(半紙)
先日に続き、母の作品。
李白の有名な五言絶句「白髪三千丈」
白髪三千丈 白髪三千丈
縁愁似箇長 愁に縁って箇(かく)の似(ごと)く長し
不知明鏡裏 知らず明鏡の裏(うち)
何處得秋霜 何れの處にか秋霜を得たる
意味は・・
我が白髪は三千丈(約9km)にもなった
あれこれ心配し過ぎたからだ・・
しばらく鏡も見ずにいたら
いつの間にか秋の霜が頭に降りてきてしまったのか って感じかな
李白のやりきれないような、切実な胸中に共感するところがあるのか、
母はこの詩が好きなようで、よく書いていて
どの時代、どこで生きていようとも、人それぞれに山あり谷あり。
でも、人生に何もないのが当たり前じゃなくて、何かがあるのが人生だって思って
李白のように憂い嘆くより、無条件に生命を受け入れつつ、
あっけらかんと、なんでもござれ~って開き直って生きたいでありんす