study for an examination

2009-05-31 16:28:11 | 司法試験関連
2年生の方は、秋学期が始まるまでを「1つのターム」と見て、択一対策をすると良いと思います。まずは本試験問題を時間を計って解くことです。敵の正体を知り、合格ラインまでの「距離感」を体感してください。対策はその後講じる事になります。

択一は7科目もある上に、手をつけていないこと自体が、焦燥感を煽って行きますから、早めにターゲットを具体的にロックオンしてしまいましょう。特に下4法は手付かずだと非常に不気味ですから。また、択一で「広く、浅く、正確に」マスターした条文や判例の知識が秋以降の論文対策において強固な土台となり、学習効果が上がることも期待できます。

論文対策は、収録済みの「新司法出題フレーム講義」か、9月から開講する「ケースメソッド論文マスター(通称ケー論)」を受講されれば、本試験論文問題の「読み方のスキル」を徹底的に追求していきます。2年生の方であれば、ケー論の方がプラスアルファの要素がありますから(過去問題研究は各科目4,5時間を予定)、ケー論のほうをお勧めいたします。

2年次は、行政法(択一論文)、会社法(主に択一)、選択科目、の3つが主要テーマになるような気がします。「早く潰しておきたい」という観点からは。

なにしろ大事な事は、「試験に受かるための勉強」をぶれなくやり遂げることです。新司法試験では、実はこれが一番厄介かもしれません。
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Remember HIROSHIMA 2

2009-05-31 01:05:32 | 雑感
そういえば広島第2弾書いていなかった。

2日目は、朝から厳島神社へ出向いた。原爆ドームの近くから、世界遺産航路に乗って、海路より上陸。天気も良く大変気持ちが良かった。要予約です。

厳島神社では、結婚式を上げているカップルもいました。着いた直後は潮の引きはじめだったので、1回参拝・見学した後、弥山山頂へ。ロープーウェー駅まで、結構歩きますが、新緑がとても綺麗で、散策にはもってこいでした。ロープーウェーは2種類を乗り継いでいくのですが、これ自体、普通に楽しめます。

獅子岩駅から山頂までは、30分ほどの山歩きになります。山頂には見晴らし最高の展望台と、巨石・巨岩がごろごろしています。風が強いとちょいと寒いかも。

山頂から戻ると、上手い具合に潮が引いていて、渚の厳島神社を堪能。また風情が違ってよいですね。

あとはひたすらビール飲むか何か食べるかずっとしていました。揚げ紅葉饅頭は是非。あと参道商店街すぐの「お食事処たち花」の牡蠣定食2500円は是非。文字通りのフルコースでとても2500円とは思えない充実振りです。感動です。あとは色々つまみ食いしまくりました。

帰りは、JR宮島航路経由で本土へ。狙いは、宮島口の「うえの」で、あなご飯を食べることにあります。もう食い捲くり飲み捲くり。

そしていざ広島市内へ。19時頃八丁堀で、論文班のメンバーと合流。昨日の2人に加え、別嬪さん2人も合流で今日は5人で日本料理を堪能しました。もう最高であります。楽し過ぎて、閉店時間(過ぎ)まで我々だけ個室に居残り、気がつけば7時間も会食を楽しんでいました!夜中の2時過ぎですよ。仲間は本当にいいですね☆昨日に続き、博多修習組やらにも電話したりして旧交を温めました。そんなわけで連日のぐでんぐでんです。平日なんですけどね(笑)仲間にホテルまで送って貰い、「次は6人で夏のナイター観戦+焼肉だねぇ~」と約束して別れました。正直寂しくなってしもうたが(苦笑)

3日目は帰る日ですが、早めにチェックアウトして、岩国へ!錦帯橋が目的!三日連続天気も良く、川べりでのぼぼーんとしていました。岩国寿司を食べ、飲み捲くる。錦帯橋付近は何故かソフトクリーム商戦が激熱い!100種類のソフトが自慢の店もありました。また、祭りがあるらしく、屋台も川べりに並び、色々買い食い。ほんと食ってるか飲んでるかでした。でも太らなかったのが不思議ちゃん。

