私が13年近くにわたって家計簿ソフトとして使っているMicrosoft Moneyは、2009年9月30日の記事「Microsoft Money 販売終了」に書きましたように、2009年9月30日でパッケージ版(在庫分)・ダウンロード版共に販売を終了して、「為替・株価の更新」や各金融機関の取引明細を自動でダウンロードできる「明細自動ダウンロード機能」も今年の1月31日で終了してしまいました
それでも、代わりになりそうなソフトが見つからないこと、過去10年以上にわたるお金の出入りデータをムダにしたくなかったことから、今もMicrosoft Moneyを使い続けています。クレジットカードや銀行の取引明細は手動で、あるいは手動ダウンロードで照合できますし
…。
でも、いつまでもを使い続けられる保証はないし、そもそも私が使っているMicrosoft Money Plus Editionは、Windows 7での作動が保証されていません
そんなわけで、Microsoft Moneyのデータを引き継いで使える家計簿ソフトを探し続けていることに変わりはありません。
そんなおり、耳寄りな記事を見つけました
「窓の杜」に今年1月18日付けで載った「販売終了した“MS Money”の機能制限無償版 『Money Plus Sunset Deluxe』日本語版」という記事です。
気づくのが遅いことは横に置いといて
、要は、「明細自動ダウンロード機能」などのオンライン連携機能は無効ながら、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトなのだとか
これなら、オンライン連携機能がないのは今と同じだし、「Windows 7対応」というのは改善
です
さっそく、Microsoft Money Plus Sunset Deluxeを試してみることにしました。
すぐにメインPCにインストールしてあるMicrosoft Money Plus EditionをMicrosoft Money Plus Sunset Deluxeに入れ換えるのではなく「試してみる」ことにしたのは、本当にデータを引き継げるのかどうか不安だったし、オンライン連携機能以外にも省かれた機能があるのではないかと不安だったためです。
そんなわけで、Microsoftのサイトからプログラムをダウンロードして、モバイルPC
へのインストールを開始
ありゃ? これは本当にMicrosoft Money Plus Sunset Deluxeのセットアップ画面か?とちょいと不安に思いつつも作業を続行
そして、スルスルとセットアップが完了して、プログラムを起動させました。
と、起動画面が…
メインPCにインストールしてあるMicrosoft Money Plus Editionの起動画面と瓜二つ
本当にMicrosoft Money Plus Sunset Deluxeのセットアップが完了したのでしょうか?
そして、メインPCからコピーしたデータファイルを開くと、やはり見た目はまったく同じ
です
でも、バージョン情報を見比べますと、
Microsoft Money Plus EditionがVersion 17.0.120.1415 なのに対して、Money Plus Sunset DeluxeはVersion 17.0.120.3817 と、確かに新しいバージョンですな。
Microsoft Money Plus Editionで作成したデータをMoney Plus Sunset Deluxeで開いて見ると、問題はなさそうです
これなら、しばらく両方を使い比べて、問題がなければメインPCのMicrosoft MoneyもMicrosoft Money Plus Sunset Deluxeに入れ換えることにします
それにしても、この措置、Microsoftをちょっと見直しました
Microsoftにしろ、Appleにしろ、Googleにしろ、米国のIT企業って「成功するとすぐに傲慢になる」印象が強かったのですが、今回は拍手
です
もっとも、今後も最新OSに対応したバージョンをリリースしてくれるか不明ですが…