという頭はないのか。

「将来のため」,と言うが,それは完全に「金」に限定した話であり,野球の国際化,国内でのブランド力の更なる向上,と言う観点からはWBCをより巨大なイベントに成長させる事が何よりも優先されるべきである。WBCは,生まれたばかりの国際大会にしては成功している部類であり,将来的には,五輪,W杯,ラグビーW杯に並ぶ国際イベントになる可能性を秘めている。それこそが「将来のため」やるべきことなのである。たかだか数億円の分配金のために,国際大会3連覇の機会を自ら逃すなど正気の沙汰ではない。名誉より金になっている。

そもそも子供達がこう質問したらなんと答えるか。「何で2連覇している日本は出ていないの?」と。「金のためにボイコットしたんだよ」とでも言うのか。それこそ野球に対する子供達の純粋な気持ちを踏みにじるものであり,将来に禍根を残すだけの話ではないのか。しかも次回大会は,日本準開催というべきものであり,侍ジャパンの国内試合が最大7試合行われる。過去の2大会と比べ,時差の問題が無い分,視聴率はとてつもない数字を期待できる。野球の国内ブランド力向上にこれ以上の機会は無い。何故それを捨てるのか理解できない。地上波中継も減り,CMに出ている国内選手は皆無である。このような衰退期に,起死回生の機会を与えてくれるのがWBCである。

MLBのやり口が正しいとは思わない。しかし,世の中は哀しいかな力が強いものがルールを作るのも事実である。ビジネスの世界では尚更だ。奇麗事なんてまかり通らない。現状,MLBサイドが圧倒的な力を持っている以上,それなりに上手い交渉をすべきだという話である。「金持ち同士の喧嘩」ほどファンが興ざめするものはない。今回は,1994年にMLBで起きた史上最悪のストライキと同じレベルである。金のために,代表戦を辞退する。今後,誰がそんな代表を応援するのか。まずそのことを考えるべきである。

因みにMLBサイドは「日本は出るものと考えている」という冷静なコメントを現時点では出している。交渉するにしても長引かせるのは良くない。仮に出場が決まっても,長々と金の争いに付き合わされたファンは,何かしら白けた気分になる。出場するなら早めに切り替えるべきである。

更に最悪なのは,このまま日本無しでも構わないよ,という態度をMLBが取った場合である。将来的にWBC出場の機会を奪われることになるがその時はどうするつもりなのか。更に言えば,日本プロ野球機構は,最初から「日本は参戦」という考えであり選手会と足並みが揃っていない。実はMLBは,NPB選手会がボイコットをしても,メジャーリーガーである日本人選手に,「日本代表として出場すること」を打診する方針でいる。この場合,メジャーリーガーで固めた「侍ジャパン」が出場することになるが,そうなった時,NPB選手会はどうするつもりなのか。日本で代表戦が行われ,自分達はオープン戦をやっている。メジャーリーガー達が他国の代表相手に躍動した後,誰がプロ野球の開幕で盛り上がると言うのだろうか。

とにかく昨年からずっとNPB選手会は,金の話しかしていないのが情けない。そんなに金が欲しいのだろうか。将来を見据えた正しい交渉術を取るべきである。もし出場しないならば日本プロ野球は10年は遅れを取ることになる。賢くなれと言いたい。

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スモールサマー2012

2012-07-21 15:54:53 | 雑感

今年は数年ぶりに,夏が短そうだ。文月も下旬に入ろうかと言うのに,夏らしい日はまだ数日しかない。やる気あるのか小笠原高気圧と小一時間説教したい。天候も不順。残念なことこの上なしである。

2年前の史上最大の猛暑に比べると今夏のスケールの小ささを再認識する。せめて葉月は毎日35度オーバーでお願いしたい。6,7年クーラー未使用の拙者でした。あ,先日今夏初めて扇風機を5分くらい使いました。エコです,ええ,エコです。エコエコアザラクです(分かんないか 笑)。

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法曹養成制度のあり方

2012-07-20 18:09:10 | 司法試験関連

①司法試験という点のみにより選抜がされていた従来の制度よりも,非常に優れた制度であると考えられる。

②日本の教育に新しい価値観をもたらす非常にチャレンジングな取組であり,優れた人たちもたくさん育っている一方,法科大学院の中には,一部に,体制が不十分なところもあるため,プロセスによる法曹養成の意味合いを確認しつつ,法科大学院の体制を理念に沿うよう再編成する必要がある。

①と②に代表されるように,「プロセス重視の法曹養成」という考え方が基本であることに変わりは無いようである。確かに,抽象論としては反論の余地は無いように思えるし,「機能すれば」理想的ですらある。問題は,「理念が実現されていない形ばかりのプロセス重視」になっていると言うことであろう。大多数の法科大学院の教育クオリティがまずもって問題なのである。

③法科大学院間の格差が広がり両極化している現実を踏まえ,特に問題のある一部の法科大学院に対しては厳しい措置を講ずることもあり得る。ただ,一部に問題のあることを基に一般化して議論をすると,制度そのものへの誤解を招くことになりかねないためプロセスによる法曹養成の思想自体は堅持した上,改めるべきところを改める必要がある。

前半部分は,法科大学院への「強制退場制度」を導入すると言うことであろうか。正解である。基準に到達しない法科大学院はまず廃校にすべきであると思う。後半部分だが,これも同意である。議論の立て方が妙なことになると良くない。以前にも書いたが,実績を出している法科大学院は問題ないはずである。問題なのは,いわゆる「中・下位ロー」であり,「法科大学院」と言う言葉の中身が,「中・下位ロー」にすりかわっているのではないか,との懸念がある。

