二〇二四年十二月二十八日(土)。
早朝(午前五時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
朝食(午前八時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
昼食(午後一時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
夕食(午後六時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
ぴーちゃんと呼んでいた白いぬいぐるみ。ずっとヒヨコだと勘違いしていたのだがよく顔を見るとフクロウ。それはそれとしてタマがいつも遊ぶのは赤い犬のぬいぐるみばかりで是非ぴーちゃんとも仲良くなってもらいたいと思っていた。そこで飼い主は作戦をひとつ立てる。午前四時頃からこそこそとコーヒーの準備。敏感に物音を聞きつけてさっそくタマは起きてきた。
タマさん、今朝は早くから調子良さそうだね。
飼い主もね。
いや飼い主は病気で眠れないだけのことで時間がもったないから本でも読もうかと。そうだコーヒーを淹れる間にぬいぐるみを追いかけてみるかい?
うん、早く投げて。
よく見てよく形を覚えるんだ。そうら!
わー、なんだか新しい!ソファまで一気に走っちゃう。
今度はソファから廊下まで投げるね、そうら!
きゃー、タマ走る!でも廊下ちょっと寒い。
次もまた部屋の出入り口からソファまでだよ、そうら!
うにゃー、ひと息で駆けつけてかぷり付くのってとっても気持ちいいや!
よく見てごらん、赤い犬さんじゃないんだ。わかる?
ん?むむ、、、。
ふくろうって言うんだ。世界じゃミネルヴァといって知恵の神様さ。知恵梟って掛け言葉で縁起を担いだりもするかな。うちじゃ「ぴーちゃん」って名前で呼んでる単なるぬいぐるみなんだけど。
タマ、ぴーちゃんのこと気に入ったよ。噛み噛みさせてくれるし蹴り蹴りさせてもくれる。
タマが生まれる前からずっとあったんだ。気づいてないみたいだった。
そうなの?楽しいからこれからも一緒に遊ぶことにするよ。
というわけで朝食後、タマはソファに置いたフクロウのぴーちゃんをさっそくぺろぺろ舐めて毛繕いしてやっていたのだった。
黒猫繋がりの楽曲はノン・ジャンルな世界へ。マルコポロポロ。地球が崩壊し出すと人間社会も大抵崩壊し出しているのが通例。例えばなぜごくふつうの飲料水を手にいれるためだけなのにわざわざ値上がりするのか。身体の七割は水分から出来ているにもかかわらず。それでも多くの人間は絶滅するまでわかろうとしない。そんななかから湧き水のように出てくる音楽というものがとりわけ近代の成立とともに多岐に渡り出現するようになった。これもまたそのひとつなのだろう。