学部や法科大学院の卒業式が全国で行われる時期ですね。法科大学院を卒業するといよいよ天王山がやってきます。あと1ヶ月半ですね。
基本的には「現状の力で如何にして受かるか」を考える時期です。
例えば、判例学習においては、「どの判例を使ってこの問題を解くのか」、という点に重点を置きましょう。論文問題は判例を「道具」にして事案を処理するからです。条文は、短答がない科目なら条「文検索能力」を高める。制度趣旨や規範は迷わずスラスラ出てくるように何度も何度も暗証を繰り返す。
それから、スキル面では、各科目の「お約束」をきちんと身に付ける。「問題文の読み方」をもう一度再確認する。書面化能力を高める。答案構成が終わり、答案を書き始めたら、基本的に「筆が止まることはない」の原則です。止まるのは事実を拾う時と、答案構成を確認するときくらいです。私は答案に書いた部分については、答案構成にバツ印をつけ、問題文中の事実に関してもチェックを必ずいれ、書き漏らしがないようにしていました。
但し、暗記重視の勉強に偏らないよう注意が必要。1ヶ月も詰め込み型の暗記中心の勉強を続けると、驚く程に頭が固くなります。その意味では適宜、新作問題に触れるのもありです。