広島へは、こだまで。4両編成の新幹線ってとても新鮮でしたよ。こだま超久しぶり。新幹線の駅も鄙びた駅があるのであった。

広島着いたら、のぞみ出発30分前に構内で広島風お好み焼きを半ば強引に食してきました。もう完璧すぎる広島旅行でした。京都の時もそうでしたが、旅先で友達に会うって言うのはかなり新鮮ですし旅がトンでもなく楽しくなります♪修習が始まったら、お互いに行き会うというのもお勧めですよ~。
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DNC

2009-05-30 12:49:27 | 法科大学院関連
DNCの出願者数が確定しましたね。10282人。前年度比で2856名の減。
平成15年度 39350名,平成16年度 24036名,平成17年度 19859名,平成18年度 18450名,平成19年度 15937名,平成20年度 13138名,そして今年度が10282名。

見事なまでの「右肩下がり」。バブル崩壊後の日本経済かという風情。

文部科学省の責任者は沖ノ鳥島辺りへ飛ばされる必要がありそうです。6年連続出願者減とは中々できない芸当。しかも当初の4分の1程度の規模まで縮小していやがりますよ。ビジネスの世界で僅か6年の間で市場規模が4分の1になったらトヨタでも潰れますわ。そしていよいよ来年は記念すべき大台割れが見えてきました。

しかし最高値が39000で10000割れが視野に入るって,正にバブル最高値から秋の陽はつるべ落とし状態で下落していった東証株価のようですな。失われた6年。

出願者属性では,法学部出身差が7割を占め,年代別では20代が66%を占めています。法科大学院は単なる法学部出身者の進路先になっとるだけです。

いいのかそれで。法務省,文部科学省は国民に対する説明責任があるんじゃないかと思うんだが。
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without being asked, tell you an old tale

2009-05-29 19:16:26 | 法科大学院関連
適性試験まで4週間弱。既修の方は,適性は事実上「これで切られないようにする」以上の意味はありません。ぶっちゃけ平均点10点プラスでも十分とさえいえます。プラス15点なら御の字でしょう。ですのであまり神経質になる必要は無いと思います。

但し,中学受験経験者かどうかで多少手の抜き加減は違ってくるので,実際に自分がどの程度対応できるのか,問題を解いて適性試験の適性がどの程度あるかは意識すべきでしょう。

私は,中学受験も,就職活動でSPI対策もしたことがなかったので(当時金融業界は選考段階ではSPIテストを課していなかったため),人生初の経験という側面がありました。

しかも,ロー進学を決意したのが,4月20日過ぎ。未修・既修の違いも分からず,とにかくDNCとやらは受けておかないと駄目らしい,くらいしか分かりませんでした。運良く,その年のDNC出願に何とか間に合う時期であったのでGW中に書類をかき集め出願という慌しさでした。おまけに,英語も必要だということになり,TOEICなら対応しようがあると思いきや,慶應の出願には既に間に合うTOEICはありませんでした。途方に暮れていたところ,当時の職場の友達が,「CBTなら毎日受験できるよ」と教えてくれ,まさかのTOEFL挑戦という事になりました。日本人・韓国人で受験生の9割を超える「日本人用英語テスト」のTOEICと米国留学用TOEFLでは,リアルシング度がまるで違いやがります。

適性試験とTOEFLという分厚い壁が立ちはだかりました。時はGWを過ぎており試験まで実質1ヶ月でした。DNCの受験の2日前に新横浜会場でTOEFL受験ということになりました。当時は別の会社で公務員講師と制作の仕事を毎日やり,新宿・渋谷・横浜・柏・池袋でカウンセリング業務もやったりして文字通り仕事漬けの日々でした。大体仕事は毎日10時から19時くらいまで(制作の場合)という日々です。おまけに何故かよりによって受験月の6月に2回も泊まりで山形まで週末出張講義が入る始末。21時から夜中の3時までというのが毎日の勉強時間となりました。

なんだかな~と思う暇も無く,怒涛の受験直前期(つーか受験を決めたら既に直前期だった)に突入することになりました。
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No one knows what may happen tomorrow.

