4月に塾の全国模試会場である仙台まで応援に行った。その際,質問等のやりとりを時間の許す限りやった(実際には代ゼミの使用時間が過ぎたので,20時頃まで喫茶店等で話していた)。その時の受験生さんから,合格の報が届いた。出社したら机上に大きめの封筒があったので,「なんじゃらほい」と思ったのが,再現答案と成績と手紙が入っていた。
正直,猛烈に嬉しい。行った甲斐があったな,と思った。手紙の内容からするに,やはり書き方を変えた事が合格の原動力になっているように感じる。他にも,カウンセリングでいつも答案を持って来ては,修正をしていた受験生の方も今年合格されている。
一定の基礎体力があれば,正に「論文突破力」が重要なのだということがよく分かる。問題文にどう向き合い,事案の特殊性等出題意図ににどう答え,自分の思考過程を如何に表現するか,これが勝負所なのである。
複数の方々から「リベンジ成功」の報告を受ける事ができたが,全員に共通していることがある。「人の言うことを素直に信じ,やり切っている」ということである。そして,最後の追い込み時期に「答案のスタイル」を確立していることである。
いくら「受験情報通」を気取っても,現実に身につけなければまるで意味がない。参考書だけ沢山買い集めても,消化し切れなければ意味が無いのと同じである。そもそも「情報収集する」ことすらできていない人も多いが,仮に情報収集しても,実践しなければ意味がないのである。
各種スキルを通じて,「答案スタイル」を確立する事が何よりも重要である。答案練習会は正にそのような場である。
なお,「基礎体力」に問題がある人は,論文突破基礎力完成講義などを利用して,年内は「基礎体力の向上」に全力を注ぐこと。そして年明けから,ペー論の週2回コースなどを利用して,「実践訓練」に入れば良いのである。まだまだ時間はある。焦る必要は無い。