(半紙)
千字文の一節「丙舎傍啓」 へいしゃぼうけい
第三の殿舎は傍らに啓いており、の意。
木簡集字千字文を参考に書いていたのですが・・またまた原本が間違い・・かも。
(↓)四文字目が、「創」かな?って思って、そのつもりで書いてしまい。。
う~ん・・やっぱり「啓」には見えないような。いかがでっしゃろ。。
沙月という細い羊毛長鋒で。書きやすくてお気に入りの筆のひとつ。
墨量の多い所、かすれ、空間のバランスを、自分なりに確かめながら。
「丙」は思いっきり縦長にしたくて。
墨がついたまま固まってしまった筆で、そのままに書いたので
「舎」など極細の線に。 縦長の「丙」に対して横に広げて。
「傍」は右下に向かって、だんだんだんと下がって右に流れたので
「創」の最終角は、思い切り長くしてみたなり。
それにしても、原本も意外と間違いがあったりするのね・・
この「丙」って文字、私、好きなんです・・って言ったら、教室でEさん曰く
「私達が子供の頃の成績表では、丙は三番目だったから、私は好きじゃないわ~」に
皆さん大笑いでした
また、また、我が師の書かれた字典に登場していただき調べました。
「啓」の漢簡によく似た字体があります。
戸の部分の第3画の転画が第1画より上に突き出ていて、「啓」本来の文字性を破壊していますね。
前回も文字全体の形は似通ったものがあったのですが、ほぼ似通った誤りのようでした。
またまた調べて下さったなんて恐縮です。
なるほど・・左側は「啓」の字の「戸」と「口」を表していそうですね・・。
でも原本の右側はどうみても「リ」・・。ふうむ。
ありがとうございます♪
わたしの師匠の字典、是非買ってください。
もしかして、沙於里さんといい相性かも。
なにせ、私は秘かに師を前衛だと思っておりますので・・・
佐野光一先生の『木簡字典』がお薦めですがこれはもう古書で5万円以上ですので、『木簡小字典』
↓
http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%A8%E7%B0%A1%E5%B0%8F%E5%AD%97%E5%85%B8-%E6%8B%A1%E5%A4%A7%E6%9C%AC-%E4%BD%90%E9%87%8E-%E5%85%89%E4%B8%80/dp/4639007825
がお薦めです。
既にお持ちでしたらごめんちゃい。
私の持ってる辞書には載ってませんでした。。
不勉強で申し訳ありません。。
ちなみに、お師匠さんの字典の題名を教えてくださいまし~。
ちょっと本屋でも見てみます。ありがとうございま~す♪
3000円くらいです。
私はお師匠さんから買いましたから、
一割ほどひいていただきました。
この字典「隷書」の字典のはずですが、
八分隷、古隷は一書体づつしか出ていません。
その代わり漢簡として木簡が数字体載っています。
ただし、木簡の写真をそのまま印刷したのでなく、
先生が書いていらしゃるのが、難点と言えば難点でしょう。
なぜか、今まで話題となった2字とも載っていました。もしかして千字文を書いた方が「標準隷書字典」を参考にされ、書き写す際にミスされたのかもしれませんね。
私は中国で碑の隷書の字典を買いましたが、
八分隷、古隷が図版でたくさん載っていて楽しいですが、大き過ぎるのと、「音訓」で引けないので不便です。
詳しいご案内をありがとうございます♪
今、本の検索しましたら、Amazonにあった表紙画像から雰囲気伝わりました。
なるほど・・と、自分の不勉強さにお恥かしい限りです。
集字千字文は、中国の本なんです。
ちょっと時間作って、専門書店にでも行こうかな・・って思ってます。
ご教示下さり、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
羊毛筆の沙月を検索していて、こちらサイトにおじゃましました。
使いやすい筆と聞いて探しているのですが、売っているお店を教えて頂けますか?
厚かましいですが、よろしくお願いします。
木簡に興味があり、木簡集字千字文を勉強し始めたところなので、縁を感じて、思い切ってコメントさせて頂きました。
全臨したいと思いますが、誤字が多く大変そうですね
私も書を載せたブログを書いておりますが、未熟なうえに、最近すっかりサボり気味です。。
良い刺激を頂きました。ありがとうございます。
私もいつだったか、香彩さんのブログを拝見したことあります!
書の方からのコメントは、すごくうれしいです♪ こちらこそ、情報交換やら書のお話もできたらと思います
木簡のお話もまたぜひ~。
沙月は仿古堂さん→http://www.houkodou.jp/shoptop.html でも購入できますよ~。 あとは大きな書展会場にもよく出店されてます。
沙月は、高級羊毛というところにあります。暖心もかなり柔らかい筆ですが、いい味がでます