ここ数日、一気に夏の感。蒸し暑い!
ベランダの植物たちは、ニョキニョキ伸びるものもあれば
花盛りを終えて、ひと休みしている姿も。
どちらもいと愛し。
紫陽花、好き。
たぶん、母が好きだった花だから、かな。
母の日には、紫陽花をあげていたっけ、と、ふと。
物腰はたおやかでやわらかなのに、挿し木で増える逞しいところも。
主人公ではなくて、脇役っぽいところも。
愚痴を言ったらお説教なんかしなくて、まあまあ、お茶でもどうぞって、
にこにこしながら聞いてくれそうなところも。
紫陽花って。
母みたいだ。
我が家の紫陽花、去年は鮮やかなピンク色だったのに今年はブルー系に。
紫陽花は、土壌のpfが酸性だとブルー系に、アルカリ性だと赤系に、
中間だと紫系になるそうですね。
今は色々と品種改良されたものもあって、色が変わらないものもあるようですが
今年はどんな色になるかなぁと、開花を待つ時間も楽しいような気がします。
紫陽花は、家の中でも楽しませてくれました。
たった一輪あるだけで、その空間が、「それでいいんだよ」と
微笑んでくれているような気がします。
そんな紫陽花ともそろそろお別れ。
枯れゆく姿に、終わりの美学を感じます。
紫陽花を見ていると、母に会えるような気がします。
母の月命日に寄せて。