(写真はパンフレットから拝借)
世間では三連休ですね~私も今日はのんびりしてました。
さて、4日に行った
Alain Platel 振り付けのダンス、
『OUT OF CONTEXT-FOR PINA』の話の続きをば。
思いがけず観に行くことになったのだけど、すんごくよかった。
何がどうと聞かれても、うまく説明できないのでまずはこれを↓
今回のじゃないけど同じ演目。
小柄な日本女性が、誘ってくれた田岡さんの友人の彫刻家の娘さん伊藤郁女(かおり)さん。
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肉体全て、端から端まで、血管や見えない神経の筋まで使っているような
時に激しく、時に脆く、時にエロティックに、時にユーモアたっぷりに
意識的に、無意識に、吐き出すように、絞り出すように、小刻みから大きなうねりに
規則的だったり、不規則だったり、個だったり、集団だったり、激しさと儚さと
生きてる全てをさらけ出しているような動きを、80分間ほぼすっと。
初めは、どうして人は表現しようとするのか、表現しないではいられないのか、とか
人ごとのように観ていたんだけど、だんだん一緒に体を動かしたくなってきて
頭の中では、同じ動きをしていたというか。
舞台の上の9人はあんなに激しい動きの連続なのに、汗だくって感じでもなく坦々と
踊ってるんだけど、私はもう息切れしながら着いて行ってる感じで
80分の間に、いろんな感情が湧いては消え、戻り、去り。
個人的には紫の女性とピンクのパンツの男性の表情が気になってました
最後に客席に向かって、一人のダンサー(最初の写真のパンツの人)が静かな口調で
「Can you hold up your right hand ? 」(右手あげてくれる?)
と言うと、客席は皆右手を上げて、すると今度は
「一緒に踊ってくれる人はいますか?」と。
それはちょっと・・って数名を残して手を下げていって。
その後しばらく沈黙があって、寂しそうに舞台へ戻っていくのだけど、
なんだか、そこでぐるぐる感じるものがあり。
う~ん、全然まとまらない感想だけど、やっぱりこれは観て体感しないとねぇ。
振り付け師Alain Platel のインタビュー
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今回の作品は、Alain Platel 氏が敬愛する
ピナ・バウシュ に捧ぐとあるのだけど
そのピナ・バウシュの映画「踊り続けるいのち」というのがあったようで。
知らなかったのが残念。DVDで観てみようと思う。
ちょっとはまってしまった。。
踊り続けるいのち
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夢の教室
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ピナのことばの中で、「どんなダンスをするかじゃなくて、ダンスでどう変わるかが大事」
みたいなのがあって、すごく共感。
書も、生きることも、結果じゃなくて、その途中の毎日の自分と向き合うことが大事、ってね
あの日以来、家でも外でも、腕やら腰やら動かしながら過ごしてます
3年に1度のコンテンポラリーダンスの祭典
ダンストリエンナーレ トーキョー2012 は
10月14日まで開催中。