心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

夢に逃げられないように

2010-09-09 | つれづれ
                           「夢」 (はがき)

夢ということばの響きの
なんと眩しいことか 

「夢は叶わないから夢って言うんだ」と言った友人がいた。
「夢は目標なんだ」と言った友人がいた。

「夢はでっかい方がいい」と言って、日々を忘れた友人がいた。
「夢はひとつづつ重ねていくこと」と言った、笑顔が忘れられない友人がいる 

「もうこの年で、夢なんかないよ」
「日常に追われて、夢どころじゃないよ」

ふむふむ 
でもさ、言い訳を探していては、夢だって「あっそ」って言って逃げちゃう 

怠け者の私だけど、どんな夢でもどんな形でも、夢に愛想をつかれないように
一点一画、一歩一歩重ねて行こう!なのであ~る  

そんな今日の1曲は、桑田佳祐の  明日晴れるかな

今日は台風も去り、ようやく爽やかな秋風がやってきました。
このまま涼しく・・と願うばかり。


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生き物万歳

2010-09-08 | 山頭火・放哉・良寛
                               (はがき)

飛んでいっぴき赤蛙 

以前も書いた山頭火の句。絵手紙教室で、勢子さんの作品を参考に。
びっくり仰天しているオヤジみたいだけど・・

(以前のは→ こちらから )

今日はここ関東も台風の影響で雨とか 
昨日の雨乞いが届いたのか・・?

でも最近は雨というと、ゲリラ豪雨などということばもできたくらい
想像を絶する雨の被害もあちこちで・・。

そんな日は、蛙やら昆虫やら海や川の魚とか、野良猫とかとか
どこでどうしているのやら・・などと思ったり。
雨も降って欲しいところだけど、みんな無事でありますように。。

ということで、今日のyou tubeは音楽ではなくて、
かなり笑える志村けん似の声の黒いヤギ君、ぜひどうぞ 
なんかこんな人、どこかにいそうでない? 

生き物万歳 






北陸は午前中からだんだんと、台風の影響が強くなるそう・・
どうぞお気をつけくださいまし。
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風よ 雨よ

2010-09-07 | つれづれ
                          (はがき)

五風十雨 ごふうじゅうう

五日に風、十日に雨、風雨順調なるをいう。   『翰墨自在』 清雅堂より

今夏の長引く猛暑に、はぁ・・・とため息一つ、いや三つ四つ五つ・・。
せめて雨が降ってくれたらねぇ 

以前、タイトルは忘れたけど、気候と人との関係について読んだ本がある。

自然と深い関わりを持って暮らしてきた日本人は、
気候・風土と人間の気質を関係づける風土論がよく聞かれる、と。
そして、四季があることで、文化や心も豊かなものになるのだと。 

ふ~む 
これから先、温暖化(というより熱帯化?)が進んで、四季が曖昧になったら
日本人の気質や文化も変わるのかしらん・・などと、ふと。 

あ、そんなことより深刻なのは、地球の環境。
身近でできることをコツコツと、
そして今は、五風十雨・・と願うばかりなり 

今週は台風の影響で雨が降る?・・らしいけど。

今日の「風」(の文字)は「雨」(の文字)を誘い、
「雨」は、天を仰いでいる風に書いてみたなり 
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器は一日にして成らず

2010-09-06 | つれづれ
                          「器」 (はがき)


器ということばは、陶器・磁器・漆器などの物を入れるものの意味と
人物への評価としても使われるわけで。
たとえば、あの人は器が大きいとか・・ね。

器は一日にして成らず

長い年月と、重ねてきた出会いや別れ、失敗や感激といった思いの先に
それぞれの器はできるような 

器はただ単純に、容量が大きければいいわけでもないような。
器の持ち主の人生が、どれだけ散りばまられているかが
大きさというか、魅力になるのかな 

人生に無駄なことなんてないって、誰かが言ってた。
無駄や失敗も、自分という器を形作るものだと思えたら
ちょっとだけいとおしく思えるような 

あ、私が書いた「器」は、まだまだ未熟な感じなり。。
これからどんな器になるのやら・・

ふとそんなことを思った今日の1曲は、Leanne Rimesが歌う ♪Rose (訳詩付)
Bette Midlerが主演の映画『Rose』の中で歌っていた名曲。



