明日は,大阪梅田,京都の順で講義します。今年の憲法論文問題を使用し,問題文の読み方,事実の評価の仕方(違憲・合憲双方の立場から)を披露したいと思います。名古屋は1日の前半です。後半は入門講座説明会です。
最近,説明会系が多かったので無料講義的なものにしてみました。発表直前のこの時期,来季に向けて一足速く気合入れしてみては如何でしょうか。お友達も沢山お誘い下さいさい。あ,一応,答案構成くらいはしておいてくださいねー。
明日は,大阪梅田,京都の順で講義します。今年の憲法論文問題を使用し,問題文の読み方,事実の評価の仕方(違憲・合憲双方の立場から)を披露したいと思います。名古屋は1日の前半です。後半は入門講座説明会です。
最近,説明会系が多かったので無料講義的なものにしてみました。発表直前のこの時期,来季に向けて一足速く気合入れしてみては如何でしょうか。お友達も沢山お誘い下さいさい。あ,一応,答案構成くらいはしておいてくださいねー。
AIに続いて、T-Macことトレイシー・マグレディが引退を表明。18歳でデビューし、2度の得点王に7度のオールスター選出という早熟の天才は、その輝きを失うのもあまりに早かった。
アンファニー‘ペニー’ハーダウェイ、グラント・ヒル、ヴィンス・カーター、トレイシー・マグレディに共通するのは、デビュー早々から、「彼こそはマイケル・ジョーダンの後継候補」と言われ、人気爆発、タイトル獲得やMVP級の活躍を果たし一世を風靡しながら、怪我のために早々とその輝きを失ってしまったことである。
スポーツ選手にとって「怪我に強い」というのはある意味、その持って生まれた才能並みに重要な成功要因だ。マイケル・ジョーダン、デレク・ジーター、レブロン・ジェームズ、コービー・ブライアント、ペイトン・マニング、ブレット・ファーブなど歴史にその名を刻む選手はいずれも怪我に強い。
活動期間が長ければ、優勝のチャンスも増え、プレー時間が増えれば通算記録も上積みされていく。「レジェンド」になるためには類稀なる才能だけでは無理である、ということが痛感される。
因みに、カーターとマグレディは従兄同士である。
最近の流行は,「著名判例との比較問題(射程問題)」である。この手の問題を処理する上での勘所は,「判例の理由付け」が本事例で「全て当てはまるのか」どうか,「事案部分に違いが無いか」,である。そういう意味で,行政法の出題パターンに似ていると言える。過去においても第3回で同じパターンが出ている。今年の問題はその典型である。
他の民訴(商法でもありうる)パターンは,「条文上(または判例の規範)の要件には該当しないが,その形式的な結論は本件では妥当ではないので,類推適用できませんかね?」系である。民事系の場合,「類推適用パターン」は多いし,許容性もある(刑事系でやるのははマズイが)。第1回民訴が典型パターンである(民訴法152条2項の類推適用の可否)。第6回設問3もこのパターン(判例問題)。もっとも,この手の問題に対応する大前提は「条文検索能力」があることである。そもそも条文・制度が見つからなければ,「それでは具合悪い」も何もないので先に進まない。
あとは「制度趣旨」から例外を認められないか,を問うパターン。第4回の最後の問題が典型だ。実は「期待可能性」については,重点講義にも書いてある論点だが,仮に知らなくても,制度趣旨から例外は認められないかという思考をして,事実を当てはめればいい問題である。当たり前だが,制度趣旨が正確に「理解・記憶」されていなければお話にならない。
過去問題の「解析」と言うのは,こういうことをしないと意味がない。「どの論点が出た」なんてどうでもいい話である。
第8回大会の合格発表まで遂に2週間を切りましたね。5月の試験直後は遥か先に思えたものですが,いよいよ勝敗が決します(実際には法務省内ではもう決まってる時期ですが)。「俎板の上の恋2013」も遂にシーズン・エンドです。となると,本格的に2013-14シーズンが始まることになります。そうです,「答練」のシーズンです。
夏の間にL2対策を徹底して来た人は,その仕上げをしつつ,徐々にL3対策の準備も,という時季です。過去問題や答練の問題などの答案構成を改めてして,頭を慣らさせていきましょう。あと筆記力が衰えている可能性があるので,長時間ハイスピードで書き続けられる状態に「腕力」を戻しておくことも重要です。パソコン多用の方は特に注意です。びっくりするくらい書けなくなっています(笑)。
