先日、YOMIURI ONLINEを眺めているとき、とある見出しに目が止まりました。
というもの。
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この見出しで思い浮かんだのは、2009年のゴールデンウイークに行ってきた尾道、艮神社のクスノキでした。
ちょっとドキドキしながら記事を読むと、
広島県内最大級の巨樹で、県天然記念物に指定されている尾道市長江、艮(うしとら)神社のクスノキ群のうち、最も大きな1本で枝葉の枯れが深刻化し、近隣の建物などに落下している。
だそうで、当たりでした。
かなりあちこちで楽しんだ2009年春の「瀬戸内&四国ツアー」(記事はこちら)でも、一二を争う尾道の、そのまた一二を争う艮神社のクスノキが危なくなっているとは、こりゃただ事ではありません
記事によりますと、
永井政昭宮司は2008年、「昔は葉が茂っていたのに、今は空が透けて見えるね」という妻桂子さんの言葉で、随所に枯れ枝があるのに気づいた。
太さ10センチ程度の枯れ枝が激しい風雨などで落下するようになり、隣家の倉庫の屋根に当たったり、境内のみこし庫の瓦が割れたりした。神社は昨年12月、参拝客向けに「頭上注意」と書いた看板を設置した。
樹木医で市文化財保護委員の村上幸弘さんによると、長年にわたって多くの参拝客らに踏まれた土がだんだんと固くなり、根が弱ってきて、水、養分、酸素の吸収が悪くなったのが枯れ枝の原因だという。
だそうです。
「土が固くなって、水・養分・酸素の吸収が悪くなった」というのは、熊本の花畑(はなばた)公園のクスノキの受難と同じではありませんか(記事はこちら)
幸い、
神社から相談を受けた市教委と村上さんらが対応を協議。今月10日には東京の業者を招き、音響波を用いた樹幹内部の診断を行ったところ、腐朽や空洞化は進んでおらず、「健全」という結果が出た。
だそうですから、時間とお金と愛情をかければ、元気になりそうです。
またいつか尾道に行って、元気を取り戻したクスノキを眺めたいものです。