2009-05-29 02:13:52 | 雑感
レギュラーシーズンを66勝16敗と言う驚異的な勝率で駆け抜けた、キング・レブロン・ジェームス率いる、クリーブランド・キャバリアーズが、イースタン・カンファレンス・ファイナルで敗退の危機に瀕しています。ゲーム4が終わった段階で、1勝3敗とオーランド・マジックに王手をかけられている状況。勝負事は怖いですね。

レブロンは4ゲームの1試合平均得点は40点を超えており、これ以上どうすればいいだぃ状態。シーズン66勝と言うのは歴史的な記録で、この上は、72勝のブルズ、69勝のブルズ、レイカーズ、68勝の76ers、67勝のブルズくらいしかないのです(ジョーダンズ・ブルズが如何に空前絶後の強さだったかこここでも分かりますね)。でも今季シーズン59勝のオーランドに負けそう。・。・。レブロンは巻き返すことが出来るのか?王位の継承はまだ先なのでしょうか。今季はNBA制覇の可能性を感じさせる強さだったので(レブロン自身、シーズンMVPに輝いた)、イーストを制覇できずに終わること自体、ちょっと信じ難いですね。

ヤンキースが遂に地区首位に躍り出ました!移籍組のテシェイラ、サバシア、バーネットという2億ドルの投資が真価を発揮し始めたのが大きいですね。特にテシェイラはA-rodが戻ってきてから驚異的な復調振りです。キャプテン・ジーターも上向いてきたので、久しぶりに「チームとしての強さ」を感じさせています。

新スタッフの方々の受け入れ態整備も進んでおります。受験指導校のメジャーリーグ伊藤塾へようこそ。第1陣の方々がいよいよ6月から起動です!ちなみに皆さんが勤務予定である4階の雰囲気は既に日々いい感じになっていますよ。

そういえば塾HPに夏のガイダンス第1弾の予告がアップされました。どうでもいいけど、講師写真撮り直さないとね(笑)色黒だけど。
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personal statement

2009-05-28 19:44:01 | 法科大学院関連
パーソナルスティトメント。アメリカのプロフェッショナル・スクール入学試験に言う,エッセイに近いもの。就職活動における,自己PR,志望理由などでも苦戦する者が多いのが日本人の一般的傾向でしょう。自己分析し,第三者に伝えるという作業になれていないのが一番の理由でしょうか。

私は,元々銀行員志望でしたので,就職活動で全勝(全焼ではない)するために(金融業界は1回1時間ほどの個別面接を5~7回ほど行って採用を決めていた為),徹底して自己PR,志望理由,業界分析,エントリー段階でいかに突出した印象を与えるか(面接に呼ばれる順番がここで決まる),など徹底的に研究し大きな成果を上げることができました。ですから,ロー入試におけるパーソナルステイトメントもガッツリポイントを稼ぐつもりで準備しました。

まずやったのは,アルク出版の出している,プロフェッショナル・スクールや学部入試用のエッセイの書き方の書物を読むことでした。残念ながら,エッセイ対策の充実度・歴史と比べれば,ロー入試向けのパーソナルステイとメント対策は遅れに遅れをとっており,市販されている物などを読んでも殆ど参考になりませんでした。そこで対策研究が進んでいるエッセイ対策を流用することにしましたのです。

これは大正解でした。エントリーする学部や,プロフェッショナル・スクールの種類により,細かい違いはありますが,ロー入試用に役立つ法則を上げるとすれば,以下のようなフレームです。

①何故,私は法曹を目指すのか
②何故,私は○○法科大学院を目指すのか
③何故,○○法科大学院は私を入学させるべきなのか

この3ステップで書き上げることが極めて有効です。
①は就職活動で言えば,何故この業界を選ぶのか,になります。私の就職活動でたとえると,何故,損保でも生保でも証券でも信託でも長信銀でも日銀でもなく都市銀行なのか,というレベルです。
②は,何故,業界の中でも御社なのか,というレベル。三菱でも住友でも富士でもなく何故第一勧業銀行か,にあたります。
③は何故御社は私を採用すべきなのか,相当するレベル。この点を多くの者が落としてきます。しかし採用側からすれば,自社の発展に貢献する人材かどうかを知りたいわけですから,最初の①②だけでなく③で一気に止めを刺す感じですね。

