学生の夏休み

2017-07-31 19:44:39 | 雑感

文月も今日で終わりですね。学部生やロー生の方は、前期試験も終わる頃合いかと思います。

夏休みはまとまった勉強時間が取れるチャンスですので、弱点対策なり、ある程度時間のかかる作業をやりたいところです。条文・判例の勉強なんかいいですね。

ロー3年生は、本格的に本試験対策に突入する時期です。夏の間にライバルに差をつけられないよう、秋以降の本試験型答練を実りある受講ができるよう、準備しなければいけません。夏休み明けは9月末くらいになるかと思いますが、秋の気配がし始めるとメンタル的にもピリピリしはじめるので、変に焦らないようにするためにもこの夏の過ごし方は大切だと思います。

暑さに負けずにやり切りましょう!

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演習書の必要性

2017-07-27 12:34:34 | 司法試験関連

コメント欄にご質問がありましたので、こちらでお答え致しますね。

>司法試験に合格する上で演習書の必要性をどのようにお考えですか?科目によっても異なるのでしょうか?

と言うご質問。

まず、「演習」そのものは当たり前ですが必須です。というか、日々の勉強は演習に紐づけられていないといけません。では、何をするか。

優先順位は以下の通りです。

①司法試験過去問題、②予備試験過去問題、③平成以降の旧司法試験の過去問題

この3つは「BIG3」と言ってよいでしょう。あとは、科目別に著名な演習書が続くと思いますが、あくまでも4番手です。時間があれば、というレベル。

しかしながら、これはL2に問題がないことを前提とした「本試験対策として」の順位付けの話です。L2に脆弱性がある場合、本試験過去問題云々の前に、ある程度の数をこなして、「論文のひな型」をストックする必要があります(これは本来、ロー既修入学前、予備試験受験中にマスターすべき段取りです)。

ちなみに、本試験過去問題は「分析」の対象です。試験委員が要求している「スキル」を見抜くこと、「問題文の読み方」をマスターすることが目的(それ以外ない)ですから、「演習」と言ってもかなり意味合いが異なるので注意しましょう。

もちろん、秋以降(または年明け)の本試験型の答練は必須です。これは、「勉強のペースメーカー」ではなく、身に付けた(はず)のスキルを実践できるかどうかを試し、微調整する場です。これも誤解しないようにしましょう。

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そっちからくる?

2017-07-23 15:24:27 | 雑感

いやー、暑い中、遠路はるばるお疲れ様ですぅー。

って、変な方向からわざわざ来んでええ

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予備試験ロードマップ講義2017

2017-07-21 21:06:24 | 司法試験関連

https://www.shikaku-square.com/events/46

この時季、毎夏恒例の「予備試験ロードマップ講義」を今年も開催します。7月23日午後5時からです。

開始時間どうしようか悩んだのですが、日中は暑かろうなぁ、外出たくないだろうなぁ、ということで夕方にしてみました。場所は五反田です。

論文試験も終わり、ちょいと気持ちが緩む時期だと思いますが、気合い入れ直したい人など是非ご参加ください。

 

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短期で一巡

2017-07-18 18:36:46 | 司法試験関連

ここ2年ほどの短期合格トレンドは、「入門を半年程度で一巡、論文対策に着手、論文の復習の際に入門を何度も聞く」。以上のようなものであることは皆さんもご存知でしょう。

教える側の経験としても、短期間で全体を回すというのは非常に合理性があると感じます。私は、収録を短期集中で行うようにしています。短い期間に全体を講義していると、各制度や各論点の関係、判例相互の関連性など、今まで見えていなかったものが見えるようになる、と言う経験をするようになります。

行政法などは特に統一法典がないので、何となく全体における位置づけ的なものが論点にしろ、判例にしろイメージしにくい傾向があります。このような科目ほど、短期で回すことの実益が実感できます。

百選を回すにしても、1日10判例で25日かけるより、1日20判例で12日で終わらせる、と言う方が、判例全体の理解に資すると思います。まぁ、あくまでも個人的な経験ですけれども。

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真夏の決戦

2017-07-17 18:06:42 | 予備試験関連

予備試験論文式試験受験生の皆さん!本当にお疲れさまでした!

今日明日くらいはゆっくり休んじゃいましょう!

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真夏の天皇山!

2017-07-15 18:14:41 | 予備試験関連

明日から、予備試験論文式試験ですね!文字通りの天王山。真夏の一大決戦です。

猛暑が続いているので、体調管理(と言うか体力管理)に留意しましょう。とにかくスタミナの付くものをがっつり食べる!それから、寝る。1時間睡眠時間を削って勉強するより、寝た方が良いと思います。

受験する人は、とにかく失敗しないことを意識しましょう。それで受かります。変に攻めない、色気を出さない。いつも通り、答練通りに自然体で。

受けない人は、問題発表があり次第(資格スクエアでは問題をアップするみたいです)、同じスケジュール感で答案を実際に書いてみること。これ大事。来年に向けての競争はもう始まっていますから。

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論文では寡黙に

2017-07-13 01:23:33 | 予備試験関連

論文試験で気を付けるべきことは、「悪戯に知識をひけらかすこと」です。

本番では、答案用紙を埋めたい欲求が沸き上がってきます。いつまでも白紙だと不安だからです。そのような状況下で、自信のある論点、予想が的中した「かに見える」問題などが出ると、ついつい、書き過ぎてしまうのです。

