心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

たのしや~作品集

2012-10-15 | 作品集

このブログのミニ作品集できました~と喜んでいたのに、気づけばもう1ヶ月も前。
その後ちょっと修正したり、3冊を1冊にまとめたものを作ってみたり。

むほっ 
ということで、順番に全部じゃないのですが、中味もアップしますので
ご覧頂ければうれしいです 

今日は3冊のうちの、 ブログ「心の免疫力~書とことばから」作品集 1 です。
文字だけの作品を集めました。 まずは表紙から~♪


「笑」


「心静興長」  「一以貫之」


「寫」  「虚心静慮」


「夢」  「悲しいのでもいい」


「たまには甘えてみっか」  「星・月」


「無造作」  「自行」


「器」  「掃雪烹茶」

15cm×14cm 34頁。

明日は、書画を集めた作品集 2をアップしま~す。


お時間ありましたらこちらにも~→インテリアの書

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今日の臨書

2012-10-13 | 木簡
                         (半紙)


今日の臨書と言いつつ、先週書いたものだけど。
漢簡集字千字文より、「圖寫离獸」。圖は図、寫は写、离は鳥、獸は獣。
釈文は、鳥や獣(けだもの)描いて写し。
原本はこれ↓



圖、离は手持ちの辞書で調べたけど、こんな感じのはなかったので勝手にアレンジ
獸は、どう見ても「戦」の字だと思うので、これは原本の間違い?

こうして見ると、原本の字間の美しさに唸る。。
圖は左を向き、离はそれに対して一画目が強く、二画目はそれをバネに勢いよく対応し、
寫は背高にして獸は小ぶりにすることで、その空間に奥行きを感じたり。
と言っても、原本は2行に分かれているのだけど。

終わりのない臨書だけど、だからこそ、やめられないのでして。
そうそう、10月からNHKで「趣味Do楽(しゅみど-らく) 柿沼康二 オレ流・書の冒険」
っていうのが放送されていて、なかなか興味深いです 

ようやく秋らしい過ごしやすい気候になってきたことだし、私も臨書に励みます。
柿沼氏の臨書三昧も見ごたえありました↓

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恍惚と嫉妬

2012-10-11 | 
             

久々に我が家の猫さまたち。
過ごしやすい気候になってきて、ベランダの特等席争いは必至。

今日はみーにゃが陣取り、ご満悦の恍惚の表情。
普段はなかなか見ることができない歯並びが見えた~。
下の歯はかなり小さいのね



いつもはカメラを向けるとご機嫌斜めになるんだけど、
今日は気持ちよさが勝ったのか、ゆったりとした表情を見せてくれて
ゴージャスなマダムのような風格を感じちゃうわ~

で、一方、特等席を取られたぷくぷく。
しょうがないから箱を置いたら、とっとっとと走ってきて、
ズドンって座り込んだのでして



はい、すねてます
ほんとわかりやすいんだから・・。

このあとみーにゃは、部屋の窓際の席に移動したので、いそいそと移動。
よかったね~

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作品募集~ 絵・書・写真・音・・

2012-10-09 | つれづれ
                  秋風の、水音の、石をみがく(はがき)
                  顔彩を指で。

今日午前は絵手紙教室。
すっかり秋のはがきが揃い。

宿題のひとつが、山頭火の「秋風の、水音の、石をみがく」
皆さんとこの意味を考えてみるに、秋風と水音が、石を磨くという風景、
分かるような分からないような、山頭火独特の世界ですねぇ・・と。



私のは左上のNさんの作品を参考に描いてみたなり。
上右のは、水面のような紙をはがきに貼って、見えにくいけど下半分にペンで文字を。

そして秋の七草、禅語の 「閑古錐」 (かんこすい)などなど。



皆様、ゆる~くやってるので、と言いつつ、それぞれに工夫を凝らし
ことばや句のイメージを描きながら、描いてらっしゃるのでして。
その思いを聞きながら、話が色々脱線しながら、今日も楽しいひと時でした 