実は,米国のプロフェッショナル・スクールは人材の多様性を求めますが,その理由は,多様な人材同士が良い意味でインスパイアーし合う事で,授業のレベルを持続的に上げることができる,と考えているからです。ですから,ハーバードの平均的卒業生より,ネブラスカ大学首席卒業者を入学させます。同じようなキャリアの者を大量に採用することもない。一時期冗談で,東大卒・銀行員・男性は一番入学許可を貰うのに不利だ,なんていわれていたほどです(この手の人が多かったから)。

要は,ローの建前も,ソクラテスメソッドや多様な人材の確保,という事になっているので,この点は突くべきなのです。如何に自分は授業に貢献できるか,影響力を発揮できるか,ローの発展に貢献できるかなどを説くわけです。

これら3点について,自分の具体的経験をベースに書いていくことになります。抽象的な言葉は一切の説得力を持ちません。「真面目・努力家・頑張りや・誠実・交友関係が広いなどなど」。無内容な言葉です。「貴方」のことはまるで分からない。私はリクルーターの時に,「面接で,私は真面目じゃないです,責任感がありません,根暗です,リーダーシップもありません,って言う人いるかね?」と質問し返したことがあります。折角の面接のチャンスにその程度の準備でくるのは信じがたい。

相手が知りたいのは,一般的・平均的志望動機ではなく,「貴方(固有)の」志望動機なのです。「お前は誰なんだ,お前は何をしたいんだ,お前はどう貢献できるんだ」ということを(というかそれだけを)知りたいのです。となれば,自己の経験から説き起こさないとお話になりません。しかも①から③について,一貫した「軸」があれば最高です。この点を意識して,パーソナルステイトメントを書けば非常に高い評価を受けることができます。

ちなみにハーバード大学は,当局自らが,「非常に高い評価を与えたエッセイ」を本にして出版しています。英語に自信がある人は参考になります。アルク出版のものも,英文と日本文双方が引用されていますので参考になるでしょう。エッセイを読むのにはあまり高い英語力は要らなかった印象があります。まあ,日本人の英作文ですからね(笑)。

就職活動と同じで,本音はブランド大学や偏差値の高い大学のロー,という事なんでしょうけれど,口が裂けても言えない。そこで,何故慶應か,何故中央か,何故早稲田か,何故東大か(書きたければ出してもいいらしい)などを考えるわけです。すべてのローにコピペできるようなものは,「それなりの」評価止まりということになります。

授業料免除などを狙う場合,パーソナルステイトメントも侮れません。特に慶應は,配点比率まで公表しており,最終段階(要は順位付けレベル)では大きな意味を持ってきます。実はトップ合格を狙っていたので,ここまで対策を講じてみたのでした。

具体的に書く,というのは非常に難しいです。そこで,一気に完成させようと思わず,1,2ヶ月かけて,空き時間を利用して,ネタ帳みたいな感じで,思いついた過去の経験・出来事などをストックしていくことをお勧めします。ネタが溜まって来た段階で,①~③について一貫した軸で書けそうなネタの組み合わせを考える感じになります。ですから,対策自体は,早い時期から適度にやっていくべきです。どうしてもネタ出しは慣れていないと時間がかかります。就職活動をしたことが無い人は尚更だと思いますので少しずつ進めていきましょう。
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23.20

2009-05-28 02:33:45 | 雑感
本日は条文ソートアウト講義の行政法3回目の日でした。ちょっと新企画が頭をよぎりました。実現させたいな。

講義の後、フレームゼミ受講生の方がいらしてくれて小1時間ほどお話をすることができました。こういうのはとっても嬉しいですね!ここでまた新企画を思いつくことになります。まぁ、正確には「新」というわけでもないのですが。