吉野クラス「演習編」は昨年同様,ペー論の問題を使いつつ,1問に付き倍の2時間をかけて,「元祖問題文の読み方」,「事例への切り込み方」,「未知の問題への対応の仕方」等の「実践的なスキル」の修得を最終目標にして解説を行います。この点に興味のある方は是非ご検討下さい。期待を裏切らない自信はあります。
宣伝はさておき,しかし発表待ちの方は,今はもう頭がおかしくなりそうな気分ではないでしょうか。えっと,もう仕方が無いです,それは(笑)。「最後の苦しみ」,強制ニート状態終了の為の「産みの苦しみ」です。気分転換に旅行に行くのも良いんじゃないでしょうか。あ,修習エントリーの為の書類をかき集めておくのも良いです。短期間でかなりバタバタしますので。
こちらです→ http://www.courts.go.jp/saikosai/sihokensyujo/saiyo_senkou_2502/index.html
最近,ネタ切れ感が否めない本ブログであります。笑
しかし,「おふざけ投稿問題」,沈静化の兆しがまるで無いのが凄いですねぇ。散々問題になっているのにドンドン追加投稿が出てくるという異常事態。恐らく,この手の問題は以前からずっとあったのではないかと思いますが,簡易にWEB上にアップすることが可能となって顕在化してきているのでしょう。
当人達は内輪だけで盛り上がっているつもりなんでしょうが,実際には全世界に向けて発信している,という現状との認識のずれが甚だしい。物心付いた時からネットの存在が当たり前という世代なのに,何故かネットの怖さが全然理解できていない人が多いというのも不思議だ。「代償があまりにも大きい」という認識が非常に低い(ないしは無い)というのもこの層の特徴ですね。「授業料」としては高過ぎるので,注意が必要です。
FBやツイッターの利用の仕方が,あまりにもイージーに情報公開する派と,過剰なまでに自分隠しに徹底する派に綺麗に分かれている気がします。正直両方ともなんだかな,というのが本音ですが(笑),色んな意味で「リスク管理」と言う観点からは,「隠蔽派」の方が「賢い」んでしょうね。
ピート・ローズの「イチローの4000本安打を私の4000本と等価値とは認めない」という趣旨の発言が日本人の間でかなり反感をかっているようである。
結論から言えば,言ってることは正しい。やはり「等価値」とは言えない。そもそも,「メジャーリーグ」記録の話をしているのだから,メジャーリーグでの記録に限定されるのは当然である。4000本打った「イチローが凄い」というのは当然であるが(ローズもこれは繰り返し認めている),「メジャー史上3人目の快挙」という評価にはならない,というのは当たり前である。ローズの発言趣旨はここにあるので,全く正論である。
もっとも,一々細かい反論をしたりしているのがみっともないのは事実である。イチローが10年連続でシーズン200安打を記録した時も,「私は198安打の年が2回あった。そのうち1回はストライキでシーズンが短縮化された」,「他にも年間225本ペースで打っていた年がストライキでシーズン中止になった」,「だから私は200安打を12,3回達成できたのだが,イチローは未だ10回だ」などとみみっちいことを言っていた(シーズン200安打10回と言うのがメジャー記録で,ローズの記録にイチローが並んだのである)。
一流選手なんだから他人の偉業を素直に認めろ,というの今回の「反感」の正体だと思うのだが,ローズが女々しい子ことを言いたがるには理由がある。彼は永久追放処分を受けているので,名誉の殿堂入りも永久欠番の可能性も絶無であり,MLBの公式舞台に戻ることもできない。だとすると彼の存在意義は「記録」しかないのである。したがって,他の選手以上に「自己記録」の価値に拘りを持たざるをえないのだ。年齢が72歳と言うのも拍車をかけていると思う。ローズは他にもメジャー歴代2位の44試合連続安打,ワールドシリーズ制覇3回など輝かしい記録を持つ。しかしローズが尊敬されることはもはやないのである。
