紙ウサギロペにドハマリしておる。
百選マーキング講義ですが,今日までのところ12回目まで収録し,取扱い判例は本体50個,アペンディックス2個の合計52個です。6時間で52個という事になります。多いんだか少ないんだか微妙な感じです(笑)
元々は,「30分で6判例ペース」をイメージしていたのですが,事案の概要,判示,解説部分に言及すると,どうしても1判例につき平均8分くらいはかかってしまいます。まぁ,人権部分については,合憲判断の多い多数意見部分だけ追いかけても論文で普通に困るので,解説部分等については,論文で違憲主張に使えるような部分を意識的に紹介するようにしています。あと,補足意見や少数意見等に言及する部分がこれまでのところ多いので,短答対策・論文対策両睨みで言及するようにしています。
しかし想像以上にシンドイっすね(苦笑)
本格的な試験勉強は,基礎固めが終わって,さて,点数を取りに行こうと思っていたのに,あれ,予想外に取れない,というところから始まります。実際,苦しくてしんどいのもこれ以降の段階です。「勉強しているのに中々点が取れない,さぁ,どうする」,という詰めの部分が本当にしんどいのです。
知識が足らない云々レベルは,単なる準備段階でもたついているだけの話であって,量的にはきついかもしれませんが,要はやればやるだけ力がつく段階です。できないのは単にやるべきことをやっていないだけの話なので,精神的なしんどさは比べ物になりません(この段階の悩み解消は簡単です。やればよい)。
本当の意味で合格するか否かを競争しているゾーンは,当然ですが前者の領域にあります。ですから,なるべく早い段階で「ライバルと競争しているレンジ」に入ってくるようにしないといけません。演習主義でも基本書主義でもなんでも良いので,まず「レースに参加できる状態」に持って行きましょう。そこからが本当の戦いの始まりです。
2013年度の論文突破基礎力完成講義が投了致しました。2月から受講されていた人は特にお疲れ様でした。長いようで短い10ヶ月間だったと思いますが,復習をシッカリやってください!途中から受講されている人(こちらの方が多いのですが)はまだ聴き終えていない部分もあるかもしれませんが,ここは気合を入れて年内に消化できるだけ消化してしまいましょう。
講義で伝授してきた作法,分析の視点,処理手順は,答練等で実践しないといけません。というかそうしないと意味ないです。なので,なるべく早く一度は「自分のものにした体」にしないといけないわけです。実践期間が長いほど,回数が多いほど本物の実力になっていきます。
今日,講義のあとに「バトンタッチ」という言い方をしましたが,いよいよ主体的に実践していく時期という意味合いを込めています。講義を聴く,復習するというあるいみ受動的な時期から,実践していく時期に完全に移行してきました。あとはやる切るのみです!
あ,とは言うものの,実践力完成講義はまだ講義編が3回ありますし,演習編はまだまだ続きます。まぁ,インプット編が終了くらいの意味合いですが,個人的にはやり終えた感があったので,書いてみました(笑)
第5問,第7問,第8問,第9問,第10問,第11問,第12問,第13問,第14問,第15問,第17問,第18問,第21問,第23問,第24問,第29問,第34問,第35問,第38問,第39問,第40問,第41問,第42問,第44問
です。追加もあるかも知れませんが,とりあえず。
なんと早いもので,来週月曜日で刑事訴訟法が投了します。すなわち,2013年論文突破基礎力完成講義が大団円を迎えるということになります。2月から始まった第3シーズンも終わりですねぇ。本当に早いです。来年2月からの「シーズン4」へ向けての準備も本格化させていきます。
判例百選マーキング憲法ですが,人権部分は解説部分にも言及しつつ論文的に講義し,統治部分は事案と判旨のポイントチェックと言う感じでアップテンポで進めたいと思います!
今年も残り40日。6週間を切りました。10月の声を聞いて「遂に答練始まったナァ」,という感じでしたが,演習編も今度の日曜で第1ターム7回目です。第2タームに入ると系統別受験になるので,第2タームは全6回で14問になります。ですから全体の3分の1が終わるわけですね!
