新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

避難したつもりではなかった京都旅行記(その1)

2011-03-29 06:11:35 | 旅行記

先日のYOMIURI ONLINEに、「江・浅井三姉妹博も影響じわり…客が2割減」と題する記事が載っていました。う~む…と思いながら読んでみると、こんな記述がありました。

一方で、料金が比較的安価なビジネスホテルを中心に、東北・関東圏から〈一時避難〉してきたとみられる宿泊客がいる。
ホテルコムズ大津」(大津市逢坂)では16日頃から、東京都や神奈川県など主として関東方面から、一時避難の客が増えた21日までで数十組に上り、多くは22日頃までの宿泊だが、中には3月末頃までの予定の客もいるという。

ありゃ、このホテル、私が今回の京都旅行で1泊目の宿としたホテルではありませんか
もしかすると、この記事に「関東方面から、一時避難の客」書かれている客には、私も含まれているのでしょうか? 客観的には、私も「一時避難」の客の一人だったんでしょうな、きっと。

   

さて、すでに1週間前のできごとになってしまった京都旅行記をつらつらと書き始めることにします。
完結はいつになるやら、さっぱり検討がつきません。ちょっと思うところがあって、、、、、ですし

で、初日(3月19日)の私の行動の一部は、20日の記事「京都旅行ダイジェスト(日目)」で書きましたので、それと重複しないようにいたします。

自宅徒歩最寄り駅JR埼京線赤羽駅JR京浜東北線東京駅東海道新幹線京都駅JR琵琶湖線大津駅ホテル大津駅JR琵琶湖線京都駅徒歩東本願寺

のルートで東本願寺にやってきた私は、修復中の阿弥陀堂でお参りしました。

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畳の上に正座して手を合わせていると、大震災で亡くなった人たちとか、被災者の人たちのことをお祈りしようと思いつつも、いろいろ考えることができなくなってしまい、ただ手を合わせて黙祷するしかできませんでした。

参拝のあと、お土産売り場を覗いてみました。せっかく実家の菩提寺の本山に来たのですから、実家にお土産を買おうという次第です。レジの人に遠方に送ることができるかどうか尋ねると、郵便局の臨時出張所があるので、そこからゆうパックで送ることができる由。
そこで、花林糖を買い、郵便局の臨時出張所に行き、伝票に実家の住所を書き込んでいると、係のお嬢さん曰く、

「すみません。東北地方宛てのものは受付できません」

ですと。がぁ~~んデス。

確か、ヤマト運輸さんは、1~2日前に青森・秋田・山形宛ての荷物の引受を再開したというニュースを聞いた記憶があります。しかし、郵便局はまだダメ…

まぁ、腐るものでもないし、自宅まで持ち帰ることも視野に入れて、京都観光に臨むことにしました。

   

東本願寺は、ぐるりと壁で囲まれているのですが、鬼門にあたる艮(うしとら)=北東の角はこんな風に造られていました。

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京都御所と同様に(こちらの記事をご参照方)、艮の角をえぐって、鬼門をなくしていました
風水というものは、宗教の概念をも超えるものなのかもしれませんな。

さて、烏丸通からこの角を左に曲がって花屋町通に入ってしばらく進むと、写真でさえ見たことのない東本願寺の姿を見ることができました。

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なまこ壁のがあるは、

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大名屋敷のような門(内事門)があるは、ついには、

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城壁のような石垣までありました。

いやはや、本願寺が東西に分けられる前は、どれほどの勢力を持っていたことか…。

   

それはそうと、宅配便を受けつけてくれそうなところがさっぱり見つかりません。
ヤマト運輸さんの幟を掲げたお店を1軒だけ見つけましたが、入口はしっかりと閉ざされて、「土日祝日閉店」の掲示まで…

そうこうするうち、堀川通に至り、西本願寺が見えてきました。
私にとって東本願寺お参りするお寺なら、西本願寺鑑賞するお寺です。
さっそく堀川通を渡る横断歩道を探していると、西本願寺堀川通を挟んだ反対側、つまり私が立っている側に門がありました。そして、その門の東側の道を覗くと、そこにあったのは、

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おぉ~、噂に聞く「伝道院」ではありませんか
かの伊東忠太さんが真宗信徒生命保険㈱の社屋として設計した建物です。

近づいてしげしげと鑑賞すると、伊東忠太動物園が繰り広げられていました

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ほげぇ~

今回の旅行は、ほとんど事前の準備をせず、地図さえも持たずにやって来たものですから、「伝道院」を観られるとは、まったく予想していませんでした。

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ですから、余計にうれしい邂逅でした。

京都の近代建築との出会いは、まだまだ序の口なのですが、この先はまた後日

ここまでのルートと写真撮影場所は下の地図のとおりです。

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つづき:2011/03/30 避難したつもりではなかった京都旅行記(その2)

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