会社法分野に関しては,第2問,第3問,第5問,第7問,第8問,第11問,第12問,第17問,第18問,第20問,第21問,第23問,第24問,第26問,第31問,第32問,第33問,第34問です。
手形法は全部やります。あとは,第42問,第43問,第44問を予定しています。
会社法分野に関しては,第2問,第3問,第5問,第7問,第8問,第11問,第12問,第17問,第18問,第20問,第21問,第23問,第24問,第26問,第31問,第32問,第33問,第34問です。
手形法は全部やります。あとは,第42問,第43問,第44問を予定しています。
短答式試験,本当に3科目に削減してしまうのだろうか。
同時に5年3回から5年5回受験に制限が緩和されることで,世にも不思議な「受け控え」という現象が無くなる。毎年2500名程度の受け控えが出ていたのが,出なくなると言うことなので,えらい単純化するとこの数だけ受験人数が増えることになる。
今年で言えば受験者数が1万人強になるということだ。短答突破ラインが,上位74%ライン(基準点未満を切り捨てかつ対受験者比ベースだと今年は74%が基準点をクリアーしている)から,上位51%ラインまで上がることを意味する。単純比較はできないが,今年のデータで言えば,上位51%ラインは242点程度になる。つまり短答突破の難易度が単純に上がるということである。もっとも,毎年の入学者数が激減しているので,そもそも出願ベースで1万人を超え続けるかどうかは別論であるが。
更に問題なのは,ただでさえ条文を引かない傾向があるというのに,短答式試験が憲民刑だけになれば,尚更引かなくなる可能性が高い,という点である。「短答試験が無い=もう条文は引かなくて良い」,というトンでもない勘違いをする人間が続出する危険性は大である。そのため上位受験生と下位受験生の「条文検索能力の個人差」が今以上に拡大することになるだろう。
入門講義テキスト掲載の「博士君マーク」の論点と,引用判例は,「重要基本事項」です。これらに関する問題が出たときは,「分かった」かどうかが問題ではありません。「即レス」できたかどうかが問題です。しかも重要基本事項に関しては,記述の「精度」の勝負になります。曖昧な記述,不完全な記述ではライバルに競り負けますし,このレベルで競り負けることは不合格にも直結します。
また,この問題は「現場思考型・応用問題なのか,基本問題なのか」のジャッジがその場その場でできないとお話になりません。前者であれば,「問いにきちんと答える+問題文の事情を上手く取り込む」ことができれば御の字です。しかし後者であれば競り負けるようなことは許されない。そのような判断がつかなければ,答案構成そのものも歪んできます。
また,「あれ,知らんなこんな問題」という場合,守りきれば良いという判断ができます。大事なのは「知らんな」の基準で,問題研究や入門講義テキストに記載されていない問題であれば,「まぁ,みんなも知らないだろな」というジャッジが可能になるのです。伊藤塾のテキストは,東大・慶應などトップローの受験生の多くが使用経験がある,というのは他の受験指導校のテキストにはない大きな強みと言えます。
というわけで,入門講義テキストは完全にモノにしないと駄目なのです。
因みに吉野クラスで使用する「論文突破レジュメ」は,完全に本試験対応のアドバンス的な内容のモノに絞り込んでいますので,加点事由になるような内容になっています。攻めるときは攻めきりましょう。「ベーシック」と「アドバンス」が内容面のみならず,テキスト的にも分離させている点が大きな強みになっています。
昨年の吉野クラス受講生の方が,今年の予備試験の報告に来てくれました。予備試験の短答の結果がなんと二桁順位でした!「おお,これは凄いですね」と言うことで,勉強方法を聞いてみると。
「過去問題,肢別本等は殆どやりませんでした。その代わり判例六法を六法がグシャグシャになるまで読み込みました」とのことでした。やはり条文判例の網羅的なインプットが重要だな,ということが分かります。短答基準点をクリアーできない人達の「短答対策の間違いぶり」をいつも指摘していますが,本当にもう「真逆だな」ということがお分かり頂けるかと思います。
「インプットはしないで,少量の問題を解いて終わりにする」。これがほぼ100%共通する「失敗する勉強方法」です。やはり「網羅性」が重要なのです。急がばまわれ。地道なインプット作業が結局は近道なのです。
今回は元NHKでオープン・ジャーナリズムを提唱されている堀潤さんの講演会でしたよ!お話の内容もさることながら、懇親会でも贅沢なお話ができました!隣が元菅政権内閣候広報審議官の下村さん(元TBSキャスター。第1回の懇親会でも真横で色々お話できました)、対面が堀さんと言う何故そうなったのかよう分からん贅沢な席順で色々語りました!