必要なことをコンパクトに伝えることができる能力は重要です。饒舌は百害あって一利なしです。問題を解く上で必要な事だけを書くように意識しましょう。

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需要はある。しかし、という話。

2017-07-10 10:32:47 | 雑感

「ぎりぎり受かる」という発想は持つべきではない、というのは10年前から言っていることですが、当初は、「合格者数の変動の恐れがるため」というのが主な理由でした。やがて、就職のことも考えて、ということで、1000番以内を目指す、になり、今は最低でも500番以内を目指す、という感じでしょうか。

実は、いま弁護士業界は(特に中小規模事務所、町弁など)、求人需要自体はあります。修習生側から見れば供給もあります。にもかかわらず、事務所側は「弁護士が足らない」という悩みを持ち続けています。「誰かいい人いないですか?」という話はよく聞きます。なんか不思議ですよね。需要も供給もあるのに、「人が足らない」、「就職できない」という問題が同時に生じているのです。

要は「弁護士は欲しい。しかし、要求水準に満たない」ということなんだそうです。対策として、町弁事務所同士の合併や、人手が足りないので業務の縮小、という話を聞くようになりました。今後このような動きが具体化して来る可能性はあると思います。

というわけで、仕事自体はあります。あとはレベルの問題です。受験生のうちから、実力の養成を意識すれば、合格してから困ることはありません。

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条文と事例慣れ

2017-07-08 13:25:50 | 司法試験関連

会社法に苦手意識を持つ人は多いですよね。「実はあまり事例慣れしていない」と言うのは私が注意を喚起していることです。

商法は,判例を読む際に,あまり事実関係を読み込んでいない人が多いと思います。民法も似ているところがあると思いますが,百選を読むにしても商法の場合は,論点名と結論が分かればとりあえず良し,的なところがあり,いわゆる「本件事案の特殊性」なり「事実の評価」なりはあまり気にしていない人が多いのではないかと思うのです。

そのため,判例学習において「生の事実関係に触れる機会」が他の科目にくらべて少ないのです。更に短答の問題も,民法や刑法などは,事例にして聞いてくることが多いですが,商法は,抽象的に条文内容の正誤を聞いてくる○×問題パターンが圧倒的なので,ここでも事例に触れる機会がありません。これは結構な盲点です。

また、本試験ではそのような短答すらありません。短答がないため、法科大学院組は予備組に比べて会社法の条文検索能力に劣る可能性があります。この点は注意しましょう。夏の間にせっせと条文と向き合うといいと思います。

おまけに旧司法試験の論文問題は商法は抽象度が高いものが多く(事実上の1行問題的なものが大半),ここでも細かい事実関係に触れる機会が少ないのです。

会社法については、学習環境がそのように特殊である、ということを念頭に置いて、事例慣れする、事実関係に触れる、ということ意識するといいと思います。

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制度趣旨に則った運用

2017-07-06 11:20:08 | 司法試験関連

判例の勉強をする際に、理由づけを正確に覚える、という点を意識してください。規範を正確に覚えるのは当然ですが、理由づけ部分も相当大事です。

本試験では、判例の射程問題がよく出ます。その際に、理由付け全てが妥当するかどうか、というのが、一つのポイントになるからです。

これは制度趣旨を押さえるときも同様です。制度は、制度趣旨にのっとって、運用、適用されなければなりません。そう言う意味では、適用違憲や行政法の個別法解釈と共通するものがあります。

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基礎固め

2017-07-04 14:44:54 | 司法試験関連

基礎攻略テキストの基本論点と引用判例は、いわゆる「重要基本事項」です。これらに関する問題が出たときは,「分かった」かどうかが問題ではありません。「即レス」できたかどうかが問題です。しかも重要基本事項に関しては,記述の「精度」の勝負になります。曖昧な記述,不完全な記述ではライバルに競り負けますし,このレベルで競り負けることは不合格にも直結します。もちろん、講義でお話ししている「使い方・考え方」も理解してモノにしてくださいね。

また、この問題は「現場思考型・応用問題なのか、基本問題なのか」のジャッジがその場その場でできないとお話になりません。前者であれば、「問いにきちんと答える+問題文の事情を上手く取り込む」ことができれば御の字です。しかし、後者であれば競り負けるようなことは許されないですし、おまけにライバルたちはかなりの精度で答案を仕上げてきます。

どちらのレベルの問題なのか、そのような判断がつかなければ、答案構成そのものも歪んできます。

また、「あれ、知らんぞこんな問題」という場合、「守りきれば良い」という判断が現場できます。大事なのは「知らんな」の基準です。基礎攻略・論文攻略テキストに記載されていないような問題であれば、「まぁ、みんなも知らないだろな」というジャッジが可能になるというわけなのです。

というわけで、講義テキストは完全にモノにしないと駄目なのです。

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脱落モード!?

2017-07-02 14:16:08 | 予備試験関連

文月ですね。下半期突入。3期生も2月に開講して、5か月近くたちます。皆さん、勉強の進捗状況は如何でしょうか。

そろそろ「脱落モード」になっている人はいませんか?笑 「あれ、民法、しんどくね?」みたいなことがきっかけで。まぁ、憲法での勢いからいきなり失速するのが民法です。もう鉄板の展開です(笑)正直、シンドいですよね。でも簡単に攻略できるなら司法試験なんてチンケな試験になっちまいますよ。

どうにもきつく感じたら、自分が挑戦している山の頂の神々しさを感じてください。登頂は困難を極めますが、登れない頂きではありません。引き返すのは自由ですが登りきるのも自由。さて、あなたはどちらの自由を選びますか。

やりきるしかないですね!

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