1回1回が本当に貴重です。自分の弱点の把握・修正を繰り返すことが何よりも大事です。「年内に基礎固めを」と言う目標の締め切りも残り40日ですね。のんびりしていられませんな(笑)。
そういえば,2日前に体調を崩しそうになりました。風邪を引きやすいので予兆を掴むのが早いという特技があるのですが,今回は何とか悪化せずにすみそうです(若干喉が痛い感じもあるんですが)。最近1日の気温差が激しいので体調不良には要注意です。健康も受験生の実力のうちです。
百選マーキング講義憲法の収録を始めました。1回目で5個目,2回目で9個目までいきました。憲法に関しては,改訂されたばかりで,解説講義的なものはまだないので,受験生の便宜も考え解説部分にもかなり言及しています(判例本体より,解説が気になるという人も多いでしょう)。まぁ,ごつくなりすぎても意味ないので,スピード感は出していくつもりです。
解説部分も,単に重要ポイントを読みあげるのではなく,主張・反論に役立つ形で説明を加えることにしていますので,憲法的な思考パターンを学べる効果があると思います(このような考え方をすれば裁量が狭まる,など)。メリハリつけてガシガシ進めたいと思います。百選マーキングは,文字通り百選に加工すれば事足りるので,条文シリーズに比べても,講座スタイルとしてフィットしていると思います。
即時取得の要件の中で,94条2項を論じる,という部分についてかなり質問が出たのでここでも。要は「Fが94条2項で保護されれば,それで足りるのではないか」,という構成では駄目なのか,という質問です。
94条2項で保護された場合,有効となるのは,あくまでもそこでなされた「意思表示」です。本問で言えば,EF間における,「他人物売買の申込みと承諾」という意思表示が有効になるだけです。Eが所有権を未だ取得していない段階での売買契約なので,EF間で成立する契約は通常の売買契約ではなく,他人物売買にしかなりません。したがって,94条2項でFが保護されるとしても,他人物売買が有効に成立するだけの話であって,そのことからFに直接所有権が移転してくることにはならないのです。なので,94条2項論だけでは,Fが所有権を取得した,という主張は通りません。
通常,94条2項の場面は,本来的な意味での売買契約が成立したことになる事例で説明されているので,結果的に第三者が所有権を取得する,という結論になるだけなのです。94条2項が有効なものとして取り扱うのは,あくまでも「意思表示」にすぎず,意思表示が有効に成立した結果,その意思の合致により成立しうる契約が結果的に成立し,その有効に成立した契約の効果として,何らかの権利変動が生じるにすぎません。
今回は,EF間の意思表示が通謀虚偽表示ではないとしても,有効に成立しうる契約はEが無権利者である以上,「他人物売買」に過ぎないのです。なので所有権がFに移転することにはならないので,Fが即時取得したかどうかを検討しなければならないのです。
世界第一位の経済大国アメリカ 20億円
世界第二位の経済大国中国 1000万円
世界第三位の経済大国日本 50億円
人権意識のレベルがよく分かる例。
去年カウンセリングをした後、吉野クラスを受講して頂き、今年晴れて予備試験に合格した受講生さんが来てくれました!来年の本試験一発合格の為の戦略の確認に来てくれたのです。色々お話をしてこちらも気分が高揚したのですが、一番テンション上がったのが。・。・。・
「来年二桁台で受かっちゃうか!」と言った時に、何か言い淀んだので、「あれ?」と一瞬思ったのですが、その直後に「・・・1番で受かりたいんです!」と宣言され、いやもう本当にテンションマックスになりました。
やはり目標はでかく、かつガチで狙いに行く発言って、聞いている方も興奮してきます!久しぶりにこちらが元気を頂くような発言でした。「いやもう、本気で一番狙ってこうぜ!」なんて話で盛り上がりました。皆さんも、自分を過小評価せず、ガチンコで第9回大会に臨んで下さいね!!!
結論としては争いなく認められるような論点部分・要件論は,規範を同時にねじ込んでしまい簡潔に書けばOkです。「規範→生の事実→評価」という書き分けをしないで一気に書き切るわけです(Xの玄関部分への立ち入りは,住居権者Yの意思に反する態様で立ち入りと評価できるので住居侵入罪が成立するなど)。
他方で,「どうなんだろう?どちらの結論もありうるなぁ」,と悩んだ時は,悩んでいる段階で,「そのような結論が当たり前」というわけではないことを意味するので,一応説明するようにしましょう。
本日5回分収録しました。全部で7回か8回で投了となりそうです。上諭,前文から始まり,統治メインで短答プロパー知識についてかなり言及していますので統治対策にご利用下さい。これが終わり次第,百選マーキング憲法です。年末は憲法祭り!?笑
元気なときに苦手なことをやるのがセオリーである。先にやっつけてしまうわけだ。心身ともにくたばってきている状態で,苦手なことに対処するのは難しいし,効率も悪い。イライラするだけです。
これは普段の勉強の順序にも当てはまる話である。勉強をするときに,得意科目から始めて苦手科目を1日の後の方に持っていくという人はいないだろうか。このやり方だと質・量共に常に得意科目の方が苦手科目より上回る状態が続くことになるので,いつまで経っても苦手科目は苦手科目なままだ。以前書いたように,「苦手科目は勉強していない科目」でもある。
中間決算ではないが,5月の「期末決算」に向けて予定通り「業績は推移」しているだろうか。常に締め切りを見据えて自分の状況を把握しないと,春先に「全然間に合わない!」と「突然」気が付くことになる(客観的には突然でもなんでもないのだが)。こういうタイプの人が不合格予備軍には非常に多いので気をつけてください。自分自身の工程管理くらいきちんとしましょう。というか他人には分かりません。レベルアップしていくスピードを上げていかないと,年明けのどこかの段階で(下手すれば早々に)第9回大会で合格というミッションが「原始的不能」状態になります。
以上,注意点2つでした。