報道検証機構は、慶應ローの同期のやないさんの主催です。皆さんも司法試験に合格後はご協力願えると甚だ嬉しいです!窓口は吉野で敷居は非常に低いのでご安心ください!(笑) 合格後を考える、一つの類型です。
マーキング講義ですが,民訴法に入りました。今回も制度趣旨に拘った講義を心がけています。
因みに今後の予定ですが,お盆開けからいよいよ「怪物会社法」の講義に取り掛かろうかなと思っています。会社法は,条文を読み解くだけでも論文・短答共にかなりのアドバンテージが出てくる科目です。きちんと読み込んでいこうかなと。
しかし来週には葉月突入ですか。発表日もじりじり迫ってきますね。「俎板の上の恋2013」でございます。
条文マーキング講義ですが,民法は全48回で終了予定です(明日収録します)。
民法の次は,民事訴訟法をやる予定です。国際裁判管轄の改正がでかいので,その辺もきちっと詳細に解説したいと思っています。
参議院選挙の投票日が近づいている。色々な争点があるが,ある意味,我々に甚大な影響を与えかねないのが,自民党の憲法改正案に関する是非である。是非と言うかどこをどう見ても「否」なわけだが。
個人的には,昔から自民党支持できているが,今回に関しては自公を圧勝させることだけは避けなければならない。勝つ分には構わないが,衆議院選挙のような「爆勝」は絶対避けなければならない。衆参両院で3分の2以上の議席を与え,憲法改正の発議の可能性を与えるわけには行かないからである。
自民党の改正案の問題点は枚挙にいとまないが,一番問題なのは,「憲法って何なのか」を立法機関を担う政治家がまるで理解していない点にある。自民党の改正案は,「憲法の自殺」であり,「立憲主義の放棄」である。
憲法は,国家権力を牽制し,拘束することで国民の権利を保障する機能を持つものであって,国民に対する義務負担の創出根拠とするなどは正に倒錯である。自民党は最高法規たる憲法の名の下に,国民に多くの義務を課そうとしている。そして,保障される権利を制限しようと画策しているのである。これは本当に危険な行為である。
現在の情勢からすると,自公が文字通りの圧勝をしそうで本当に危険な情勢だ。この点を意識した上で,投票してほしい。
条文マーキングの民法ですが,本日の収録で930条台まで行き,回数的には44回となっています。トータル50回以内に納まると思われますので全回購入されても,25000円を越えることはありません。
民法では,条文文言の確認はもちろんですが,文言確認だけだと,解釈論の比重が大きい科目なので,単に読み上げて,で終わりかねない部分も多々あります。
そこで,民法では,私が受験生の頃に自分でまとめていた「こりゃ要チェック知識やで」的な情報をかなり放り込んでおります。あと折角なので,判例の指摘はかなりするようにしております。
自民党案は,①短答試験を憲民刑の3科目にする,②5年5回の5振制にする,③法科大学院への制裁措置の創設,この3つが特に大きいわけですが,②③については,2年間の検討期間をおく,とのことらしいですが,①については可及的に早期改正を目指すとのこと。
どのタイミングから削減するかは,それこ早い段階で示してもらわないと,受験生に対する影響が大きいので困ります。4科目の勉強をするのかしないのか,という判断時季によっては個人差が結果的に大きく出かねないからです。
削減がなされた場合の影響ですが,短答式試験が「難化」する可能性がまず挙げられます。問題そのものが難しくなるのか,基準点を吊り上げてくるのか(もしくは結果的に釣りあがってしまうのか)分かりませんが,普通に考えても,受験生自体の勉強負担が軽くなるので,結果的に基準点は上がって来そうな感じはします。
予備試験の方にも影響が出てくるのか定かではありませんが,予備試験用に短答式試験の問題を作るのが面倒くさい,とかいう理由で,3科目になったりする可能性は否定できないような気もします(笑)
講義が終わったあと,ちょいと下種な話をしました(笑)。「本試験受験資格をオークションにかけたら,落札価格幾らになるかね」という。もう下種の極みですね(笑)
もちろん,本当に幾らになるかね,という話ではなく,「それだけ価値があるものだ」ということを再認識して欲しかったから,このような話をしたのです。
現行制度化では,ロー組は「特権的な地位」にあります。卒業さえすれば,「3個の権利」を与えられるからです。予備試験組は,「予選ラウンド」を突破しない限り,本試験がどうとか問題になりません。この差は非常に大きい。ロー組は,「来年受験」を前提に全てを考えることができますが,予備組はそうではありません。将来に対する不安定さが全然違います。
それだけ価値のある「本試験受験資格」なのですから,「無駄撃ち」はして欲しくない。きちんと準備して,丁重に扱って欲しいのです。要は,「弱音吐いたり,温いこと言ってないで,本気で試験対策をしてくれ!」という話をしたのでした。
あ,冒頭の問いかけは,受験資格は,その権利の性質上他人に譲渡ができない権利なのでオークションにかけても無意味ですが(笑)
いつも「質」について力説しておりますが,今日は少し違う角度から。「量」についてです。
解く問題の「量」,純粋に記憶をするための時間の「量」,インプット事項の「量」。このような「量」に問題があると,やはり受かりません。
「質」も大事ですが,「論文突破力」「短答突破力」は「質」×「量」で決まるので,気をつけてください。