なんかそこでハイになったのか、その後会社の色々な人と仕事の話などを延々としてしまい、気が付けば23時20分。・。・。・長居しすぎだ(苦笑)というわけで、久しぶりに日付変更線を越えてしまい、帰宅すると25時でした。でも疲れを感じません。良い事ですね。

今季のスタッフ採用も中盤戦に入ろうかと言う状況になってきました。私は採用過程そのものには結局ノータッチになっているので、採用結果を事後的にしか知ることができないんですね。ただ、6月から本格稼動していただけるようで、「いよいよだなぁ」と気分も高揚してきております。ちょっと緊張気味!?だったりもしますが(笑)

まだまだ採用機会はあるようですので、奮ってご応募下さいね。
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come home

2009-05-26 23:33:55 | 雑感
恒例の「月に一度の現実逃避」から戻りましたです。
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a bulletin board

2009-05-25 15:59:54 | 司法試験関連
来年度、新司法試験を受験される方は、夏休みが終わる頃までに、択一対策を1度やって見ると良いと思います。5時間半、本試験問題で(何年度のものでも良い)ガチンコで解いてみてください。攻略すべきターゲットを明確にするためです。論文対策も徐々にペースアップしていくべきですが、問題文の読み方というスキルをしっかり身につける必要があります。その点について自信がない、効率よくやりたいという方には、「フレーム講義」の受講をお勧めします。なお第4回本試験分については、秋ごろに別途やるつもりでいます。ちなみに「ケースメソッド論文マスター」でも、本試験3回分の検討を行います。各科目、4,5時間をあてて3年分の「問題文の読み方」を徹底的に講義します。

択一に関しては多くの方が会社法と行政法に恐怖感を抱いているようです。今年の会社法を「難しい」と感じた方は、判例六法全条文マーキング講義会社法編と神田先生の会社法を併用すれば怖くありません。持分会社も新株予約権も組織再編部分も、社債部分も満遍なく条文確認しています。プラスして神田先生の会社法に引用されている条文を普段からコマめに引いていけば絶対大丈夫です。「難しい」の意味合いがちょいと違うと思います。新司法試験択一の「難しさ」は、「広く、浅く、正確に」という出題特徴にあります。今年の商法はその傾向が顕著だったに過ぎません。

条文と判例の徹底理解。私が一貫して普段から言っている事です。信じて取り組んで欲しいと思います。合格への最短距離です。

塾のHPにも告知が出ていますが、08年度版、09年度版の「本試験シュミレーション」が5月から9月にかけて実施されます。1度、4日間の疑似体験をすること自体に大いなる意義があります。塾本科生の方は無料だったりしますし、どしどし塾校舎で「4日間」を追体験していただき、試験対策を本格化して欲しいと思います。
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my impression 3

2009-05-24 12:25:43 | 司法試験関連
民訴が遂にソロ・デビューしました。
この1年,「来年は民訴単独問題による出題の可能性が高い」と警戒してきていました。ですから伊藤塾模試も民訴シングルの形式にしたのです。

民訴シングルなった場合,問題の傾向が変わる可能性が高いので警戒していました。正直,第3回までの民訴は従たる地位に甘んじてきており,出題内容も第1回こそ旧司法試験的香りがやや漂っていましたが,それ以降は,よく言えば「現場思考型」,悪く言えば,「勉強しないでもなんとかなる」という感じでした。正直,民訴を舐めている人も多かったのではないでしょうか(旧試では最難関科目ともいえましたが)。ロースクール民訴?重点講義?ローの講義で使うから仕方なくね,なんて風情だったのではないでしょうか。

現場思考型の当てはめ重視的な出題が続いたことで,旧試時代の「民訴理論問題」という側面が完全に影を潜めていました。民訴理論問題を真正面から出された場合,結構しんどい事になるのではないか,とずっと危惧していました。

で,今年ですが,そこまでのゆり戻しはなかったのですが,例年に比べると個人差が出やすい問題だとは思います。論述力の差は相当出そうです。

設問1は,建物買取請求権が権利抗弁か否か,主張共通の観点から主張するのが権利者で無くてもよいのか,建物買取請求権は請求権者にとって勝利の側面と敗北の側面があること(相殺の抗弁に似ていると)をどう考慮するか,などについて丁寧に原理原則から説き起こさないと駄目でしょう。そこで漸く自白の話に入るわけです。「プレイバック第2回本試験」程度に考えてはいけません。

