2016年もあとわずかですね。早くも大晦日。
皆さま、来年はより良き一年になりますよう。
では、よいお年を!
吉野 勲
執行停止とか教示など、行政事件訴訟法と共通する制度についてはその異同くらいは押さえておきましょう。
あとは新法での新しい部分。再調査制度、行政不服審査会、審理員による審理などですね。
その次は旧法から変わった部分ですかね。
晦日なう!ですね。正直、年末年始に何か感じるほどの年でもないですが、何となく流れで「今年を振り返る」なんてことはしちゃいますね。みなさんの自己採点は如何でしょう。
受験生には「正月も盆もない」という感じですが、少し休んでもいいと思いますよ。その代わりその前後はがっつりやると。要は、メリハリが大事です。だらだら長時間やっても疲弊するだけですから。
年が明ければ、決戦まで4カ月半!さり気なく9月の発表から4カ月弱経っていますから、ちょうど折り返し地点です。後半も飛ばしていきましょう!
最近はスクエアの短答対策講座の収録が続いたせいもありますが、色々な法令の条文チェックの機会が非常に多かったです。
私は書き込みのある古いものと最新版を併用するのですが、で、気が付いたことが。判例六法ってフォントサイズ小さくなってたんだなと。読みにくい(笑)
あとやはり条文はきちんと読む必要がありますね。インプット向けの講義しながら、「あ、ここはこういう問題にできるな」と思うことが多々あります。家帰ると忘れてますが(笑)。
やはり条文の精読は重要ですね!
とりあえず、年内の資格スクエアの収録は今日で終わりました。無事2年目も終了です。丸2年か。早いなぁ。来年は更なる飛躍をば。
とはいうものの、年末年始は特に予定もなく、講義の予習や家で収録しようと思うので、仕事納めしないまま初仕事になりそうです(笑)。
年末年始は、「条文マーキング講義 民法」頑張りまっする。
コメント欄のご質問へのお答えです。初学者段階では、ある程度特定の科目に集中せざるを得ないので、まずは初めて勉強する科目に集中ですべきです。ただ、順番にそれをやると半年以上勉強しない科目が出てきてしまうので、さすがにそれは避けるべきですが。
ある程度学習が進んでからの「皿回しの理論」の実践方法ですが、1日の勉強の中でメインの科目とサブの科目を住み分けるのが良いと思います。皿回しの理論のコツは、完全に忘れきる前に脳に刺激を与えることにあるので、短時間でも効果はあります。ポイントはサブ科目は覚えたことの確認作業として行う点です。問題集をがっつり解いたり、判例を読み込んだりという重い勉強はしないということです。テキストにざっと目を通す、論文解答例を読む、などの軽めの確認作業をざっと行う感じです。
1週間の予定も公法系の日、民事系の日、刑事系の日と言うように分けるのも一つの手です(系統の中でメインとサブを分けたりします)。
コメント欄のご質問への答えです。「行政法の問題の処理(誘導と個別法の処理)に時間がかかってしまい、どうしても途中答案になってしまうのでどうすれば良いか」というものです。
まず、本試験の過去問題を使って、誘導部分が実際にはどう答案構成に影響を与えているかを徹底的に突合せ作業をするべきです。おそらく、誘導部分の持つ意味合いをまだ理解できていないのではないか、と思うのです。
行政法は現場での処理の占める割合がずぬけて高い科目です。論点自体の抽出ができても、そこから自動的に導けるのは、「そのような場合に用いる判例の規範そのもの」だけです。他の科目であれば、あとは機械的にあてはめていけばそこそこの答案になります(答案にはなる)。
それに対し、行政法の判例規範は、純粋に「道具性」が非常に高い上に、個別法の解釈を加味しないと「あてはめ」自体ができない、という特殊性があります。つまり、「道具をこの事例において如何に使うか自体」がその場で試されるわけです。他の科目のように、道具を吐き出せばとりあえず格好自体はつくわけではないのです。
普段の判例学習の際に、単に「このようなケースの解決にはこの判例」というだけではなく、実際に個別法のどの部分をどう使っているか、事実関係のどの分をどう評価しているのか自体をある程度覚えるくらいじゃないと、行政法が苦手な人は厳しいかもしれませんね。
処理速度が遅いこと自体は、事務処理能力そのものが劣っているのではなく、単に行政法の扱いに慣れていないからだけだと思いますので、これ自体を気にする必要はないと思います。
コメント欄の質問へのお答え。まずは答えやすい方から(笑)
短答模試等の復習の仕方は、特にこうしなければいけないというものはありません。要は、「間違えた問題を出来るようにすること」が目的なので、この目的が達成できるのであればいいのであって、段取りそのものは特に意味がないからです。
個人的には、答練後自宅にて答え合わせをして、間違えた問題・肢については、解説を読み、理解が足らなければ調べていました。まずは間違えた問題は、その日のうちにインプットする必要があるからです。
あと、問題文の肢に色付け作業です。①間違えた肢は赤、②正解しても時間が経つと間違えそうな肢は緑、③単純知識(数字など)のような、直前に確認した方が良さそうなものは青、という風に塗り分けました。次回からは、①→②→③という優先順位で復習することができます。問題ごとではなく「肢毎にやる」というのがポイントです。
模試などの問題は、一度解けばあとは「インプット素材」に過ぎません。改めて時間を計って解くようなものでもないでしょう。
とにかく忘れてはいけないのは、「覚えること」が復習作業の「唯一無二の目的」であるという点です。それさえ履き違えなければやり方は自由です。
給付制の復活と合格者数の関係を気にしている人もいるかもしれませんね。元々給付制を廃止した理由が、「合格者数が多いから財政的に無理」というものなので、尚更でしょう。
財務省、最高裁、法務省、日弁連あたりの交渉の中で「妥協案」として出てきたものだと思うので、多少の譲歩はしていると思います。問題はその「譲歩」なんですけど、今年度の合格者数あたりで推移させるのでどうか、という感じなんではないかなと思います。元々旧司法試験の1500人時代でも給付をしていたわけで、「合格者数が多いから無理」という抗弁は財務省もごり押ししにくいのではと。あくまでも想像ですけど。
合格者数に関しては受験生ならば気になるところですが、恐らく法務省は、予備試験などを見ても一定水準の「合格率」の方を意識していると思われます。ですから、総受験者数との関係で合格者数を決めているのではと。したがって、今後はあまり「絶対数」そのものを気にしても意味がないように思います。もう人数そのものを気にするのはやめましょう。
何よりも、ギリギリ合格ではなく、「500番以内の上位合格」を狙う気構えが必要でしょう。やりきりましょう!