ところで,「日米通算」という日本独自の尺度であるが,アメリカ人は正直まるで興味を持っていないのが事実だ。日本とMLBはレベルが違う,というのがその理由だが,これに対して「WBCでは日本が連覇している」=「日本の方が上」という妙なことを言う人間出てくるのが常だが,これは失当である。冷静に考えても,野手で成功したのはイチローと松井だけ。松井にしても,ホームランバッターとしてはまるで通用しなかった。その他,井口,松井稼,福留,西岡など野手はまるで通用しなかった。野茂やダルビッシュ,佐々木は成功した部類だが,それでも日本時代ほどの圧倒的なパフォーマンスというわけではない(ダルビッシュは5年連続防御率1点台だったのだ!)。松坂,伊良部にいたっては2年ほどしか通用しなかった。これが厳然たる事実である。どちらが上下という話題は無意味だと思うが,事実は事実であろう。試合数がメジャーの方が多いなどの意見もあるが,一般的にシーズン10試合から15試合程度は休ませるし,その他途中交代も多い点を見落としている。何より移動距離・スケジュールのきつさが半端ない。例年高校野球の時季,阪神は「死のロード」に出る,などと言われるが,それでも東京から広島間の移動に過ぎない。メジャーは米本土だけでも日本の20倍の広さを移動し,基準時が3つある中を移動している。20連戦,25連戦,ダブルヘッダーなんてざらである。おまけに引き分けが無いから延々と試合を続ける事も普通だ。これを半年間続けているわけだから想像を絶する。何よりも本当に日本の方が「上」なら,そのキャリアをかけて一流選手が全盛期にメジャーに挑戦することは無いはずである。この事実でこの議論については十分だろう。
しかし,実はここからが「本論」である。このように「日米通算」には価値を見出していないアメリカが,今回の「4000」については明らかに異なる対応を示している点である。「日米通算だろうが4000はとにかく凄い」という論調である。それだけ「4000本」は異次元の領域なのである。因みに同じイチローの「日米通算3000」の時は,それほどの関心を呼んでいない。しかし今回の「4000」は日米だろうがなんだろうが,とにかく「凄まじい水準」だと言うことである。現に,クーパーズタウンの野球殿堂は既に「通算4000本」に関する調査を開始している。マイナーリーグないしニグロリーグ+メジャーリーグなどの通算で4000を越えた人間はいるか,という調査なのだが,どうも10人程度はいるようだ。それでも140年の歴史の中で10人程度しかいないのである。くしくもジーターが,「リトルリーグからの通算だとしても4000は凄い」という非常に分かりやすいコメントを出している(このコメントに関し,「リトルリーグでも4000本は凄い」という発言をしたと報道しているメディアがあるがこれは酷い)。
日米通算でもない「日本記録」にメジャーが敬意を表した事例は2,3ある。1つは福本がルー・ブロックの盗塁世界記録を樹立したとき(現在はリッキー・ヘンダーソンが記録保持者)。2つは,王がハンク・アーロンの通算本塁打記録を抜いたとき。3つ目は,衣笠がルー・ゲーリッグの連続試合出場記録を抜いたときである(現在は,カル・リプケンJrが記録保持者)。いずれも「偉大すぎる記録」の更新のときだ。凄いことには当然敬意を払うのである。ただ,「メジャー記録」ではないだろう,ということである。
因みにイチローの日米通算4000本目は,メジャー通算2772本目であり,これは,あのルー・ゲーリッグの2771本を上回る一本だった。この価値が実は凄いのである(ジーターが抜いた時も盛り上がった)。いずれにせよ,イチローは「凄すぎる」のである。「メジャー史上3人目」ではないだろうが,「4000本安打」を放った孤高の存在であることに変わりは無い。アメリカでもイチローの名誉の殿堂入りを疑う者は誰もいない。
予定通り,行政法は22回で投了です。会社法の1回目も収録しました。
「行政法」で扱った法令は,行政手続法,行政事件訴訟法,行政不服審査法,行政代執行法,行政機関の保有する情報の公開に関する法律(情報公開法),行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律,公文書等の管理に関する法律,国家賠償法,です。
イチローが、日米通算4000本安打達成!!!!
日本で1278本(9年)、アメリカで2722本(13年目)というハイ・スピードで達成。
メジャーで4000本の大台に達したのは4256本のピート・ローズと4191本のタイ・カッブのみ。
メジャーで殿堂入り確実ラインの「3000本安打倶楽部」入りまで、あと278本。だとすると、3000本の前に日米通算でピート・ローズの記録を抜き、「世界一」になるわけだ!
これは凄いことだぞー!