④予備試験の運用については,法科大学院修了者と予備試験合格者との間の競争の公平性を確保するために,両者の司法試験合格率を均衡させるとともに,予備試験合格者が法科大学院修了者と比べて不利に扱われることのないようにする旨の閣議決定がなされている。

こんなことできるのか?意図的に調整するとすれば,属性が違うと言うだけで合格基準を変えるという方法しかない。許されるのか?そんなことができるなら,その前に未修者と既修者の合格率を揃える方が先ではないか。

⑤経済的事情等がないのに,法科大学院での教育を受けることをスキップして,試験のみで法曹資格を得ようとする「超特急組」が予備試験受験者・合格者の多数を占めることにならないかとの意見があった。

個人的には,最初,予備試験はその制度趣旨からは何らかの資格制限があると思っていた(ロー生は駄目とか)。完全にフリーにすれば,若手エリート学生のバイパスルート化するのは目に見えているからである。4年前に,「東大,慶大等の現役学生が席巻する」と予想していたが,まぁ既にそんな感じになってきている。予備試験の制度趣旨を徹底するならば,財産制限,身分制限等の,中々「ゴツイ」制限条項をつけざるを得ないであろう。

⑥法曹志願者の減少を議論するに当たっては,単に新しい法曹養成制度が始まった当初の人数と比較するのではなく,法曹志願者数の多寡を論ずる基準について,検討する必要がある。

⑦新しい法曹養成制度の導入以前に,既に過酷な司法試験受験競争状態にあったことから,優秀な人材が法曹を志望しなくなるという強い懸念があった。新しい法曹養成制度が導入された当初は,その趣旨に沿うように,多くの多様な志願者が集まったのに,その後減ってきているということが問題なのであり,新制度になったがために志願者が減ったということではない

個人的にこの指摘は秀逸だと思う。確かにそうである。1期の頃の熱気は凄かったし,従来なら司法試験を目指さないような,外資系金融機関のエリート,医師,元官僚などが(元外交官大使もいた!)などが司法試験界に雪崩れ込んできたのであるから,「新制度そのもののせいで」志願者の数が減った,というのは正しくないであろう。問題は,何故,減ってしまったのか,である。

⑧法科大学院志願者減少の要因は,新司法試験の合格率が低迷していることにあり,優秀な人材が法曹を目指すようにするためには,新司法試験の合格者を増加させ,合格率を引き上げるのが有効であるとの意見があった。この意見に対しては,どのような層の志願者が減少しているかが問題であり,果たして,既修コースの修了者の半数が卒業した年に新司法試験に合格できるという現状が優秀な人材にとって法曹となることが困難な状況といえるのか,優秀な人材が法曹を志願しなくなっているとすれば,それはむしろ,弁護士の就職難などを背景として,法曹の魅力や資格としての価値が薄れており,法科大学院進学による経済的・時間的負担が見合わないと考えられているからであるとの見方もできるのではないかとの意見....

この意見も鋭い。旧司法試験の場合,最盛期には6万人近い受験生がいたが,短答式試験で合格レベルである42点~46点(60点満点)ラインに届く者は,7000~8000人程度だった事実が何故か見逃されている。0点~40点前後と言う分布範囲内に,数万人がいた,ということである。このことは,ほとんどの受験生は「名ばかりの受験生」であるか,「到底合格が狙えるレベルに届かない者」ばかりだったということを意味する(なので,難易度を語る上で,合格率自体は意味が無い。現に地方公務員試験の方がとんでもない倍率である)。もしそのような「名ばかりの受験生」が撤退したと言うのであれば,特に問題視するようなことではない。問題は,どの層がどう変動しているか,であるが,この点もろくに議論されずに,単に志願者人数の多寡で騒ぐのは現実を見誤るだけである。また,現役既修者の半分が合格する制度の何が「困難な状況なのか」という指摘も鋭い(現役既修生と言う属性は,法科大学院の教育効果というよりは,受験指導校での勉強がモノを言っている層だとは思うが)。

結局,問題の出発点は,「7,80%が合格する」という,当初の「国家的虚偽広告」のせいにあるのでは無いでしょうか。当時,「え,司法試験に7,8割も受かるの!?」という雰囲気があったのは間違いない。「弁護士になれるなら,300万くらい安い」,という「金さえあれば,法曹になれる」という安易な考えを受験生が持っていたのも事実ではないか。結局,法科大学院には医学部レベルの入試難易度・教育力が無いにも係らず,「ローにさえ入学できれば法曹になれる」,という妄想を抱かせたのが問題でなのである。本来ならば,「7,80%の人間を「司法試験合格レベル」にまで引き上げる」という意味だったはずである。「合格レベル」を下げてでも合格者を増やすと言う話では最初からなかったはずだ。「法科大学院入学→司法試験合格レベルまで実力を引き上げる→卒業生の,7,8割を受からせる(受からせてもよいレベルだから)」なのはずが,肝心の部分が抜け落ち,「法科大学院に入学さえすれば」「合格が約束されている」という変な公式に変容してしまっただけの話である。

そして「低い入学難易度+教育力も無い」法科大学院が,少なからず出てきた最大の元凶は,文部科学省が後先のこと考えずに認可し捲くったせい,ということである。

読んでいて面白い意見が一杯のっています。お暇な時に読むには最適。

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