5月9日まで、横浜そごう美術館で開催されていた、篠田桃紅展
今年の3月、107歳で亡くなった桃紅さんの代表作など80点。
これまで数点の作品を拝見したことはありましたが、
一堂に会する展覧会は初めてだったので、改めてじっくり拝見。
線はその人の生きざまー
あぁ。
桃紅さんと同じことを感じているということに、
なんだか許された気がして嬉しくなりました。
桃紅さんの線は、真っ直ぐで迷いのない凛とした線。
わたしのは(↑の画像)絡み合ったり、邪魔したり。
なんだか、恥ずかしいような、今の自分だから
仕方ないねと笑っちゃうような。
今回、図録の販売がなく残念でしたが、
桃紅さんの著書「これでおしまい」(講談社)を読んでいます。
そこには「人生のことば」の数々が。
真実くさいものが世の中を動かしている。本当のことっていうのは
世の中に小指の先ほどにも伝わっていない。
自分の生き方は自分が生み出していかなければいけない。
誰かの影響を受けてお手本のようにやっているっていうのは、
ずうずうしすぎるし、横着すぎる。
自分で苦しんで、自分で掴んでいかなきゃ。
篠田桃紅 これでおしまい より
読めば読むほどに、強烈なパンチを食らう。
でもそのパンチには、心地よい刺激と、わくわくするような興奮が。
こんな時だからこそ、おすすめの1冊です。