条文マーキング行政法ですが,全22回で投了の予定です。そして,いよいよ会社法の収録も明日から始めます!一番人気かつ,要望の強いのが会社法なので,こちらも楽しみです。あ,嘘,しんどいや(笑)
会社法は細かい情報よりも,とにかく1個1個の条文に慣れてもらうことを目指したいと思います!
10日が合格発表で,20日が伊藤塾名物「合格祝賀クルージング:東京湾周遊編」です。
しかし早いナァ。クルージングは一生の思い出になると思いますので,いやもう是非是非参加して欲しいです。「おお,本当に自分は合格したんだナァ」,というの「実感」すると思います。またこの時季の東京湾は,夜風が格別に気持ち良いのです。友達も沢山できますが,これは修習のときに役立ちます。
徐々に色々実感するようなことが出てきますが,合格クルージングは,その最初期のものですね。これは間違いないです。年々参加者が増えているようですが,今年も「どーーん!」と多くの方に参加して頂ければ,と思います。
8月31日大阪梅田と京都,9月1日名古屋に遠征します!今回は,今年の憲法論文問題の解説講義等です。2時間のボリュームです。因みに名古屋は,これとは別に入門講義説明会も行います。事前に今年の憲法の問題を解いておいてください。
また,日時は未定ですが,合格発表後の9月下旬頃に,第2次遠征を行います。第2次遠征では,「2013年合格目標吉野クラス」の「実践力完成講義 演習編」の中から問題をセレクトし(多分刑法),解説講義を行います!まぁ,無料体験みたいなもんですね。
気が付いたら「あっ」と言う間にお盆が過ぎ,葉月も残り10日程となりました。となると発表まで3週間です。9月10日その日から,来シーズンが本格的に始まるわけです。吉野クラス演習編も10月上旬から始まりますし,「いやぁ,猛暑だねぇ,夏だねぇ」と油断している場合ではありません。決死の「椅子取りゲーム」が遂に現実化するのです(潜在的には既に始まっているのはご存知の通り)。
論文突破基礎力完成講義 民訴法受講の際には,あれば民訴法百選を手元に置いておいて下さい。解説部分や,その判例に関する重点講義該当箇所の話をしていきますので,復習の際の手間を減らす,という意味でも効率的かと思います。
今日は「巨大戦艦大和」を読む。これは大和に乗員した下士官クラスの生存者による証言集である。将校クラスではなく、下士官、志願兵達は何を思い何を感じていたのかが赤裸々に告白されている。
何故「大和」が愛されているのかもよく分かる。大和関連の本はそれこそ小学生の頃から読みあさったがこの本は新鮮だった。大和に乗船する際の気持ち、最後の沖縄特攻の際の前夜から当日にかけての証言。大和乗員であることのプライド、死地へ赴くに当たっての意外なまでの清々しさが分かるとともに、戦前の軍国主義教育の恐ろしさも同時に伝わってくる逸品。
大和の沖縄特攻については海軍上層部でも相当もめた。しかし最後に大和出撃決定を決めた運命の一言がこれだ。
「1億総特攻の先駆けとなってくれ」。
...
帝国海軍は、命令を出す際に、「○○用意」という形式で命令を出していた。最後の沖縄片道特攻の命令が出たあと、以下のような命令が出た。
「総員死ニ方用意」。
そんなことが当たり前のように行われていた時代が70年前まで現に日本にあった。先日、海軍の基地だった猿島でBBQをした時に、史跡を巡ってみた。70年前の同じように暑い夏、軍兵達はどのような思いでこの地を行き来していたのだろうか。先人たちには感謝してもしきれない思いを感じる。暑い夏が来るたびに。
お盆休み前最後のマーキング講義収録でした。行政法の6回目まで進んでいます。ちょうど6回のところで,行政手続法と行政代執行法が終わりました。3時間で両法の詳細を理解できますので是非。7回目以降は行政事件訴訟法に突入です。
東大など9月に定期試験があるローは別として,大多数のローは夏休みに入ったと思います。9月下旬まで1ヵ月半程度ありますから,この期間は文字通りプライスレスです。有効活用しないといけません。因みに来年度は試験科目に変更はありませんhttp://www.moj.go.jp/content/000113258.pdf
まとまった時間がるときにしかできないことをやるべきです。一番のお勧めは,なんと言っても条文の読み込み作業です。これは短答のみならず論文対策にも直結します。というか条文検索能力が全てを決めると言っても過言ではありませんから,やるのは「当然」です。
2年生などは過去問題の解析を徹底的に行う必要があります。