設問2は,(3)が一番厚くなるとは思いますが(1)(2)(3)における「書き分け具合」はちょいと悩ましい感じがします。弁護士と修習生の会話が相当ヒントを示していて,他の科目に似てきました。(2)は遮断効の問題だけ書けばよいわけではなく,(1)と(2)の関係を意識してYの主張を展開すべきです。

(2)では「確定判決の効力が及ぶので・・・少なくとも建物収去を求める部分については棄却されるべきだ」というのはどういうことなのか,示す必要があります。訴訟物,判決主文に包含するもの,というのをYはどう考えているのかどうかまで踏み込むべきなのか。

土地明渡し部分は前訴既判力が及ぶ為,後訴でもYは敗訴します。しかし,退去部分が収去に変われば,Xの完全勝利になります。それを避けるべく,少なくともその部分は棄却すべきと述べているのでしょう。

だとすると「第2訴訟におけるXの請求には第1訴訟の確定判決の効力が及ぶので・・・少なくとも収去を求める部分については」というYのロジックは気になるところです。「既判力が及ぶので」,「退去部分は変えられない」,という意味なのでしょうか。だとするとYは退去・収去部分も訴訟物になる,少なくとも既判力が及ぶ判決主文に包含するもの,と考えているのでしょうか。素直に読むとそういう考えになりそうです。

だとすれば,(2)では遮断効の話は出てこない。単純に,既判力が及ぶから,退去のままなんだ,ということになる。(3)でXサイドが「例外的に」基準時前の事情である解除権を行使できるのだ,遮断効の例外だ,と主張する形になる。この構成の場合,このように変則的な書き方になります。

まぁ,単純に(無難に)考えれば,「第1訴訟の確定判決の効力が及ぶ=既判力が生じる→既判力の時的限界の話が出てくる→解除権は行使出来ない,だから収去請求はなりたたない」,という意味合いになるとは思いますが,この点は示すべきでしょう。

そこで解除権の行使を許さないとするYの主張がどういう意味を持つのかも浮上してくるわけです。「少なくとも・・・」の部分はヒントですね。何でこの部分だけ棄却云々言い出すのか。普通は,前訴・後訴の訴訟物は同じでも,既判力が及ばない部分なので万が一訴えが適法になり,判決で退去部分が収去部分に変わると実質完全敗訴になっちゃうから念のために主張したくなるわけですが。

いずれにせよこの流れを示した上で遮断効の話をしないと点は伸びないでしょう。
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my impression 2

2009-05-23 13:46:50 | 司法試験関連
第4回の論文試験は、全体的に答案を書きにくい問題だったといえます。憲法、刑法、民訴法、刑訴法などが良い例でしょう。

民法は漸く傾向が落ち着いてきたのでしょうか。昨年の設問2や今年の設問3等は個人的には「学者枠」の出題ではないかと勝手に予想しています。正直変な出題だなとは思います。不当利得構成か、不法行為構成か、どちらを期待しているのやら。「考え得る法的構成」ではなく、「1つだけ」なので悩みますね。学者枠なら不当利得構成希望なのかな、とも思いますがちょっと分からないですね。

全般的に実務志向が顕著になってきています。

しかし、実務そのものの試験ではない点に注意です。何を書くか、何を論じるかについは「実務ではそんなことは主張しない」的な指導を受けたら要注意です。あくまでも「新司法試験」という競争試験であり、2回試験とも違います。まして実務とは違います。昨年の、知る権利や今年の部分社会の法理等は、実務感覚では「主張しない」のでしょうが、新司法試験という「試験の答案」としては検討すべき、などが典型例でしょう。

刑事訴訟法は、本番では「えいや!」って書くんでしょうけれど、7枚の写真について緻密に検討するのはとても大変な問題です。

民訴はどのように書いたか、丁寧な構成をしたかどうかで点数差はかなり付くような気がします。
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tokyo disney resort

