
王超鷹さんの著書、「トンパ文字」マール社 から引用。
トンパ文字の歴史から、文化、宗教等々の解説をはじめ、たくさんの
トンパ文字総覧がなかなか面白い。おすすめの1冊。
人間、国や時代は違っても考えたり感じることは似てるんだなって思ったり、
逆に、なぜこうなるかな・・って思ったり。
その微妙な違いは、文化や宗教、あるいは自然環境の違いのせいかな。
写真左上から
担う 担ぐ 押す 押さえる
抱く 抱きしめる 蹴る 蹴る
けんか 争う 殺す 殺す
愛 愛する 恋 合唱
相談 受ける 享楽 移る
受ける 結婚する 内緒話 会談
「蹴る」は、手を取り踊っているように見える。
「けんか」は、まさにそんな感じ。
「愛」は片方からの想いで、「愛する」はお互いの想い。
「恋」は、二人で踊り、「合唱」も楽しそう。
トンパ文字は、書き手によっても伝達ゲームみたいに、ちょっとづつニュアンスが
違ってくるわけで、このあたりの意味よって大雑把な使い方が、人の気持ちにも
ゆとりを与えていたのかな。
というより、ゆとりがあるからそんな風な文化が今も続いているんだろう。。
活字は、トンパのそれとはまた違った意味で、人によって感じ方も違ってくる。
活字となった文字からは、書き手の感情や感性が見えにくく、受け手のその時の
感性によって受け止め方も違ってくる。
それに、活字はどこか他人行儀で別人に成りすますこともできるけど、
書き文字だと、自分を隠せない。どこか見えてしまう。
なるべくなら、隠さない生き方がしたいなあ。。
隠さないでもお互いが居心地のいい関係・・って、いいなあ。。。
うん!うん!これ!
絵で文字を表現している滑稽で微笑ましいモノ。
前にトンパのお守りみたいなのを見つけたとき
思わず「家族」を買ったっけ。
その後 何個か買ってみたけど
全部欲しかったのに…もう無かったんだった。
雲南省に行ったら見つかるかな。。。
私も1個持ってるけど、意味は何だったかな・・
この本で探してみよっと。
どこかで見つけたら、買っておくね!
中国の無辺広大さに圧倒されながら旅を続けた若き頃に記憶が蘇ります。
とても艶やかな民族衣装が印象的でした。トンパ文字は人間味があってしたしみが持てますね。つい最近新聞に「遊書」という口座が掲載されていました。双方とも好ましく想います。
南京でのトイレ事情には驚かされましたが、いい思い出です。
中国のトイレでウンコがモリモリになっていました。通訳の周君に尋ねましたら、「中国は自分のウンコのほうが太いのを自慢する習慣がある」とのことでした。何か犬の電柱おしっこ掛けのようですね。通訳が3人必要な奥地にも行きましたが、トイレはただの溝を掘った処に水が流れている簡易なものでした。ウンコがてんこ盛りの画像は今でもはっきりと刻み込まれています。
私も随分前に、書の師が団長で母も一緒に中国旅行に行ったことがあります。
その時南京の村の公衆便所(トイレっていうより便所・・ですね)が、一応囲いはありましたが、穴を掘っただけのものでした。
2列に並んだ穴に向き合って用をされていて、日本人にはなかなか勇気のいることでした
今は少しは近代化してるのかしらん。