(はがき)
久々に山頭火の句。
「この道をたどるほかない草のふかくも」
山頭火の思いは、絶望でも諦めでもなく、「許容」なのかも、と最近思う。
そう思いつつ、まだまだ、挽回や挑戦する気持ちを辛うじて循環させながら
日々を暮しているのだけど
今、読んでいる本があって。
今年の2月に104才で天に召されたまど・みちおさんの
「いわずにおれない」 ( 集英社be文庫)
そのなかの詩をひとつ。
「かず」
かずは 一から はじまって
いくつまで つづくのだろう
たしかめたく なるのは
だれにも たしかめられないからか
ぼくには かずが
じぶんで じぶんを
かぞえているように おもわれる
うちゅうが はじまった その日に
一から かぞえはじめて
いまでも ずうっと
まだ まだ これからだと おもって
だれも いない
なんにも ない
うちゅうの まん中に すわって
なんで そうせずにはいられないかを
ひとり かんがえつづけながら・・・
この詩は、数えきれないという数字にも個性があって、
その個性がやりそうなことは・・と考えてみただけ、と解説があるのだけど。
どんな小さなもの、こと、命でも、意味のないと思えることにも
冒険心といとおしさと遊び心を携えて、
やさしい言葉で、ふか~い思いを伝えようとするまどさんの詩が好きです。
でもこの詩、まどさんの思いとは違うところで、
私は私で感じるところがあったりしとります
いくつか詩が紹介されてます→ここから
さて、関東も梅雨明けして今日も猛暑。
ゆったりたゆたう魚たちに癒されてくださ~い。
久々に山頭火の句。
「この道をたどるほかない草のふかくも」
山頭火の思いは、絶望でも諦めでもなく、「許容」なのかも、と最近思う。
そう思いつつ、まだまだ、挽回や挑戦する気持ちを辛うじて循環させながら
日々を暮しているのだけど
今、読んでいる本があって。
今年の2月に104才で天に召されたまど・みちおさんの
「いわずにおれない」 ( 集英社be文庫)
そのなかの詩をひとつ。
「かず」
かずは 一から はじまって
いくつまで つづくのだろう
たしかめたく なるのは
だれにも たしかめられないからか
ぼくには かずが
じぶんで じぶんを
かぞえているように おもわれる
うちゅうが はじまった その日に
一から かぞえはじめて
いまでも ずうっと
まだ まだ これからだと おもって
だれも いない
なんにも ない
うちゅうの まん中に すわって
なんで そうせずにはいられないかを
ひとり かんがえつづけながら・・・
この詩は、数えきれないという数字にも個性があって、
その個性がやりそうなことは・・と考えてみただけ、と解説があるのだけど。
どんな小さなもの、こと、命でも、意味のないと思えることにも
冒険心といとおしさと遊び心を携えて、
やさしい言葉で、ふか~い思いを伝えようとするまどさんの詩が好きです。
でもこの詩、まどさんの思いとは違うところで、
私は私で感じるところがあったりしとります
いくつか詩が紹介されてます→ここから
さて、関東も梅雨明けして今日も猛暑。
ゆったりたゆたう魚たちに癒されてくださ~い。