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第11回 日中蘭亭書法交流展

2010-09-05 | 書展・展覧会情報
                                (半切)

8月5日~8日まで、中国はハルピン市で開催された
第11回日中蘭亭書法交流展に出品していた(裏打ち前の)作品。

今春の蘭秀会展 にも同じテーマで書いた、甲骨文の「只在」
馬の尻尾の硬い筆で。
ちょっと「只」が弱いなぁ・・と思いながらも、時間切れで。

表具して陳列された自分の作品を見る瞬間というのは、
いつも少しの期待と緊張があるもので。。

でもって、その結果はたいていが、ため息。。
でもそんな思いがあるからこそ、次こそは!という気持ちも沸くわけで。

昨年は 10回記念展 で、日本で開催された蘭亭会、
今回は日本からは140点、中国60点、香港35点、計235点だったとのこと。
先日、作品と一緒に図録と記念品の筆のセットが届き。

見たくない自分の作品も、こうして晒すことで
反省と挑戦への指針としようぞよ。。。。。

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思いやりの形

2010-09-04 | 木簡

                            (半紙)


前回の書道教室で、千字文の一節「夫唱婦随」を木簡風に。

最近は、婦唱夫随かもしれないですけどね、なんて言いながら

私はどっちかな・・なんて、ふと。
う~ん・・・たぶん、猫との関係みたいなのが好きかな

唱にも随にもこだわらず、お互いが只そこにいて居心地のいい関係。
信頼とお互いを尊重する気持ちがあれば 

思いやりって、たぶん人によって違うような。

相手を思うあまりに、苦しくなるものもあれば、
相手を思うがゆえに、距離を置くものもあったり

な~んてことを考えながらの今日の1曲はJosé James の Promise In Love


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人生西瓜と同じ

2010-09-03 | つれづれ
                         文字は竹串で(はがき)


今年の西瓜は甘いって聞いたけど
結構当たりはずれもあるもので 

人生も西瓜と同じ
開けてみて、甘くない日もあるさね 

でも捨てたりしたら
育てた人にも西瓜にも申し訳ないわけで 

人生西瓜と同じ
開けて甘くなくとも食べきろう 

そんな気持ちにさせてくれる、今日の1曲は
今年で御年71才になられるTina Turner の  Simply The Best
このライブは1999年となってるから60才! 
かっこよくてかわいい! 




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これだから書はやめられない

2010-09-02 | 書の話
                               (半紙)

金文の「實旨」

今日午前中は、書道教室。
最近、前よりも静かに学ぶ雰囲気になってきたような。
いえ、いつも皆さま楽しそうでよいのだけど、実はちょっと嬉しい

原本はこれ↓ 下のは拡大したもの。



初めはちゃんと形を臨書。
そのあと、ちょっと遊んでみる。
「實」の何ともいえないおどけた表情を出したくて。
「實」の顔は左向きなので、「旨」はそれに応えて右向きの表情にしてみたなり。

文字と文字の響き合いを見つけること、こんな嬉しい楽しいことはない

臨書は形を真似るだけじゃなくて、
そこから何を感じ、どう表現できるかが課題なり。

そして、半紙に二文字、三文字と文字の組み合わせを変えてみたり
紙の大きさ、縦横を変えてみたり・・・と、勉強の方法は無限なり。

これだから書はやめられないのであ~る

午後からは、炎天下ちょっとした運動を。
書道教室では、秋からのお仲間を募集中でして、そのちらし配りをば
なので、今日の更新はこんな時間に・・

どこかでご縁があるといいなぁ
教室の毎春の展覧会の模様は→ここをクリック
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暑さも夏の風物詩

2010-09-01 | つれづれ
                              (A4紙)


風鈴はちんとも云ず蝉の声  by 小林一茶


今日から九月。
夜はほんの少し風にほっとする日もあるけれど
昼間はまだまだ蝉さんも頑張っておられる。

一茶のこの句は、甲高い声の蝉の合唱とともに
日本の夏の風景が浮かび 

子供の頃は、暑さも夏の風物詩と思えたけどなぁなどと、ふと 

ということで、今日の1曲は井上陽水の  少年時代



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