アペンディックスだけちょいと遅れましたが、収録が全部終わりました。全8回です(実質的には8時間半くらいかな)。
「会社法百選第3版」の特徴として感じたことは、①全部取得条項付き種類株式に関する話が目立つ、②詐害的会社分割に関する話が目立つ、③MBOに関する話が目立つ、④株式買取請求に関する話が話が目立つ、といったところでしょうか。あと⑤「任務懈怠」の具体的な内容に言及する判例が多いですね。
何せ、新規掲載判例が49件もありますので、今回は「大幅な改訂」と評価して良いと思います。やはり、平成17年会社法制定以降の流れが全面に出てきたなと言う感じで、論点的にも旧商法のものより会社法のものが多いですね。
また、アペンディックスに回される判例は、本編から「都落ち」した古い判例が多いのが普通なんですが、今回は新規判例がほとんどです(40件中35件!)。これは会社法判例百選を2分冊にするほどではないが、事実上の分冊化を目指した編集方針と言えそうですね。
解説部分や江頭会社法を参照した解説もしっかりやりましたので参考にして頂ければと。
2011年に廃止された司法修習生への給付制度が平成29年度採用(71期)から復活のようです。方針案では、月額に一律13万5000円を支給し、アパートなどを借りる必要がある修習生に対しては、住居費として月額3万5000円が支給されるとのこと。
まぁ、まず2011年に廃止にもっていったやつに責任をしっかり取らせてほしいもんですよ。わずか5年で方向転換なんて「失策」以外の何物でもない。三権の一翼である司法権を弱体化させる効果しかなかった。大体、実務修習は質はともかく「働いている」わけで、要はただ働きさせているようなもの。研修医がただ働きしてるかね?というお話でした。
給付制復帰のために、知り合いの弁護士も何人か頑張っていました。尽力に感謝するしかないですね。やや金額的に十分とはいいがたいですが前進いたしました!これで司法試験を目指そうという人が回帰してくれればいいのですけども。
受験生には少し早いクリスマス・プレゼントとなりましたね!
改めて3期講座について書きます。
3期講座の詳細はこちら → https://www.shikaku-square.com/yobishiken/
・3期は、基礎攻略編は、従来のような、1コマ1時間的な形式的な割り振りではなく、テーマ毎にコマを割り振る形にします。復習がしやすくなると思っています。
・基礎攻略編は、テキストをシェイプアップ致します。2期までは、内容的に重複している部分が多かった(これはこれで意味があるんですが)ので、ボリューミーだったのは否めません。そこで、復習の便宜を最優先し、量的な負担を減らすことにいたしました。
・高野先生による定期的なWEBスクーリングが実施されます。生放送で行いますので、直接質問したり相談したりできます(アーカイブ受講も可能です)。1カ月に1回程度のペースで行うので、学習のペースメーカーや、気分を上げるのに最適かと思います。従来の予備校にはなかったサービスです。
・論文攻略編は、2期までと同様に、最年少合格者の答案を使用します。取り扱う予備試験論文過去問題は、2期までの4年分から3期では6年分になります。平成27年・28年の答案は超上位合格者の手になる答案を使用します。「今風の答案」にご期待ください。
・不定期開催ですが(科目の変わり目辺りを想定しています)、私も高野先生のものとは別に、生放送でWEBスクーリングを行います。雰囲気的には夏に行って大好評だった、「写経のススメ」的な、ゆるーい感じでやろうと思っています!まぁ、気分転換的なものが一番の目的です。いつも厳しいだけじゃ身が持たない!?笑
・基礎攻略編と論文攻略編の前にそれぞれ、高野先生による「導入講座」を実施いたします。基礎攻略編終了後に、論文段階にステップアップするのが大変だ、という相談は非常に多いのです。これは、入門段階から論文段階への「段差」が一番大きいためです。この「段差」を克服できない受験生が多いのは事実でした。そこで、基礎攻略編と論文攻略編の間に、中二階的な講座を設けることにしました。これで、入門段階と論文段階の「段差」を小さくすることができ、論文段階への移行がこれまでよりスムーズになると考えています。
・資格スクエア・クラウドは、これまで通り基礎攻略編・論文攻略編共に標準装備です。
・早期申込特典では、2期の入門憲法を先聞きいただけます。3期の開講は2月上旬ですが、今から早めに勉強したいという人も多いと思うので、憲法の勉強を先行できるように致しました。
とりあえず思いつくままに書いてみました。更に詳しいことは、資格スクエアの方にお問い合わせいただければと思います。
使用しているプロバイダーが、大規模接続障害を起こし、まる2日以上、ネットに接続できませんでした。
しかも3期の講座についてブログ記事を書き終わり、送信しようとしたら接続きれていたという凄いタイミングだったので、記事が飛びました。
また改めて、3期講座について書きますー。いやー参った。