でもって、こんな楽しい絵手紙も。
田舎から美味しいとうもろこしが送られてきたので、思わずほおばってる自画像だそうで 

右のは、自宅にある器を毎回描いてきて下さるNさんの作品。
今日はNo.3でした。はてさて、何個まで続くか楽しみです。




次回のお題は、「月白風清」と「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」と
「萬里無雲孤月圓」見渡す限り雲ひとつなく、円い月が照っている、の意。

さて、皆さまも描いてみませぬか? 
絵手紙に限らず、字・写真・音・・・なんでもござれ~
作品をメールでお送り下さい。締切りは10月23日。
コメント欄にその旨ご連絡頂けたら(非公開で受け取れます)送り先をご連絡しま~す

・・・と言っても、誰も送ってくれないかもだけど たまにはこんなお遊びなぞ 
このコメントってとこをクリック  URLがない方は、コメント欄にメルアドお忘れなく~↓
誰か一人でも送って~ 

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天地玄黄をどれくらい書けるか

2012-10-08 | 木簡
                    「天地玄黄」 (半紙)


先週のインテリアの書の教室で参考に書いた千字文の最初の四文字「天地玄黄」。

もとは漢簡集字千字文から。原本はこれ↓



この木簡の中には、創作のヒントがたくさん隠れているのでして。

臨書をしていく時、それぞれの文字が、どこを一番アピールしたがっているのか、
その話を聞いてあげながら、遠慮がちな文字には、その思いを汲み取ってあげながら。
そして字と字の間の字間、行間、両隣、上下の響き合い、
そんなのも意識しながら臨書をしていくのでして。

そうして、一字一字と向き合い、語り合っていると、今度は自分なりに
その文字を開放してあげたくなってくるというか。
つまり、そこからは創作という作業。

大胆にとか、丸っこくとか、筆を変えてみたり構図も色々と。



荒々しくしてみたり、円の中に入れてみたり、紙を横にしてみたり。



このたった四文字を、半紙という限定空間の中で、どれだけまるで違う世界を表現できるか
そんな遊びを始めると、いつの間にか夢中になってしまうのでして。
でも、楷・行・草の引き出しの中味が足りないゆえ、限界があるんだけど 

さて、もう10月、12月の書TENの出品票の締切りが今月末。
今年のテーマは「翔」なのですが、まだまだ頭は真っ白。
そろそろスイッチオンしなきゃでございます 


お時間ありましたらこちらにも~→インテリアの書
(画像と記事の一部、重複してます)

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Alain Platelの『OUT OF CONTEXT FOR PINA』

2012-10-07 | つれづれ
                       (写真はパンフレットから拝借)


世間では三連休ですね~私も今日はのんびりしてました。
さて、4日に行ったAlain Platel振り付けのダンス、
『OUT OF CONTEXT-FOR PINA』の話の続きをば。

思いがけず観に行くことになったのだけど、すんごくよかった。
何がどうと聞かれても、うまく説明できないのでまずはこれを↓ 
今回のじゃないけど同じ演目。 
小柄な日本女性が、誘ってくれた田岡さんの友人の彫刻家の娘さん伊藤郁女(かおり)さん。








肉体全て、端から端まで、血管や見えない神経の筋まで使っているような
時に激しく、時に脆く、時にエロティックに、時にユーモアたっぷりに
意識的に、無意識に、吐き出すように、絞り出すように、小刻みから大きなうねりに
規則的だったり、不規則だったり、個だったり、集団だったり、激しさと儚さと
生きてる全てをさらけ出しているような動きを、80分間ほぼすっと。

初めは、どうして人は表現しようとするのか、表現しないではいられないのか、とか
人ごとのように観ていたんだけど、だんだん一緒に体を動かしたくなってきて
頭の中では、同じ動きをしていたというか。

舞台の上の9人はあんなに激しい動きの連続なのに、汗だくって感じでもなく坦々と
踊ってるんだけど、私はもう息切れしながら着いて行ってる感じで 
80分の間に、いろんな感情が湧いては消え、戻り、去り。

