自分の抱える「弱点」は「欠点」ではなく、「改良点」。
改善すれば「点」に繋がる、「合格」に近づく。
アドバイスというほどのものではないですが。私は、答練でいい点だったものとか、褒められているコメントばかりを眺めては、一人で気分良くなってました(笑)。
自分に自信を持つ、というのは大事な事なので、「自分はできる」と言う刷り込み作業とでも言いましょうか。色々あの手この手を尽くすのが直前期でもあります。
直前期の条文読み込みは大変有益です。暗記のための読み込みは時間がかかってしまいますが、時間がないときは目を通すだけでも全然違います。この場合は、何度も目を通すイメージで良いと思います。
また、「条文があるのかないのか」、「どの辺にあるのか」につき、「あたりがつくようにする」ことは論文対策として重要です。いわゆる「条文検索能力」ですね。
また、この条文のこの文言について、「こんな論点あったな」、「判例あったな」、というのを確認しながら読むのも有益です。全ては条文から始まりますので。
やり切りましょう!
1回・2回 株式交付
3回 取締役の報酬等
4回 補償契約・保険契約
5回 総会資料の電子提供制度・株主提案権
6回 社外取締役
7回 社債
8回 成年被後見人
以上、8回となります。全部で5時間くらいになります。
4月頭に体調不良をやらかしてしまい、改正会社法の収録が遅れていましたが、今日で山場を越えた感じです。
講義では、改正条文の逐条解説のほか、論点や解釈に委ねられた部分についても言及しています。特に論文で出された場合の「問題の所在、結論、理由付け」等についても説明しています(既知の論点とパラレルに考えるものばかりなので、事前に知ってさえいれば全然難しくないです)。
これだけ聞いておけば必要十分過ぎる内容ですので、ご安心ください(現時点でトータル3時間ほどです)。
令和元年会社法改正についての講義の収録を始めました(自分が想定したよりも1週間ほど遅れてしまいました)。
本講義は、「司法試験道場2期生の方」と、「会社法条文マーキング講義の令和改正対応版」に配信されるものです。「司法試験道場3期生」向けには、「王道基礎講座3期」で対応する予定ですのでご安心ください。
令和元年改正はえらく実務色が強い改正ですが、株式交付など、「論文の素材にならんでもない」ものがあります。そこで、試験対策の便宜を考え、重要度に応じて講義の順番を決めようと思っております。本日は株式交付の解説講義を最初にやりました。
動画の補足になりますが、法律の世界に限らず、実務では「定型性」というのは重要視されます。
大量の事務処理を前提とすると、毎度オリジナルな型で来られると、効率が異様に悪くなるからです。
私も銀行員時代に、稟議書をガッツリ書いたことがあるんですが、研修担当の先輩に「内容は非常にいい。分析も大変すばらしい。でも稟議書としては0点」と言われたことがあります。定型性を崩し過ぎたからです。完全な自由作文になっていました。
オリジナルな型は説得力はありますが、読む方からすると見慣れないものをじっくり読み込まないといけなくなるので、負担が増します。この負担は実務においては致命的です。
そういう意味で「定番の部分」を崩すのは評価を受けると言う観点からはいいことありません。オリジナルで頑張るところは、「現場思考」「現場での処理」が期待されている部分です。論文なら「本件事案の特殊性」「事実の評価」「仕組解釈」といった部分ですね。