2009-05-22 02:49:14 | 雑感
先日、ねずみー陸園に行ってきました。ねずみー海園は昨年水無月に行ったのですが(初めて!)、陸園はなんだかんだと結構久しぶりでした。事前の予報では降水確率80%でしたが、無敵の!?晴れ男魂を見せつけ、晴れではないものの雨は降らせませんでした(笑)

GW過ぎは、遊び疲れている人も多いので人出も少なく意外に穴ですよね。しかし、モンスターズインクの新アトラクションだけは別世界で、終日2時間半待ち状態でした。でもなんか、あれな感じのアトラクションですよね。・。・。・

久しぶりに乗ったぷーさんのはにーハントで、妙に興奮していた自分を認識し、「あれれ」(笑)。「年取ったんじゃないんですか」と突っ込まれうむむ。・。・。・ファミリー嗜好が強まったと評価すべきであろー。うう。・。・しかし陸園はビールが飲めないのが痛すぎる!ランチは、カリブの海賊施設内の終日妙にムーディーな!?レストランで食べました。このレストランは20年ぶりくらいです(笑)夜はイクスピアリ内の中華料理で。ハワイアン・ハンバーガーは今回は回避。プラネット・ハリウッドが無くなっていたのが痛い!

しかし最近、夏めいて気持ちがEですね。気分も高揚、前向き。受験してきたスタッフの多くが明るい感じで日々仕事をしているので一安心。とは言うものの発表まで長い夏の始まりなんですけどまぁ、最後の生みの苦しみですから仕方ないですね。

法科大学院入試を目指す皆さんはいよいよDNCとTOEIC、TOEFLですね。既修の場合、スコアそのものより受験資格ゲットのための形式要件みたいなもんですから(得に慶應の場合は)そんなに気にする必要はないんですけどね。

この辺の私の受験話も書いてみようかな、と思っています。

右目の視力は相変わらずどうしようも無い感じですわ。参ったなぁ。
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my impression 1

2009-05-21 15:53:27 | 司法試験関連
今年の憲法は,問題文を見た時,「短っ!」と感じられたと思います。また,「事実関係の記述が少ない」と感じた方も多かったようです。

設問1と2で個別に「主張反論貴方の意見」を聞いているという変化はありますが,実質的に問いかけの仕方が変わったと言うわけではないでしょう。

また,問題文が短くなったのは,情報が「圧縮」されただけであり,問題文へのアプローチの仕方は変わりは無いので注意が必要です。寧ろ,今回のような場合こそ,「問題文解析のアプローチ」を実践していくべきです。目新しいアプローチを取るのは大変危険です。

誘導そのものは,従来通りなんですが,記述1つあたりの「情報圧縮度」が高い,言い換えれば,周辺情報が書かれていないので,自分で考える必要が高くなったといえます。

難易度ですが,見方によって違ってきます。昨年のような難しさは鳴りを潜めました。圧倒的な情報の処理は要求されていませんので,誘導自体は発見しやすく,かつ乗りやすくなっています。特に,問題となる法令が条文レベルまで特定されており(処分の根拠条文しか挙がっていないので間違えようが無い),ターゲットとすべき「法令=条項」が明白です。昨年は法令の操作が必要だったのと対照的です。

また,昨年,法令違憲・適用違憲の双方を検討すべし!とあれだけ明確に指摘されていたので,この枠を外すリスクは低いといえます。また,フレーム講義でも繰り返し指摘してきましたが,「立法事実の審査,目的審査の重要性」ということもヒアリング等で指摘されており,情報戦で負けていなければ今年の問題を見た瞬間に何をさせたいのか,理解は容易だったと思います。「指針」は要は立法事実的なものとして提供されています。問題文中に,「以上の記述を前提とすること」と書いてあるのもヒントです。

そういう意味では「易化」しています。

他方で,「情報の圧縮」という今年固有の特殊性を無視できません。ワンフレーズにこめられた意図を読みぬく難易度の高さ,という問題が出てきています。これまで以上に,「ワンフレーズのもつ意味合い」を自分なりに「評価」する能力を問われる事になります。