個人的には紫の女性とピンクのパンツの男性の表情が気になってました

最後に客席に向かって、一人のダンサー(最初の写真のパンツの人)が静かな口調で
「Can you hold up your right hand ? 」(右手あげてくれる?)
と言うと、客席は皆右手を上げて、すると今度は
「一緒に踊ってくれる人はいますか?」と。
それはちょっと・・って数名を残して手を下げていって。

その後しばらく沈黙があって、寂しそうに舞台へ戻っていくのだけど、
なんだか、そこでぐるぐる感じるものがあり。

う~ん、全然まとまらない感想だけど、やっぱりこれは観て体感しないとねぇ。

振り付け師Alain Platel のインタビュー


今回の作品は、Alain Platel 氏が敬愛するピナ・バウシュに捧ぐとあるのだけど
そのピナ・バウシュの映画「踊り続けるいのち」というのがあったようで。
知らなかったのが残念。DVDで観てみようと思う。
ちょっとはまってしまった。。 
 
踊り続けるいのち


夢の教室


ピナのことばの中で、「どんなダンスをするかじゃなくて、ダンスでどう変わるかが大事」
みたいなのがあって、すごく共感。
書も、生きることも、結果じゃなくて、その途中の毎日の自分と向き合うことが大事、ってね

あの日以来、家でも外でも、腕やら腰やら動かしながら過ごしてます

3年に1度のコンテンポラリーダンスの祭典ダンストリエンナーレトーキョー2012 は
10月14日まで開催中。
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濃厚な一日

2012-10-05 | 木簡
                         (半紙)

昨日午前は書道教室、午後からはインテリアの書の教室、夜は青山劇場でのダンスの公演へ。
公演後、お知り合いの方のお嬢さんが出演されてるとのことで、お誘い下さった田岡さん
ご飯を食べながら、あれこれ語り合って、さっき帰宅。

でもって、そのダンスは、コンテンポラリーダンス。
現代舞踊というと、白塗りのわけのわからない・・って思う方もいらはるかもしれませぬが
今日の公演は、私にはすごくしっくりきて、最後のシーンでは涙出ちゃった位。

その感想は次回ってことで、今日の画像は午前の 書道教室 で書いた木簡千字文の臨書。
筆はお気に入りの仿古堂の雅。
木簡を書いてる時は、気持ちがるんるんらんら~ん、となるのでして。

午後からのインテリアの書の教室の模様もまた次回。

濃厚で気持ち充実の時間でした。
田岡さ~ん、お誘い下さりありがとうございました~ 

さすがに眠~い
おやすみなさい。。
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月

2012-10-02 | つれづれ
                   (半紙) 背景は画像処理


月 きょうげつ って読むのだと思うのですが。違ったら教えて下さいまし
皓月に同じ、明月のこと、とな。(新修墨場必携 法政大学出版局より)

「月」は普通中心か、どちらかというと右側に書きたいところだけど
思い切って左にしてみたら、それも有りかなとか思いつつ 

昨日は夜11時過ぎから、なんだか墨場必携をめくっては、あれこれ書いて。
書いてた時は楽しくて、もう1枚、もう1枚って。
なかなかいい感じに書けたかも~って思っていても、翌日になるとため息。

でもそのため息が出ると、また書きたくなるのでして。
木簡の本を眺めていても、無性に書きたくなる、というより
木簡と、つっつきあったりしたくなるというか。
ただそれだけのことに、なんだかありがたや~って、つくづく 

さてさて、長かった猛暑から、気がつくともう!10月。
12月の書TENの作品構想、制作や、今年は何回か開催予定の年賀状教室の準備やら
年末に向けて気忙しくなってきました。

気持ちだけは毎年、今年こそ、こそ、早め早めの準備をばと。
いえいえ、今年こそは 


う~ん、またまた時間を置いて眺めてると、墨量も同じだし、明月の気品が足りんなぁ。
次回こそは 


こちらもお時間ありましたら→ インテリアの書
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