8月4日にお邪魔した現日展の
前回に続く作品のご紹介をば。
書TENでご一緒させて頂いていた方々の作品から。
最初の画像の作品は
越智麗川氏の桂本万葉集。全体と部分はこちら↓
伊地知 星夏氏 水原秋桜子の句
木原光威氏 山本洋三詩 充満する残響
谷合双辰氏 紀貫之のうた 四首
中谷翠泉氏 泰楽安善
岡村雞守齋氏
多田翠香氏 臨 灌頂記
そして、木原氏の作品となった詩を書かれた
山本洋三氏の臨 書譜
全体はこちら↓
2010年に始まった十人十色の
書TEN。
TENは現日会の方が7名、無所属1名、
私ともうお一方が奎星会(私は退会していますが)。
皆さま、書にも人に対してもとても真摯で、お心深く、
現日会のスローガン、「燃える現日」の魂を感じます。
このブログがきっかけで越智氏にお誘い頂き、未熟ながら5年間、
私なりに毎回新しいことにチャレンジできたことや、
長年所属していた会とはまた違う書風、空気感は、新鮮で刺激的でした。
けれど昨夏以来、暮らしの中に父母の介護、介助の時間が多くなったことや
母と一文字一文字、拙い書を書く時間を重ねていくうちに、
今の自分にできる書とのかかわり方について焦り、迷い、悩みました。
TENが10年目を迎える年は東京オリンピックの年。
その節目を迎える前に、残念ながら私はTENを去ることになりました。
TENの皆さまにはご迷惑をおかけしてしまい、自責の念が強く迫ります。
そんなこんなの中、拝見した現日展。
お一人お一人のお人柄と、5年間一緒に書を楽しませて頂いた
充実した時間を思い出すと感慨深く、感謝と感激を心に刻んできました。
書TENは11月20日~23日、今年も池袋芸術劇場で開催です。
近くなりましたらまたご案内させていただきます