「高血圧などの生活習慣病や癌,そして神経難病なども遺伝子の影響を受ける」「「生命の有り様」を人間がかえること」「罰則を伴った法律による規制という形をとらなかった」「制裁規定を一切含まない」「重大な事態が生じたときは」「本人に与えるマイナスの影響を考慮」「生じるかもしれない」「様々な問題の発生等」「受諾する条件として」「全く予想し得なかった問題」「重態に陥り本研究を続けることができなくなった」「その後Cは回復した」,などなど,これらの記述の周辺情報が乏しく,これらの事実を「どう評価するか」についての受験生サイドの裁量が広いと言えます。この点を指して「情報の圧縮化」と言ってみたのですが,何を書けばいいのか分かりにくかった理由は,昨年ほど事実評価の「方向性に関する誘導」が明白ではなかったという側面があるでしょう。

また設問1と2で何をどう比較すればいいのか(事案の違いを出す),悩んだ方も多いでしょう。部分社会についても請求棄却・認容になる時と請求却下になる時がありえます。袴田事件は請求認容判決です。ですから部分社会はまず訴訟要件だから最初に検討する,とうわけでもないです。まぁ,この点は書く順番の問題に過ぎないともいえますが。
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generational change

2009-05-21 02:08:21 | 雑感
研究員スタッフの募集の方なんですが、昨年比でかなりの増ペースでご応募頂けているようです。本当にありがとうございます。まだまだ機会は沢山ありますのでふ何とかご都合つけて頂いてふるってご参加頂ければなぁ、と思っています!

そう言えば従前から勤務しているスタッフは、今日みんなでプロ野球の交流戦観戦に行った様で、突然いなくなりました(笑)。

NBAファイナルズはイーストが、キング・ジェームズ率いる、クリーブランド・キャバリアーズVSオーランド・マジック、ウエストが、コービー率いるレイカーズVSカーメロ・アンソニー率いるデンバー・ナゲッツという組み合わせになりました。

しかし、マイアミ・ヒートのドウェイン・ウェイド、キャブスのレブロン・ジェームス、ナゲッツのカーメロ・アンソニーとドラフト同期ビッグ3が見事に世代交代を成し遂げましたね。ジョーダン世代に続くドラフト豊作世代と言えます。今年はいよいよレブロンが文字通りの「KING」の座につきそうな気がしますが、コービーも世代の完全交代に待ったをかけるでしょうし、レブロンVSコービーは全世界注目のマッチアップになります。レブロンVSカーメロならドラフト同期対決で世代交代を印象付けますね。

しかし、ネクスト・ジョーダン世代はコービー以外、最近振るわない。・。・アレン・アイバーソン、トレイシー・マグレディ、ビンス・カーターも老け込むにはまだ早すぎるぜ!結局王座についたのは、ティム・ダンカンだけかいなと(一応、ケビン・ガーネットもセルティックスに移籍して昨季王者になったけどね。・。・)。

最近漸くヤンキースの調子が上がってきた。ほっ。・。・。・
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the labor law

2009-05-20 23:27:31 | 司法試験関連
帰宅しますた。最近、時間が経つのが非常に早く感じます。良い傾向ですね。毎日ニコニコしていやがりますよ。気候も夏めいてプライスレス。夏の扉、開いた==☆

今日は「条文ソートアウト講義」の行政法編でした。

そう言えば本日は、15分二度寝したと思ったら1時間15分二度寝していて、タイムカード打刻した時に「なんでこんな時間?」と気がつくまで、その事実に気が付かなかったという牧歌的なスタートとなりました。

夜は労働法について久しぶりに皆で検討。新司法試験合格者3人で議論するという中々な風情でした。労働法もやりたいこと一杯あるな。とにかく今は、やりたいこと、やらなければいけないことがとても多い状況です。早く全て完成させたいですね。

今年の刑事訴訟法の細かい詰めに入っています。いや、面倒くさい。

明日あたり憲法のコメントなんぞをしてみようかと思いますです。

もう明日だわな(笑)
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